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2020年6月 8日 (月)

これからしばらく麒麟が来ない大河ドラマ『麒麟がくる』第21回「決戦! 桶狭間」の感想

 

仕方ないけど、主役の光秀が単なる野次馬だった大河ドラマ『麒麟がくる』第21回「決戦! 桶狭間」の感想です。

解ってます!
解ってますよ~

未だ史料に登場していない時代に、変に長谷川光秀に何かをさせるわけにはいかない。。。
だけど、主人公だから登場させなきゃいけない。。。

脚本家さんの苦悩のご養子は痛いほど解っておりますが、今回の光秀は、完全にただの野次馬でしたね。

貧乏所帯なのに、どこからか馬を調達して清洲城に向かって行ったものの、染谷信長の隠し子抱いた川口帰蝶姫
「もう出陣しました」
って・・・完全に出遅れてるわ、途中で間宮左馬助が消えるわ、何をしたかった…いや、させたかったんだろ?

アッ!そうか~
桶狭間の戦いを終えた染谷信長に、どうやって調達したのか謎なキレイな水を差し出したかったんだぁ~←ってなワケではないですよねw

あ、でも、少し落ち着いて(見終わってからしばらくして)思い返してみると、この水を差しだして信長褒めのシーンがあったからこそ、見事に「エピソード1が完結」したっぽい感じで、しばしの休止に入る事ができるってことですよね。

そこはスタッフ様お見事でした。

以前の感想で、
本木道三が無くなって、明智城が落ちて、越前に逃亡するところで休止に入った方が良かったんじゃ?」
と、浅はかな事を申しましたが、今回、前半戦最大の盛り上がりの桶狭間と、その後の、この水やりシーンがあったおかげで、おもいっきり続きが気になるまま休止に入る事にならなくなったわけで・・・さすが、プロのスタッフ様のお仕事だと思いました。

で、桶狭間と言えば、
今回の「麒麟がくる」の桶狭間は、よくドラマで描かれる桶狭間とは、ちょっと違う雰囲気がしましたね。

よくドラマで描かれるのは、
陣幕の中、おもいっきし休憩しまくってる白塗り義元に、ジャジャぶりの雨の中、いきなり織田軍が奇襲をかけ、逃げまくる義元が・・・てな感じ?

今回は、それとは違う雰囲気で、やや小ぶりで迫力に欠ける感ありましたが、逆に、それが『信長公記』の記述に沿っていて、実際の桶狭間に近い気がしました。
●【桶狭間で義元を討った毛利新介と服部小平太】参照>>
片岡義元さんも、シッカリ戦うしねw

個人的には、今川家臣の岡部元信が義元の首を奪い返すシーン(2007年5月19日参照>>)もやってほしかったですが、それこそ、主役の光秀には関係ない事なので、今回はスルーで当然ですわな。

…にしても、今回の「麒麟がくる」の桶狭間のシーンは、大掛かりではなくこじんまりした雰囲気だったものの、そのぶん、映像技術のスゴさを感じたシーンでした。

毛利新介役の今井翼君がカッコよく飛ぶシーン・・・後ほど、じっくりコマ送りかスローで、もう1度見てみたいと思ってますが、あそこはワイヤーアクションやらCGやらを駆使して、これまでにないカット割りのお見事なシーンとなってましたね。
★追記:
愛之助さんの瞳に映るジャンピング翼を確認(@^-゜@)v

いやはや、最近はチャンバラも、こんな感じになりましたか~と、つくづく時の流れを感じる昭和世代です。

ところで、今回、染谷信長の隠し子紹介のシーンは、なかなかオモシロかったと思いますよ。

「こんな時に、自分以外に女性がいる事を知る帰蝶姫の気持ちは複雑なんじゃ?」
てな見方もあるようですが、それはちょいと現代人の価値観が強すぎるような・・・

そんな現代人の価値観を、うまく払拭できるように、「命懸けの出陣の時に子供を紹介する」という感じに、脚本家さんは持っていかれたんですよね?

そうです。
この戦国時代、殿様に後継ぎがいない状況だと、とっても不安なのです。

ま、実際には、信長さんはメッチャ弟いるので(異母弟含めるとあと8人くらいいる)何とかなりそうですが、ドラマには出てきてないし、出てた弟は殺しちゃったしですから、「死を覚悟してる」事を伝え、それとともに、もしもの時には・・・ってのを伝え、そして後継ぎ~ていう流れは思わず唸りました。
(側室の生駒の方については【信長、最愛の女性~生駒吉乃】>>でどうぞ)

一方、もう一人の隠し子(←ドラマ上出て来てないという意味です)
風間家康君の息子は、やっぱり、今川から奪回するタイミングで出て来るんですかね?

…というのも、今回、ドラマ内で、小者感満載の憎たらしいパワハラ上司だった鵜殿長照(うどのながてる)さん・・・実は、この後、家康が、とある戦いで、この方の息子(本人説もあり)を生け捕りにし、その昔、自分と信長兄が今川と織田の間で交換されたように、人質交換で以って息子(信康)(亀姫)(築山殿)を取り戻すんですよね~(8月29日参照>>)

今回のパワハラぶりは、その時の伏線と見たw

伏線と言えば、ちゃんが教えてもらった秘伝の薬は、何かの伏線なのか?
「何にでも効く薬」なのだから、今後、ものすご~く重要なシーンで、とてつもなく重要な事をしちゃうとか?

