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2006年5月29日 (月)

呉服の日

 

今日は、語呂合わせでご)(ふ)(く)の日だそうです。

・‥…━━━☆

日本で、糸をつむいで織物を織って身にまとう・・・という、いわゆる着物を着るようになったのは、弥生時代頃からですが、それまでの縄文時代でも、べつに裸だったわけではなく、木や草など、植物の繊維から布のような物を作って着ていたようです。

最初は、むしろのようだった物がだんだんとやわらかい素材になっていったのでしょう。

古代のファッションに関する事で、これまでの常識が一気にくつがえされたのは、やはり『高松塚古墳』の壁画の発見でしょう。

Takamatudukahekiga600 高松塚古墳・女子群像

この色鮮やかさには驚きました。
特に女性がはいているスカート?のような物。

それまで教科書などに登場する古墳時代の人の着物の色はほとんど白に近い物でした。

でもこの美しい壁画を見ると、当時の人も色づかいに気をくばり、ステキなファッションをしていたんだ・・・という事がよくわかります。

色といえば、奈良時代は冠位によって衣の色も決められていましたしね。

平安時代になるとグッとおしゃれ度がアップします。

女性は十二単で、それこそカラーコーディネイトのセンスが問われました。

わざわざ、薄い透けて見えるような白の着物の下に真っ赤な着物を着て、淡いピンクに見せたりと、重ね着を楽しんでいたようです。
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