ほおずき市の起源は頼朝さん
7月9日、東京の下町では、あちこちでほおずき市が立ちます。
・‥…━━━☆
その中でも代表的なのは、浅草(せんそう)寺のほおずき市。
古くから夏の風物詩として、下町の人々に親しまれてきました。
四万六千日(しまんろくせんにち)という7月10日の縁日の日にお参りをすると、4万6千日参った事になるという言い伝えがあり、その信仰と相まって、ほおずき市は多くの人で賑わいます。
うちわを片手に浴衣姿でほおずきを買い求める姿は、関西人の私でもテレビのニュースなどで映像が流れると、江戸情緒というか・・・下町の風情を感じますね。
「夏がきたんだなぁ~」って思います。
ところで、このほおずき市は、もともと源頼朝が、奥州征伐(8月10日参照>>)の帰り道、浅草で部隊を休ませ、日射病で倒れた兵士たちにほおずきを食べさせて元気づけた・・・という逸話から、ここに市が立つようになったんだそうですよ!
ま、あくまで伝説の域を出無い話ではありますが・・・
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コメント
茶々さん、こんばんは。
私の母親が浅草なので、ほうずき市というと親近感がわきますね~。 市へ行っては、よくほうずきを買ってきてました。
しかし、源頼朝がそのように関係していたとは知りませんでした~情緒ある日本のさまざまな行事には、やはり歴史がいろんな角度から関連しているんですね~。
投稿: ルーシー | 2006年7月10日 (月) 05時43分
ルーシーさんコメントありがとうございました。
浅草には、思い出がおありなんですね・・・残念ながら、私は浅草へは一度しか行ったことないですが、東京の下町と聞くと、車が通れないような石畳の路地、玄関に朝顔の鉢植えが置いてあって、おばあちゃんがバケツで、打ち水をしてる・・・そんな光景を思い描いてしまいますが、今もそうなんでしょうか?
その風景は京都の路地裏と相通じる物があって、私は大好きですね。
投稿: 茶々 | 2006年7月10日 (月) 13時27分