図書館記念日
明治五年(1872年)4月2日、明治政府は『湯島聖堂』を『書籍館』として公開し、この書籍館が明治十三年(1880年)に『東京図書館』と改名して、図書館という名称が公のものになった事から、4月2日は「図書館記念日」という記念日なのだそうです。
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さらに、全国的には、明治三十二年(1899年)に『図書館令』が公布された事で、公共の図書館が徐々に建設されて、広がっていきました。
ところで、日本で最初の図書館は??
実は、法隆寺にある『夢殿』がそうだと言われていますね。
聖徳太子が『三経義疏(さんきょうぎしょ)』を書くための資料をおさめていたとされるものですが、その雰囲気からして、どちらかと言うと、聖徳太子個人のデカイ書庫って感じ??
・・・で、現在の図書館のような役割をするものというのは、大宝律令のときに設けられた『図書寮(ずしょりょう)』が最初です。
・・・って気づきました?
本当は「としょかん」ではなく、「ずしょかん」って呼んでたんですって。
図書館と書いて「としょかん」と呼ぶようになったのは、大正時代以降から、それまでは「ずしょかん」だったそうです。
『世論』も、昭和の頃は「よろん」と学校で習い、先生に決して「せろん」ではありませんよ、と言われましたが、今は「よろん」でも「せろん」でも○ですよね。
『新しい』も、明治の頃までは、「あらたしい」が正解でしたが、言い難くてみんなが「あたらしい」って言ってしまうので、「あたらしい」でOK、ということになって今に至ってます。
言葉の変化については、もっといっぱい語りたいところですが、今日は『図書館記念日』という事で、また日を改めて新たなページに・・・ってほら、ホントは「あらた」が正解でしょ?
大阪府立中之島図書館は、明治33年に住友家が寄付しました・・・って←府立なん?
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