クリスマスの起源
Merry Christmas!
今日はクリスマス・イブですね。
・‥…━━━☆
クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いするイベント・・・でも、本当はこれは後から決められたもので、西暦354年にローマ教会が、「12月25日をクリスマス」としました。
これは、もともとローマの農民の間で行われていた冬至を祝うお祭りから来た物で、その頃の冬至のお祭りは12月21日から31日まで11日間行われていたのです。
冬至は弱った太陽が復活する日であり、農業にとっては重要な日です。
日本もそうですが、農業を重視する地域には、必ず古代から伝わる土着の神を崇めるこの手のお祭りがあるものです。
キリスト教を広めるにあたって、古代から伝わるお祭りと関連付けて、親しみやすくして、布教しやすいように、この冬至のお祭りの期間中の25日した・・・というのが本当のようです。
そして、クリスマスの主役・・・サンタクロースですが、このサンタさんのモデルは、トルコのギリシャ教会にいた子供好きの聖ニコラスさんだ・・・というのはもう有名ですが、この聖ニコラスさんのお祭りも、本当は12月6日なのです。
この聖ニコラスの祭は、当日かその前の夜、それぞれが贈り物を持って友人の家を訪問し、お互いの幸福を祝福し合う・・・という物。
それが、いつの間にかクリスマスのイベントに紛れ込んでしまった感じです。
サンタさんの風貌は、北欧のラップランド人の風俗が取り入れられたもので、ソリに乗って・・・というのは、やはり北欧に伝わる「戦いと知恵の神・オーディンがソリに乗って人々に贈り物を配る」という伝説が混じった物ではないか?と言われています。
・・・と、こんな風に書くと、いかにも夢がないみたいですが、サンタさんは絶対にいますよ!
もちろん、あの赤い服を着てヒゲをはやしたサンタさんではなく、誰かが誰かを大事に思う心・・・人を思いやる気持ち・・・誰の心の中にでもあるやさしさ・・・これがサンタクロースです。
見ようとしても見えない、形に現せないこのやさしさこそが、サンタさんなんですよね。
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