本能寺で火だるまの信長を助けたり…
天王山でズタボロの光秀を助けたり…
したら、最終回を迎えられないので、それは無いでしょうが、けっこう気になります。

…にしても、予告編を見る限りでは、いよいよ後半戦は、向井将軍様に代って滝藤将軍様や、クセ者の本郷前久様らがご登場のようで、メチャ楽しみなんですが、その予告編の最後が「本当に麒麟は来るのか?」ってなってますが、まさか、麒麟が来ないまま、来年の渋沢栄一さんが来ちゃうって事ではないですよね。

あくまで小休止ですよね?
と不安になりながらも、今回の桶狭間がかなり盛り上がったおかげで、その小休止の間も、今回の盛り上がりに浸りながら待つ事ができそうですが、

なんなら、次に麒麟がくるまでの間の大河名場面の再放送は、歴代大河の桶狭間シーンを集めて下さったりなんかしたら、いっそう期待して待つ事ができるのではないか?と…

とにもかくにも、再開を楽しみに待っておりますm(_ _)m
 

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コメント

茶々さん、こんばんわ。
毎回見ていますが、だんだん、この頃の大河ドラマの流れになってきたような。あと23回で山崎の合戦まで行くのでしょうか? 本能寺の変を丁寧にやってほしいと思っていますが、1、2週で終わっちゃうような感じですよね。今後に期待しますが……。

投稿: いんちき | 2020年6月 9日 (火) 18時03分

いんちきさん、こんばんは~

聞くところによると、最初から44回の予定だったみたいですが、第1回の放送の時代から、今回で13年の時が流れ、あとの23回で20年以上を描かなきゃならないわけです。

私としては、やはり光秀は信長の配下になってからが濃いので、後半に重きを置いていただきたかった気もします。

ただ、今年はスタート段階でアレでしたからね~仕方ないかも知れません。

本能寺もじっくり見てみたいですが、個人的は丹波平定をじっくり描いていただきたいです。

投稿: 茶々 | 2020年6月10日 (水) 02時46分

こんばんは。「桶狭間の合戦」を当時の人たちが聞けば、"なんであの今川義元が負けたんや?"となり、"たぶん一ノ谷の合戦みたいな奇襲だったんや"と納得したんじゃないかなと思います。実はいろいろ資料を当たっていくとこの大河のように、そして茶々さんが奇襲とは違うと気付いたように、大軍をあちこちの砦攻めに割いたために本陣が手薄にさせられ、信長の突入を受けてしまった・・、近いものを探せばアレクサンダーのガウガメラの戦いや、真田幸村が7人の影武者を使って家康本陣に突っ込んだ話が思い出されます。本陣を手薄にするなど雪斎が生きていたらあり得ないものの、信長は敵が軍師不在で陽動に引っ掛かりやすいことまで見越してこんな戦い方をしたのでは、と思われました。

投稿: 通りすがり | 2020年6月13日 (土) 23時47分

通りすがりさん、こんばんは~

おっしゃる通り、信長には勝算があったのでしょうね。
ただ、相手のいる事ですから、それが思い通りに行くかどうか?は、多少の冒険でもあったでしょうが…

投稿: 茶々 | 2020年6月14日 (日) 03時15分

茶々様
こんにちは。

全44回中41回が終わったという事で、明智光秀が出てくるはずのない所に沢山出て来ましたね。主役やから仕方ないのですが、無理をせずに越前一乗谷に行ってからのほうに尺をさけばよかったのにと思います。
最近、越前一乗谷で医者のような事をやっていた事がわかってきたみたいですね。薬の作り方を人に教えていたらしいです。その辺りをえがけば、何にでも効く薬を持つ薬剤師の駒ちゃんも活きてくるのに。

もっと秀吉が出てきても良いのではないかな
家康を正義として描こうとしているのかな
三好をその他色々の悪者として描こうとしているのかな
麒麟が来ないを言い過ぎではないかな

色々思う所はありますが、後半楽しみにしたいと思います。


投稿: 浅井市 | 2020年6月14日 (日) 16時05分

浅井市さん、こんばんは~

やはり、家康のとこに麒麟が来るんでしょうね~

後半戦はやる事いっぱいあるので楽しみにしてます。

投稿: 茶々 | 2020年6月15日 (月) 02時11分

個人的に意外だったのは藤吉郎が織田軍にいなかったことです。有名な草履の逸話はどこに織り込むのかな。
佐々木さんの次の登場はいつになるか?
後半は美濃関係の武将(竹中、蜂須賀、森各将)が順次登場いたしますね。

投稿: えびすこ | 2020年6月28日 (日) 14時43分

えびすこさん、こんばんは~

そうですね~
秀吉は、この物語の主人公に引導を渡す役目の人ですから、もう少し出て来てほしい気もしますが、配役が佐々木さんという事で、これまでとは違う感じのキャラクターになるのかも知れませんね。
楽しみです。

投稿: 茶々 | 2020年6月29日 (月) 02時42分

こんばんは。

遅ればせながら、ようやく21回の感想記事をアップしました。

野次馬というポジションの光秀は、うまいことやったのではないかと思います 笑

これまでの大河って、史実にない部分で無理やり主人公を絡ませようするので、陳腐さというか、脚本と「歴史」の厚みのギャップが出てしまっていましたが、野次馬に徹すればもはやギャグで片づけられますね 笑

「謎なキレイな水を差し出したかったんだぁ~」の部分に笑いました 笑

投稿: 鷲谷 壮介 | 2020年7月19日 (日) 23時29分

鷲谷 壮介さん、こんばんは~

おっしゃる通り、ムリヤリ絡めるよりは、野次馬的立ち位置の方で良かったと思います。

投稿: 茶々 | 2020年7月20日 (月) 03時29分

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