バミューダトライアングルの日
1945年(昭和二十年)12月5日、大西洋上空でアメリカ空軍機が消息を絶ち、その海域で行方不明事件が多発する事により、その場所を魔の三角地帯“バミューダトライアングル”と呼ぶようになった事を記念(?)して、今日は“バミューダトライアングルの日”だそうです。
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“バミューダトライアングル”とは、大西洋のフロリダ・バミューダ・プエルトリコの三点を結ぶ三角形の海域です。
1945年の12月5日の午後、フロリダ州のフォートローダーデール海軍飛行場から、5機の戦闘機が飛び立ちました。
その日は、雲ひとつない快晴で、天候面における心配は、まったくありませんでした。
ところが、乗員からいきなり「現在地が確認できない」との通信が届きます。
そのうち、「燃料が足りない」とか「コンパスが狂った」などと、機内のあわてふためく様子も、管制塔に送られてきます。
結局、その通信を最後に、戦闘機5機は跡形もなく消えてしまったのです。
しかも、救援に向かった機体までもが、消息を絶ってしまいます。
その後、大々的な捜索が行われましたが、機体の残骸・燃料の流出など、普通の墜落現場に見られる浮遊物はいっさい見られなかったのです。
その海域ではそれから後も、100以上の飛行機、そして船までもがこつ然と姿を消す・・・という現象が起こります。
いつしかこの地域は“バミューダトライアングル”と呼ばれ、「UFOに誘拐された」とか「四次元に迷い込んだ」とか、様々な噂が立ち、魔の海域と恐れられるのです。
原因として、今最も有力視されているのは、“マイクロバースト”と呼ばれるこの地方特有の自然現象。
それは、冷気の固まりが海面や地表に落下して、破裂するように強風を巻き起こすのだそうです。
ただし、この現象はかなり低空で起こるらしく、小型の民間機や船などは、影響される可能性も考えられますが、もっと上空を飛ぶ大型機に関しては依然、説明がつかないのが現状です。
結局、この日、行方不明になった戦闘機は、1991年にその残骸とおぼしき物が半径2㎞にわたって散らばっているのが発見されましたが、現在位置や方角がわからなくなったり、コンパスが狂ったりした事の原因は未だに解明されていません。
しかし、この“バミューダトライアングル”の話は、明快な原因がわからないにしても、未知な自然現象や海流によって、たまたま事故が起こりやすい地域なのだ・・・と、納得できるのですが、世の中にはもっと不思議な事があるもので、この逆パターンが存在する!というので、ビックリ仰天です。
それは、1989年10月12日の事・・・
ブラジルのポルトアレグレ空港の上空に突然現れたロッキード型旅客機が、管制塔の許可を無視して勝手に滑走路に着陸したのだそうです。
機内に入ってみると、乗員乗客92名が全員、なんと!白骨死体で発見されます。
そして、フライト・レコーダーの記録を調べてみると、その飛行機は何と35年前の1954年9月4日に、旧西ドイツのアーヘン空港から飛び立ち、このポルトアレグレ空港に向かっていた飛行機で、途中大西洋上空で消息を絶ったサンチアゴ航空・513便だった・・・というのです。
にわかには信じがたい話ですが、すでに17年前・・・
不思議大好き少女だった私としては、絶対食いついてる話なんですが・・・日本ではニュースにならなかったのか、私が知らないだけなのか・・・この話は最近知りました。
航空機に関して素人なもんでよくわからないのですが、「パイロットは着陸時に一番神経を使う」とか、「着陸だけは手動で・・・」なんていう話を小耳に挟んだ事があるのですが、それでも飛行機というのは、パイロットが亡くなっていたら、自動運転か何かでちゃんと予定通り着陸するもんなんですかね?
それにしてもこの話は、まさに“戦国自衛隊”の世界じゃないですか!
