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2006年7月15日 (土)

ええじゃないか!で大騒ぎ

 

慶応三年(1867年)7月15日、三河国・吉田=現在の愛知県豊橋市で、伊勢神宮のお札が空から降ってきました

・‥…━━━☆

これは、吉兆だ!と村の人々は大喜び。

じつは、その前日にも近くの村で降ったばかりでした。

そして、その翌日も、そのまた翌日も・・・。

周辺の村々は、にわかにお祭り騒ぎとなりました。

お札が降ったお家はお金持ちの家が多かったため、親類縁者を集めて宴会を開くわ、家の前で、通りを歩く人に振る舞い酒や餅まきなどするわ、そのうち誰からともなく「ええじゃないか」と踊りはじめます。

始めは吉兆にたいして、めでたい事じゃないか!「ええ(事)じゃないか」と踊っていたのが、いつしか(何でも)ええじゃないか」に変わり、そのうち(何をしても)ええじゃないか」となっていき、またたく間に作法もくそもなくなっていきます。

男が女の姿をしたり、老婆が若い娘の着物を着たり、派手な格好で踊ったり・・・最終的に(これもらっても)ええじゃないか」豪商の家を破壊し、金品を強奪していくようになります。

この現象は、20世紀のメディア顔負けの猛スピードで、各地に波及していきます。

西方面は、10月に京都・大阪で、11月には尾道で、12月には広島まで到達。

東方面へは、もっと早く8月に浜松、すぐに駿河・箱根を越えて、11月には江戸へ・・・。

とは言え、これほどの大流行には、やはり、わけがあります。

この慶応三年という年は、日本において一大転換期だったのです。

10月には大政奉還(10月14日参照>>)、12月には王政復古の大号令(12月9日参照>>)。

世の中が変わってほしいという期待、未来が見えない不安、それらが交錯してわけのわからない大騒ぎへと民衆は走ったのでしょう。

現に、未来への道筋が見え始めた翌年には、嘘のように「ええじゃないか」の大騒ぎは、なりをひそめ鳥羽伏見の戦い(1月3日参照>>)の後に、東へと進む官軍は、楽チンな進軍となる(3月3日参照>>)のですから・・・
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幕末・維新」カテゴリの記事

コメント

 茶々さん、おはようございます。

 この「ええじゃないか」騒動は謎の多い現象でしたね~、この時期の世相を考えると仰るとおり日本の一大転換期でしたから、期待と不安の表れだったのでしょう。

 最近もこの関連の出版があったりと、謎を膨らませる(笑)出来事のひとつですが、当時もささやかれた「倒幕派」の関連もあながち的を外れた推理でもないかも知れません。
あの大隈重信もたしか「誰かの仕業だと思うが、確証がない」と言っていたそうですし。

 この自然発生的な現象、無秩序になりながらも「王政復古の大号令」を過ぎたころを境に消えていきます~う~ん、不思議ですね~。

投稿: ルーシー | 2006年7月16日 (日) 05時13分

ルーシーさんコメントありがとうございます。
私も『倒幕派の仕業』の意見に賛成ですね。
この大騒ぎのおかげで倒幕派の活動が、かなりうやむやになってますからね。
ただ、ここまでの大きな騒ぎになったのは、やはり民衆の中に世直しへの切なる願望があったればこそでしょうね。
個人商店への暴動は賛成しかねますが・・・世の中がそれだけ不安だった、って事でしょう。

投稿: 茶々 | 2006年7月16日 (日) 15時59分

茶々さん、こんばんは。
直接関係ないのですが、今度の朝ドラは時代劇でこのええじゃないか騒動に巻き込まれますね。それだけ武家だけでなく庶民、特に商家は困っただろうと思います。特に保守的な事業の人は・・・本当に明治になって幸せになった人は少ない感じがします。
篠沢教授の意見ですが、世界第二の国民革命といえるのが明治維新ですね。

投稿: non | 2015年9月21日 (月) 22時30分

nonさん、こんばんは~

今度の朝ドラは、幕末が舞台なんですね。
朝ドラは、いつも話題になってますね。

投稿: 茶々 | 2015年9月22日 (火) 01時10分

茶々さん、こんにちは。
今度は幕末から大正までです。日本女子大学の創始者であり、大同生命の創始者、無くなりましたが三菱東京UFJに繋がる加島銀行、ご主人がユニチカを作りました。関西では影響力ある方ですね。
でも朝ドラが時代劇とは斬新ですね。武士も出てくるし、時代劇ファンには嬉しい話です。
ところで京言葉は残っていますが、船場の難波言葉は残っていますか?指導する人はどんな人なのか気になります。

