京都御所の一般公開に行ってきました!
今日は、4月4日から始まった京都御所の春の一般公開に行ってきました~。
・‥…━━━☆
今出川口から入ったので、御所の北側はいつものこんな感じでしたが、御所の西側に行くと、地下鉄・今出川駅からの見物の人がどわっと押し寄せ、さすがに入場口の『宣秋門』のあたりは人人人・・・。
「平日でこんなだと土日はどうなるんだろう」って感じでした。
門を入って、『御車寄』(おくるまよせ)を過ぎたら、見えて来るのは、『諸大夫(しょだいぶ)の間』。
ここは、正式に参内した人の控えの間で、身分の違いによって待つ部屋が違っていました。
襖絵にちなんで、一番手前が『桜の間』、次が『鶴の間』、そして一番向こうが格の高い人が控える『虎の間』です。
そして、もう一つの御車寄を過ぎて塀に囲まれた中が『紫宸殿』。
重要な儀式を行う御所の中では最も格式の高い正殿です。
高床式宮殿建築です。
「左近の桜」がきれいに咲いているのが見えますね。
そこを、過ぎると見えて来るのが『清涼殿』。
平安時代は、ここが天皇の日常生活された場所。
少し小さくはなっているものの平安時代の寝殿造りの様式を残しています。
次は、『小御所』。
皇太子の元服に儀式や、将軍との対面に使用されたそうです。
寝殿造りから書院造りへ移行する時代の建物様式です。
こちらは、『小御所』の前にあるお庭です。
池を中心にした回遊式の庭園で、手前の石は舟遊びをする時に、そこから舟に飛び移るための石です。
ステキです・・・優雅です・・・
そして、『御常御殿』。
こちらは、室町時代以降の天皇が日常生活をおくられた場所です。
中には15のお部屋があって、もう完全に書院造りですね。
平安京に遷都した桓武天皇の住まいであった内裏は、もっと西のほうにありましたが、火災に遭い、そしてその後の戦乱などで、またまた建物が失われました。
現在の京都御所は、元弘元年(1331年)に光厳天皇が即位してから明治の初めまで、御所として使用されていたのです。
しばし、平安の世にタイムスリップしたような気持ちでした~。
ただ、やっぱり人の多さが・・・でしたね。
自分もそのひとりなので文句は言えませんが・・・。
最後に、御所内のお庭にはあまりありませんでしたが、出口の『清所門』の近くにあった満開の桜のアップの写真で・・・。
京都御所の春の一般公開は日曜日までやってます。
本家HP:京都歴史散歩「京都御所」では、さらにくわしく順路など紹介していますので、よろしければコチラからどうぞ>>(別窓で開きます)
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