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2012年3月15日 (木)

千年の思いを込めて創建された平安神宮

 

明治二十八年(1895年)3月15日、平安遷都1100年を記念して、京都・岡崎で開催された第4回内国勧業博覧会にともない、平安神宮が創建されました。

・・・・・・・・・・

第50代桓武天皇の平安京遷都以来、明治維新に至るまで、約1000年の都であった京都・・・

もちろん、正式な詔(みことのり)が出ていない事もあって、今でも都は京都にあり、天皇さんは東京に行幸してはるだけ・・・なんて考え方もありますが、やはり、明治維新とともに首都機能が東京に移転し、現在の首都は東京というのが一般的です。

それは、当時の京都の人たちも、実は重々承知・・・「正式には何も言われて無いやん!」と言ってはみるものの、現実として、すべてが東京に移り、なんとなく見捨てられた感がぬぐえず・・・

落ち込む気持ちに反して、「ならば、博覧会を誘致して、この京都を盛り上げよう!」となったのが、明治二十八年(1895年)4月1日開幕した第4回内国勧業博覧会だったのです(4月1日参照>>)

場所は、当時は京都の郊外で、未だ多くの空き地が残っていた岡崎周辺・・・その年が、ちょうど平安遷都から1100年という節目の年になる事から、博覧会は準備段階から大いに盛り上がり、開催2ヶ月前の2月1日には、メイン会場へお客さんを運ぶための日本初の路面電車も開通しました(2月1日参照>>)

その博覧会のシンボル的目玉メインパビリオンとして建てられたのが、明治二十八年(1895年)3月15日創建の平安神宮・・・大阪万博で言うところの太陽の塔???

とは言え、太陽の塔が万博のシンボル&記念碑として残されているのとは違い、この平安神宮は、今現在も、博覧会ではない京都の町そのもののシンボル的存在であり続けているのです。

それは、博覧会の開催後に、平安京への遷都を行った桓武天皇を祭神としてお祀りし、その後、昭和十五年(1940年)には、事実上平安京最後の天皇となった孝明天皇を祭神に加え、さらに、都を東西南北から守る四神相応(しじんそうおう)(2007年10月22日参照>>)の思想を受け継いでいるから・・・つまり、今も平安京を守り続けているわけですね。

さらに、建物も魅力的です。

Dscf1080pa600 歴史的建築物の多い京都では、比較的新しい建物ではありますが、手前にある応天門は、平安京の時代にあった應天門を、8分の5のサイズで忠実に再現した物・・・

社殿は、まさに当時、日本の中心だった大内裏の正庁である朝堂院の正殿=大極殿を、やはり8分の5のサイズで模しているのです。

 

それは、左右に蒼龍楼と白虎楼が連なる圧倒的なな風景・・・

Dscf1074pa1000

そうなんです。

千年の都=平安京と言えど、「あの応仁の乱で焼け残ったのは、千本釈迦堂(大報恩寺)だけ」と言われるくらい、すべての物を戦火で焼き尽くし、さらに続く戦国時代・・・その後半になって天下を取った豊臣秀吉によって、やっと現在のような京都の町が整備された(6月25日参照>>)のですから、今となっては、平安時代のソレを垣間見る事のできる建物は皆無なわけです。

そんな中で、ここは、まるで1200年前の平安京にタイムスリップしたかを思わせてくれる空間なのです。

修学旅行でも観光でも・・・年間を通じてたくさんの方が訪れる平安神宮・・・それは、そこに、あの平安時代の面影を求める事ができるからなのですね。

Dscf1060pa1000

本殿を取り囲むように裏に続く神苑も、四季折々の美しさを見せる美しい庭・・・というよりは、平安京の古の国風文化を意識した物で、池を鏡・・・それも自分を映す鏡に見立てて、自分自身を見つめ直し、心落ち着ける場所という神聖な思いが込められたお庭なのです。

訪れた人が心安らかに・・・それこそが平安・・・

Dscf1050a1000 平安神宮・神苑のくわしい事については本家HP:京都歴史散歩「平安神宮」でどうぞ>>(別窓で開きます)
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コメント

またJR東海のCMが流れています。「そうだ京都へ行こう」。桜の時期には沢山の人が来るんでしょうね。
今年は大正100年だとか。明治100年はイベントあったらしいけど。

投稿: やぶひび | 2012年3月15日 (木) 18時29分

やぶひびさん、こんばんは~

>今年は大正100年

ぜんぜん気づいてませんでした(><)
何かやるのでしょうか?

投稿: 茶々 | 2012年3月15日 (木) 20時04分

茶々さん、こんにちは。関東の人間なので、京都には憧れます。新婚旅行で行ってから、訪れていないので、また妻と旅行したいです。前にも書きましたが、老後の楽しみに取って置くつもりですが。

投稿: いんちき | 2012年3月16日 (金) 07時52分

いんちきさん、こんにちは~

老後の楽しみにご夫婦で…
そういう方を時々見かけます。
いいですね~

そうです!そのほうがゆっくり京都を見られます。

投稿: 茶々 | 2012年3月16日 (金) 12時34分

へぇ!!
色々な歴史があるんだねぇ!!(・∀・)イイ!
私も色々な歴史調べてみようかなぁ(*^.^*)
ありがとうございました!happy02

投稿: まどちん | 2012年3月28日 (水) 13時50分

まどちんさん、こんにちは~

また、遊びに来てくださいね。

投稿: 茶々 | 2012年3月28日 (水) 14時02分

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