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2009年4月24日 (金)

大坂夏の陣図屏風を見てきました!

 

昨日、今年3度目の大阪城へ行って参りました~

Ikusabanokoukeip 「何回、行っとんねん!」
とツッコマレつつも、今回は単なる散歩ではなく、大いなる目的が・・・

現在、天守閣にて開催されているテーマ展「いくさ場の光景」を見るためでございます。

この展示は、そのテーマでわかる通り、合戦に関する品々を集めた特別展ですが、何と言っても、戦国合戦図の屏風が11点も!

昨日書かせていただいた賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦長篠の合戦小牧長久手、そしてもちろん関ヶ原・・・

中でも、今回、初公開となる「山崎の合戦図屏風」は、人物描写がいきいきとしています。

本陣に構える羽柴(豊臣)秀吉のもとへ駆け寄り、うやうやしく何物かを差し出す加藤清正・・・。
馬のいななきが聞こえんばかりに、今、走り出そうとする福島正則・・・。
敵に囲まれ奮戦する斉藤利三・・・などなど。

また、おもしろかったのは、「武田信玄配陣図屏風」・・・。

こちらは、上記の山崎の合戦図屏風のように、合戦している場面ではなく、その名の通り、今、まさに合戦が始まろうという時に、見事に整列している姿を描いた物で、手に手に槍を持つ兵士の間には、鉞(まさかり)や鳶口、さらには、大きな荷物をもつ工兵隊員など、陣を設営するための部隊も見え、大将を守るように配置された軍勢の、精かんな姿が描かれています。

そして、やっぱり、見たい「大坂夏の陣図屏風」・・・。

Natunozinbyoubutokubetutenzi_2 大坂夏の陣図屏風(部分)

これは、昨年、NHK「その時歴史が動いた」で、「戦国のゲルニカ」として紹介され、話題となった屏風で、以前、このブログでも、他の合戦図屏風とは少し違う、その画について触れさせていただきましたが(9月12日参照>>)、市街戦となった大坂夏の陣は、兵士だけではなく、一般市民もその巻き添えとなった戦いで、兵士対兵士の合戦の図だけではなく、一般市民に対する略奪や暴行による悲惨な光景が描きだされている物です。

この屏風は、大坂の陣に徳川方として参戦した黒田長政(くろだながまさ)が、戦後間もなく、その戦勝記念として、家臣の黒田一成(くろだかずしげ)に命じて描かせた物(11月13日参照>>)と伝えられ、現在は大阪城天守閣の所蔵という事で、天守閣の5階のフロアすべてを使って、夏の陣の事や、描かれた絵の細かな説明がされている、大阪城でもイチオシの品ですが、普段はそのパネル展示のみ・・・つまり、こういった特別展示の時でないと、本物にはお目にかかれないのですよ。

昨日は、天守閣・最上階の展望フロアでは、けっこうな数のかたがごった返しており、「ゆっくり見る事ができるかな?」と心配しておりましやが、どうしてどうして・・・ちょっと奥まったところに展示してあったせいか、約30分ほど、ほぼ独り占めでじっくりと拝見させていただく事ができました。

修復の仕方が違うのか?保存状態の差なのか?左隻より右隻のほうが、少し色鮮やかに見えましたが、そういった事も、実際にこの目でみないとわからない事・・・しばし、夏の陣の「その日」へとタイムスリップさせていただきました。

そして、見終わった後は、例のごとく図録の購入・・・こういった展示会の図録というものは、パンフレットと違って、少々お高いのですが、記憶の消耗の激しいワタクシにとっては、最重要のアイテムなのですよ。

はっきり言って、予算に限りがあれば、昼ご飯を抜いてでも、図録優先なのです。

・・・で、今回の「いくさ場の光景」の図録は1300円・・・っと、これが、なかなか良かったです。

・・・というのも、展示物が、甲冑や武器、衣類などが多い場合、はっきり言って、写真で見るより実際に見たほうが、細かく、正確に見る事ができるわけですが、今回のように屏風・・・しかも、合戦図となると、その細かさはハンパじゃないんです。

確かに、色や構図などは、写真で見るより、本物を・・・って感じですが、その絵が細かいために、ガラス越しでは、人物ひとりひとりの表情などは、よほどの視力の持ち主でないと確認できません。

それが、今回の図録には、アップで掲載されているのです。

徳川家康秀忠真田幸村大野治長・・・主要な武将とともに、例の悲惨な光景の部分も、いくつかピックアップされて、ドアップで確認できるのです。

最初のほうに書いた「山崎の合戦図屏風」でのいきいきとした姿も、ここで、もう一度確認し放題!

Dscn7958 昨日の大阪城(南側・外堀)

・・・と、あまりの嬉しさに、図録のCMまがいの紹介になってしまいましたが、図録の購入はともかく、「合戦図を見てみたいな」と思われたかたは、ぜひぜひ、どうぞ!

「いくさ場の光景」展は、5月6日まで開催・・・しかも、4月25日~5月6日のGW中は、天守閣の拝観時間が2時間延長になり、朝9時~19時までとなりますから、ちょっと遅くなっても安心です。

この機会に、合戦図屏風の最高傑作と称される「大坂夏の陣図屏風」をご覧になってみて下さい。
 

・‥…━━━☆

追記:遠方にお住まいのかたで、「展覧会には行けそうにないが、図録はほしい」とおっしゃるかた、大阪城天守閣の公式ホ-ムページから通信販売で購入できます↓。
【大阪城天守閣・図録のページ】>>

ただし、展覧会に行った場合は、見本で中身を確認してから購入できますが、通信販売の場合は確認できませんので、ご自身の責任で以ってご購入をお決めください。
(人それぞれ価値観がちがいますので、実際に手にとってみて、1300円が高いと思うか、安いと思うかまでは保証できませんので・・・)
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