投稿: non | 2015年9月22日 (火) 16時06分

nonさん、こんばんは~

船場言葉は…
ドラマやお芝居では、今でも方言指導など行われるようですので、伝承役の方はいらっしゃるのでしょうが、実際には、ほとんど残ってませんね。

ただ、大人になってからは京都と大阪の中間に住み、そのうちの10年間を仕事のために富山で暮らしながらも大阪弁が消えなかった私が、久しぶりに、ずっと同じ場所に住んでいる地元中学の友達に会うと、「そう言えば、こんなしゃべり方してたなぁ」と、懐かしく思う事があるので、一般的に、全国の皆さんが思っている(芸人さんのような)大阪弁では無い大阪弁が残っている事は確かです。
私の大阪弁は、すでに河内弁と混ざってしまってます。

投稿: 茶々 | 2015年9月23日 (水) 02時18分

茶々さん、おはようございます。
この春に大阪駅から一緒に乗車した大阪の人たちは確かに芸人と全然違う大阪弁でした。特に蝶々さんを詳しく知っている箕面の人は綺麗な大阪弁を話していました。そのお友達の人も丁寧な話し方をしていました。雰囲気も良かったです。ただ船場の言葉はもう無くなったのかなと思ってしまいますが、お年寄りの話を聞いていますと船場の言葉が残っている感じもします。
河内弁は今東光の悪名みたいな感じですか。私はあまり知らないです。塩爺は河内弁ですね。

投稿: non | 2015年9月23日 (水) 09時28分

nonさん、こんにちは~

箕面は、少し北になりますね~北摂は品があります。
私の地元の中学の校区は、天満橋から上六の環状線の内側東半分くらいで、途中から船場中学と合併したので、お友達は船場言葉っぽい感じが多いです。

昨年の同窓会で、「最後に締めを…」ってなった時に、何の打ち合わせも無いにも関わらず、全員で見事に『大阪締め』がそろったので、ちょっとうれしかったです。

投稿: 茶々 | 2015年9月23日 (水) 15時35分

茶々さん、こんにちは。
そうなんですか。北摂は品が良いのですか。そう言えば蝶々さんも品が良かったです。
天満橋から上六までとは結構広いですね。船場とも合併したのですか。船場の言葉が生で聞けるのは羨ましいです。
大阪締めはあまり詳しくないです。一本締め、三本締めしか知らないです。
実は親戚が大阪にいます。行ったことが無いです。でも大阪は親しみがわきます。それであさが来たは見たいです。朝ドラの時代劇は面白そうですね。

投稿: non | 2015年9月23日 (水) 17時03分

nonさん、こんばんは~

上六の手前あたりまでだと思いますが、私は、玉造側だったので、そこらへんの境界線はよく覚えてないんですww(*´v゚*)ゞ
中学へは、森ノ宮から地下鉄で通っていたので、広いと言えば広かったのかも知れません。

投稿: 茶々 | 2015年9月24日 (木) 01時46分

ご無沙汰しています。
西郷どんでも「ええじゃないか」に触れていましたね。お竜さんが一段に混ざっていました。

昨日は地上波が休止で総合では残り11回のまま。特別編をもう1回する場合は最終回は12月23日(再放送が同29日)がリミットです。1回休止で日程がギリギリですが、もしも何らかの理由でもう1回地上波が休止になると本編の回数を1回減らすか?

長年大河ドラマを見ていますが、関東接近とは言え「台風情報で地上波休止」は未経験です。過去25年で見ると「台風情報で地上波休止」はなかったと思います。

投稿: えびすこ | 2018年10月 1日 (月) 16時44分

えびすこさん、こんばんは~

私はBSで見ちゃったので、総合で休止になった事は後で知りました。
結局、総合では1週間ズラして放送するみたいですが…

ネラバレしてはいけないので内容は言いませんが、相変わらずの驚くシーン満載の回でした。

この脚本家さんは、歴史を知らないのか?知っててわざとやっていらっしゃるのか?
わざとなら、おふざけが過ぎて歴史をバカにしているようにさえ映ってしまうし、知らないのなら、ここまで歴史を知らない方に時代劇の脚本をお願いする事が間違いだったような気がしています。

投稿: 茶々 | 2018年10月 2日 (火) 03時21分

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