祝600回記念?伏見稲荷大社に行ってきました~
わたくしごとで恐縮ではありますが、昨年の2月12日より、このブログを開設しましてから今日で593日め・・・約1年半でございます。
そして、本日のこのページがちょうど600ページめとなりました~パチパチパチ・・・
えっ?「何で500ページめのほうがキリが良いのに報告しなかったのか?」って?・・・実は、500ページめは気づいてなかったんですね~私が・・・。
気づいた時には、もうとっくに過ぎちゃってたんです~。
・・・で、一応600ページめには気づいたんで、ご報告させていただきました~。
こんな歴史好きのたわ言のサイトではありますが、最近は、徐々に閲覧者のかたも増え、うれしく思っております。
皆様、今後とも『今日は何の日?徒然日記』をよろしくお願いします。
見捨てないで、たまには遊びに来てやってくださいませ。
・・・・・・・・・・・・・
・・・で、今日の話題は、600回記念とはまったく関係ありませんが(スンマセン)、一昨日、ちょっと所用で出かけたついでにと、伏見のお稲荷さんへ立ち寄ってみましたので、そのご報告を・・・。
ちょっと、立ち寄るつもりが、稲荷山一週2時間のコースを歩いてしまい、かなりヘトヘトに・・・まだ足が痛い・・・。
最初に←の看板を見たときは、さすがに2時間・・・しかも山登りはやめとこ、と思っていたのに、鳥居の切れ目がないままに進んで行き、途中まできたら何か意地になってしまい、行くとこまで行ってしまいました。
伏見稲荷大社は、ご存知、全国に四万はあると言われていある稲荷神社の総本宮です。
主神は宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ・倉稲魂命)。
『古事記』ではスサノヲノミコトとカミオオイチヒメの子供とし、『日本書紀』ではイザナギ・イザナミの子供とされる五穀豊穣をつかさどる神様です。
「宇迦」というのは、「食(うけ)」と同じ、食物を意味する言葉で、「稲に宿る神秘的な精霊」を表しています。
宇迦之御魂大神を中央座とし、そのほかに、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ・北座)、大宮能売神(おおみやのめがみ・南座)、田中大神(たなかのおおかみ・最北座)、四大神(しのおおかみ・最南座)の四座、合わせた五座の総称を『稲荷大神』または、『稲荷五座大明神』と呼びます。
伝えられるところによりますと、元明天皇の和銅四年(711年)2月7日・初午の日に、稲荷山3峰に鎮座し、天慶五年(942年)には神階の正一位に位置づけられていて、秦氏の一族が祭祀に奉仕していたという由緒正しき歴史を持つ神社です。
弘法大師が、京都の東寺を建立する際に、秦氏がこの稲荷山から切り出した木材を提供した事から、東寺の鎮守神としても仰がれるようになりました。
「稲荷=イナリ」の語源については、「稲生り(いねなり・稲成り)」が「イナリ」となり、その神像が稲の束を持つ翁の姿で表されるところから「稲荷」の文字が当てられるようになったと言われています。
もともと農耕民族だった日本は、五穀豊穣が富を生む事につながるわけで、富をもたらす五穀豊穣の神様は、工業や商業が発達するようになると、農業だけでなく、工業や商業にも富をもたらす商売繁盛の神様となっていったのです。
お稲荷さんの使いが、狐とされるのは、その狐の習性から「春は野に下りて田畑の神となり、秋は収穫の後、山に帰って山の神となる」とされていた古代信仰と結びついたもので、狐の好物とされる油揚げをお稲荷さんと言ったりもしますよね。
前置きが長くなりましたが、富を呼んでくださるのであれば、はりきって稲荷山に上って行きましょう。
正面玄関である楼門をくぐると、外拝殿。
その向うに本殿があって、本殿の裏手に奥宮があり、この奥宮のところから、ぴったりと密集した鳥居の列が始まります。
途中、左右に別れる有名な千本鳥居。
鳥居の数を数えるのに挑戦している人は、ここらあたりが、テンションのピークです。
この千本鳥居を抜けると奥社奉拝所に出ます。
テレビの旅番組で、タレントさんが来るのは、大体ここまで・・・。
なぜなら、ここまではけっこうゆるやかなのですが、ここから先はド~ンと山登り体制・・・階段に次ぐ階段でかなり疲れます。
