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2007年12月 3日 (月)

文明開化~初のピストル強盗現る!

 

明治十九年(1886年)12月3日の明け方、東京日本橋絵草子屋に押し入った強盗・清水定吉逮捕されました

・・・・・・・・・・

西南戦争が終結し、徐々に国会開設への道を進んで、時はまさに文明開化・・・

とは言えど、鹿鳴館(11月28日参照>>)で外国との付き合いにも右往左往し、まだ大日本帝国憲法も発布されてはいない頃・・・

Meizizyunsanoyaihogekicc_2 この犯人逮捕にあたっては、ちょうど、鬼と呼ばれた三島通庸(みちつね)が、初代・警視総監に就任したばかりで、警察の威信をかけて、自らが陣頭指揮に乗り出し、全力をあげての逮捕劇だったのです。

なぜ、そこまで、力を入れて、犯人逮捕を・・・?

実は、この定吉が犯人だと思われる強盗事件が起き始めたのは明治十三年(1880年)頃・・・。

それまでの強盗と言えば・・・
例の風呂敷をかぶって鼻の下あたりで結ぶいわゆる『盗人かぶり』・・・そして、手に持った出刃包丁を突きつけて「金を出せ」・・・とお決まりのパターン。

ところが、この強盗は、縞の袷(あわせ)に『オカマ帽』といういでたち
・・・と続きに行く前に・・・「オカマ帽って何?」と思ったのは、私だけじゃないですよね?

・・・で、調べてみますと、オカマ帽というのは、当時の最先端ファッションで、名探偵・金田一耕介ががぶってるあの帽子だそうです。

あれって、チューリップハットじゃなかったんですね~・・・って事は、『できるかな?』のノッポさんもオカマ帽?

・・・って、そんな事はどうでもいい!

とにかく、縞の袷にオカマ帽は、今ハヤリのナウいスタイルだったわけです。
もちろん、この強盗が特異だったのは、おしゃれなのではなく、その凶器。

なんと、彼は手にピストルを持って神田浅草といった東京の下町の商家に押し入り、主人が抵抗すれば、容赦なく射殺する・・・という極悪非道な方法で盗みを続け、当時の東京市民を震え上がらせていたのです。

そう、『日本初のピストル強盗です。

明治政府がグダグダして、警視総監もまだ任命していない間に、強盗のほうが先に文明開化しちゃってたのです。

これは、捨ておけません。
そりゃ、警察の威信にかけて捜査するわけです。

そして、警察が一体となった捜査の甲斐あって、明治十九年(1986年)12月3日、とうとう、御用とあいなったわけです。

犯人の清水定吉は、翌年9月に死刑となります。

時代の最先端を行く事はカッコイイですが、犯罪はいただけませんねぇ・・・。
 

・‥…━━━☆

・・・と、今日は、意外に記事が短かったので、次のページに、強盗で思い出した江戸時代『十両盗めば首が飛ぶ』というのは本当なのか?・・・というのを、続いて書いてみましたので、そちらも見ていただければうれしいです
                    ~(続きを見る>>)
 

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コメント

おお! でた~! 東京日日新聞!
これにあるネタってほんと、そそられますよね。ほんまに新聞記事のヤラセ丸出しの挿絵によって、一般市民は、ワイドショーに文明開化!
この捕物劇も、まあ迫力画像ではありませんか。月岡芳年も、こういうところでスキなんですねえ。いや・・・明治の「浮世絵」けっこう好きです。

投稿: 乱読おばさん | 2007年12月 3日 (月) 10時31分

おばさま・・・こんばんは~

新聞・・・というより完全にかわら版ですが、この頃の錦絵というのは、日々のニュースと戦国の英雄伝とが入り混じっていて、ホントいきいきしてますよね~

あの西郷さん生存説が新聞紙上を賑わした時も、いきいきと描かれていたんでしょうね・・・

投稿: 茶々 | 2007年12月 3日 (月) 17時57分

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