不思議大好き少女+歴史大好き少女(だから少女やない!って)の私にとって、戦国自衛隊は、もう、その設定だけで満足するくらいのシロモノです。
夢のコラボですから・・・。
最初の映画も、もちろん見に行きましたが、最近も、ドラマや映画でリメイクされてましたね。
上杉謙信→織田信長→関ヶ原と来たら、もう残るは、大坂の陣しかないでしょう。
是非とも、慶長十九年(1614年)の真田幸村に出会って、真田十勇士は自衛隊員なんて事になりませんかね。
少なからず期待している私です。
追記:・・・と思ってネットを調べたら・・・あるじゃないですか!
私は、まだ読んでないのでくわしい内容はしりませんが、思った通りの大坂の陣でした(笑)
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コメント
こんにちは(^o^)/
バミューダトライアングルは知ってましたが、ブラジルでの話は知りませんでした。だけど、いずれにしても普通では考えられない話ですよね!
僕もそういう不思議な話とか大好きです。自分ができるわけないのに謎を解明したいとか思っちゃいます(^_^;)
そして、最後に戦国自衛隊の話に持ってくのはさすがですね~(^o^)
投稿: 見習い大工 | 2006年12月 5日 (火) 16時36分
見習い大工さん、こんばんは~。
私もブラジルの“逆バミューダ”の話は最近まで、知りませんでした。
私なりに考えてみると、35年という年数だと国家レベルなら考えられなくもない・・・とは思いますが・・・ハイジャックによる集団拉致みたいな感じです。
(国家レベルで拉致したり、民間機を爆破する国もあるようなので・・・)
ただ、もしそうだとしても、こんな事して何の得になるなるのか?
根本的にわからない以上、やっぱり不思議ですね。
投稿: 茶々 | 2006年12月 5日 (火) 18時16分
茶々さん、こんばんは!
真田丸の記事も面白かったです~、やはり大阪の陣に関しては日本人特有(?)の判官びいきになりますよね、真田頑張れ~っ!です。
つ、ついにバミューダ・トライアングルですか~ 茶々さんのブログにミステリー系の記事があるとなんかドキっとします。
1945年の5機のアベンジャー雷撃機でしたか、その後の救助へと向かった飛行艇も消えるなんて不思議ですよね。
不思議といえば、子供のころはこういう本ばかり読んでいました(汗)ので、科学でなんでも解明しようとする某教授のような方が不思議でした(笑)。
これからもミステリー系の記事も含めて楽しみにしていますね~では研修へ行ってきます!
投稿: ルーシー | 2006年12月 5日 (火) 22時51分
ルーシーさん、こんばんは~。
私も小・中学生くらいの頃をピークに、こーゆー系の話に夢中になりましたね。
その頃は、やはりUFOの仕業や異次元空間のひずみ・・・なんて言う話を信じていました。
不思議な事の原因を、科学的な物に求めてしまう事を、大人になったと喜ぶべきなのか?夢が無くなったと嘆くべきなのか?
複雑です・・・
では、お気をつけて研修にいってらっしゃいませ。
投稿: 茶々 | 2006年12月 5日 (火) 23時44分
2006年12月5日付けの記事ですので、もう茶々様のお耳に入っているかもしれませんが、サンチアゴ航空・513便の白骨航空機は、ヨタ記事で有名なタブロイド紙のでっちあげだということが判明しているとのこと。
サンチアゴ航空という航空会社は存在しないそうです。
う~ん…やっぱり… でもこの手の話けっして嫌いじゃありません。
投稿: とらぬ狸 | 2015年6月 4日 (木) 20時16分
とらぬ狸さん、こんばんは~
ふむふむ…某スポーツ紙の「河童発見!」と同じパターンのヤツですねww
さすがに、本当なら世界を駆け巡るニュースでしょうから、1社だけが報道って事はないでしょうね。
私も、心霊写真や心霊現象を検証する人気サイトで、この事件の検証なさっているのを読んだ事があります。
同じく、こーゆー類の話は大好きなもので…(*´v゚*)ゞ
投稿: 茶々 | 2015年6月 5日 (金) 02時22分