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2006年7月31日 (月)

『夏越大祓』…茅の輪くぐり神事のお話

 

7月30日・31日は、神社で、茅の輪くくりという神事が行われます。

・‥…・‥…・

これは、『夏越大祓』(なごしのはらえ)とも言われ、正月からこっちの半年間の罪・けがれをはらう行事で、昨日・今日だけに限らず6月の半ば頃から7月にかけて全国各地で行われます。

京都の神社では、6月30日に行われる所も多いように思います。

この神事は、『備後風土記』に書かれた素戔鳴尊(スサノオノミコト)の神話がもとになっています。

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昔、スサノオノミコトが旅の途中病にかかり、ある村で一夜の宿を求めました。

その村には、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟が住んでいました。

弟の巨旦将来は裕福な暮らしぶりでしたが、冷たく宿を拒みました。

しかし兄の蘇民将来は貧しい暮らしにもかかわらず、「たいした事はできませんが・・・」と、茅のふとんと粟の食事で暖かくもてなしました。

そのおかげで、ミコトも元気になり、その後何年かのちに、ふたたびこの村を訪問した時、蘇民将来の家を訪れ、こう教えました。

「近く、この村で疫病が流行るだろう。その時、ちがやで輪を作り腰にぶらさげておきなさい。そうすれば疫病から免れる事ができるだろう」

しばらくして、ミコトの言ったとおり村で疫病が流行りました。

巨旦将来をはじめたくさんの村人が病に倒れる中、蘇民将来の家族だけは、茅の輪を腰にさげていたので、助かりました。

・‥…━━━☆

多くの神社では、罪けがれを託した人形(ひとがた)を、川に流したり、焼いたりしてけがれをはらい、この故事にちなんで、茅萱でつくった茅の輪を、左回り、右回り・・・と∞を描くようにしてくぐります。

そして、この茅萱を抜いて持ち帰り、輪にして吊るしておくと厄除けになるとされています。

Tinowa

京都・椰神社の『茅の輪くぐり』
ここもやはり素戔鳴尊をおまつりする神社です


 

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