ここから先は、覚悟を決めて登ってってください。
ところで、この奥社奉拝所には、おもかる石というのがあります。
石灯籠の前で願い事をしてから、石灯籠のてっぺんにある丸い石を持ち上げて、「思ったよりも軽い」と感じたら願い事が叶い、「けっこう重いな」と感じたら願い事は叶わないのだそうです。
では、ひとつ、このブログの繁栄を願って・・・と、挑戦してみたところ、ちょっと重かった・・・シュン(ToT)
どうやら、私の願い事はおあずけのようです。
気持ちを切り替えて、さぁ、さらに上へ・・・。
この奥社奉拝所から四ツ辻と呼ばれる別れ道のところまではけっこう長く、階段も多い・・・そのわりにはいっこうに密集した鳥居が終わりを迎えないため、千本鳥居のあたりではりきって鳥居の数を数えてた人たちは、大抵このあたりで挫折してしまいます。
四ツ辻は、ちょっとした広場のようになっていて、絶好のビューポイントです。
苦労して登った人だけが眺められるすばらしい景色。 ほとんどのところがうっそうとした木々に覆われてるので、この眺めには、しばし足をとめて休憩タイムです。
ここから、頂上である一ノ峰にある上社神蹟をめざし、グルッと回って、また、ここに戻って来るパターンになります。
おお・・・やっと着きました~。
ここが上社神蹟・・・一番上にあるお社です。
でも、けっこう皆さん、頑張って登って来られるんですね。
ここにも、願いを込めたミニ鳥居がたくさん奉納されています。
やはり、本気で願い事するなら、一番上まで来たほうが、叶いそうな気がしますからね~。
しかし、さすがに、頂上周辺では鳥居と鳥居の間隔は少し広くなっています。
人の数も、ふもととは比べ物にならないくらい少なく、神の山といった厳かな空気が流れていましたよ。
さぁ、ここからは、もう、下り坂です。
グルッと一回りして、先ほどの四ツ辻に戻って来たら、そこから少し下ったところにある三ツ辻という別れ道から、私は裏参道を通って、お産場というお社のあるほうから下りました。
私にとっては、少し、ハードでしたが、久々に良い汗を流したな・・・という感じでした。
みなさんも、お時間がありましたら、ぜひ稲荷山の頂上まで、挑戦してみてくださいね。
.
「 京都・大阪・奈良史跡巡り」カテゴリの記事
- 本多政康の枚方城の面影を求めて枚方寺内町から万年寺山を行く(2019.05.25)
- ほぼ満開!枚方~渚の院跡の桜と在原業平(2019.04.08)
- 枚方~意賀美神社の梅林(2019.02.27)
- 堺・南宗寺の無銘の塔~徳川家康のお墓説(2018.07.10)
- 豊臣秀次と近江八幡~八幡堀巡り(2015.04.04)
コメント
茶々さん、ご無沙汰しています。600回おめでとうございます。
我が家の近くには、京都の伏見稲荷から分祀したという東伏見神社があります。京都からみて東にあるので、東伏見だそうです。
いまや、私鉄の駅名にもなり、つい数年前までは、早稲田大学のラグビー部のグランドがあることでも有名でした。
700回、いや1000回目指して、書き続けてください。
投稿: 拓庵 | 2007年9月29日 (土) 02時24分
拓庵さま、お久しぶりです。
最初は、ブログの機能の使い方もわからず、右往左往しながらの作業でしたが、何とか600ページを達成しました(^o^;)
お祝いコメントありがとうございます。
>早稲田大学のラグビー部のグランドがある・・・という事は、その東伏見神社は東京近郊にあるのですね?
(スミマセン知りませんでした・・・)
やっぱり鳥居がたくさんあったりするんでしょうか?
見てみたいです~。
投稿: 茶々 | 2007年9月29日 (土) 10時14分
おくればせながら、おめでとうございます。
毎日かかさず、タイムリーな記事をup!ホントすごいです。
次は1200記事(あ・・6は六曜で星回りがいいですし、還暦も60だし)ですね。がんばって下さい。
投稿: 乱読おばさん | 2007年9月30日 (日) 10時14分
おばさま、お祝いコメントありがとうございます。
中には、お恥ずかしい記事もまざりつつも、何とか600回・・・
おばさまたちには、まだまだかないませんが、少しでも長く続けていきたいと思っております。
これからもよろしくお願いします~。
投稿: 茶々 | 2007年9月30日 (日) 12時04分