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2009年6月19日 (金)

2011年・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」への期待

 

去る17日、2011年のNHK・大河ドラマが、「江~姫たちの戦国~」に決定したとの発表がありました。

脚本は、あの「篤姫」と同じ田淵久美子さんで、原作はなく、彼女のオリジナルの作品となるそうです。

篤姫人気にあやかって女性層をターゲットに展開した事で、世にも不思議な戦国モノとなってしまった今年の「天地人」・・・(天地人の感想はコチラで>>)

同じ轍は踏まない!
とばかりに、また、脚本家を戻しましたね(゚ー゚;

篤姫もかなり創作の部分が多かったですが、私としては、個人的には許せる創作でしたし、それによって物語が数段おもしろくなっていたので、あのような感じになるのであれば「○かな?」って思います。

ただ、大奥の幕を引いた篤姫に対して、今度は、大奥の幕を開けるお江とは・・・2匹め(3匹めか?)のドジョウを狙う気満々過ぎる感じがしないではありませんが・・・

・‥…━━━☆

では、本日は、お江さんをご紹介しながら、ここの部分を、ドラマでは、どう描いてくださるのか?・・・私なりに気になる部分を書かせていただきます。

まずは、その名前ですが・・・達子(みちこ)小督(おごう)お江与(えよ)お江(ごう)と、イロイロありますが、ちょっと前までは小督がお江与がドラマでよく使われていたものの、最近はお江が一般的なのだそうで、今度の大河でもお江という事ですから、今回はお江さんで通させていただきます。

彼女は、北近江(滋賀県)の戦国大名・浅井長政と、織田信長の妹(もしくは姪)お市の方の三女として、天正元年(1573年)に生まれます。

そうです・・・豊臣秀吉の側室となって秀頼の生母となるむ、あの淀殿(5月8日参照>>)です。

戦国一の美女とうたわれたお市の方の娘なのだから、さぞかし美しい姉妹であっただろうと、「美人三姉妹」と称している小説などもあるようですが、実のところ、淀殿は美人だったという話が残っていますが、お江さんの容姿に関しては、その記録はありません。

戦国時代って・・・美人だったら、美人だと書き残すのが定番のような気がしますので、ひょっとしたら、美人ではなかった可能性もありますが、ドラマの場合は、やはり美しい女優さんに主役をはっていただきたいと思います。

・・・で、そんなお江さん・・・北近江の小谷城(おだにじょう)で、やさしい父と美しい母、そして頼もしい?二人の姉とステキな兄&弟?に囲まれて、すくすくと育ちますが、元亀元年(1570年)、母の兄である信長が、越前(福井県)朝倉氏を攻めます。

この時、父・長政は、嫁・お市の実家である織田家より、長年同盟を結んでいた隣国・朝倉につくのです(4月27日参照>>)

浅井と朝倉の挟み撃ちに遭う事を恐れた信長は、一旦兵を退きますが、2ヶ月後に姉川の合戦(6月28日参照>>)で再び衝突・・・さらに2年後、朝倉を滅亡に追いやった信長は、その勢いのまま小谷城を攻撃し、城は炎上、父は自刃して果てます(8月27日参照>>)

母子5人は城から脱出しますが、兄は男子であるため殺され、弟は出家(後に養子になったとも)・・・母と娘3人が、信長の庇護のもとに置かれます。

やがて、天正十年(1582年)、信長が本能寺(6月2日参照>>)で倒れた後、母・お市が、織田家重臣の柴田勝家と再婚したので、彼女は、姉・二人とともに、勝家の北ノ庄城(福井県)へと移り住みます。

しかし、その翌年、今度は、その織田家の後継者を巡っての争いが勃発・・・対立していた秀吉との賤ヶ岳の戦いで敗れた勝家は、北ノ庄城の落城と運命をともにしますが、この時は、母・お市の方も、勝家とともに自害します(4月24日参照>>)

助け出された三姉妹は、今度は、秀吉の庇護を受ける事になります。

・・・と、この時、お江は10歳前後・・・
ここまで、父を失い、母を失い・・・
そして、いずれも、その後、仇である人物の庇護を受け・・・

戦国の世とは言え、本人たちの預かり知らぬところで、過酷な運命にもてあそばれて来た三姉妹ですが、ここから、それぞれの進む道が分かれます。

翌・天正十二年(1584年)、美しい姉たちをさしおいて、一番目だたなかった彼女に、一番先に縁談話が持ち上がります。

これには、まだまだ下っ端であった頃から主君の妹・お市の方に憧れていた秀吉が、その母に似た美人の茶々(淀殿)をモノにしたいために、ジャマな妹たちから先に嫁に出した・・・なんて事も言われます。

現に、この次ぎに嫁にいくのは、2番目の姉・お初なのですが、そこンところは、事実かどうかは定かではありません。

とにかく、お江は、母・お市の姉(つまりは信長の妹)お犬の息子・佐治一成に嫁ぎます(従兄弟じゃん!)

佐治氏は、それほど大きな大名家ではありませんでしたが、知多半島を領地とし、佐治水軍なる水軍を持っていましたので、秀吉によって有意義な相手だったのかも知れません(信長も、そのつもりで、妹・お犬を嫁がせたはずで、一説には、生前の信長がすでに決めていた縁談だったとも)

秀吉の思惑が絡んだ政略的背景のある結婚ではありましたが、この一成さんという人は、なかなかやさしいダンナさんだったようで、お江も幸せな新婚生活を送る事ができたようです。

ところが、そんな幸せは長くは続きませんでした。

その後、信長の次男・織田信雄が、徳川家康の力を借りて秀吉に刃向かった小牧長久手の戦い(3月13日参照>>)で、一成が信雄&家康側についた事で、秀吉が激怒し、二人は離縁させられてしまいます。

そして、文禄元年(1592年)、今度は、やはり秀吉の薦めで、甥(秀吉の姉・ともの息子)秀勝のもとへ嫁ぎます。

まもなく女の子を出産し、母としての喜びもつかの間・・・文禄の役(4月13日参照>>)で、朝鮮に渡っていた夫が、かの地で病死してしまいます。

・・・で、その次ぎに秀吉が考えた彼女の嫁ぎ先・・・これが、秀吉が妹・(朝日姫)を嫁に出してまで、味方につけたかった家康・・・ただし、いくら再々婚とは言え、まだお江は20歳を過ぎたばかり・・・あんなタヌキのジッチャンのところへ嫁がせるのは、さすがに秀吉もちゅうちょしたのか、今度は、家康の息子の秀忠との結婚です。

・・・とは言え、こっちはこっちで、お江=23歳の3度目、秀忠=17歳の初婚と、当時としては不釣合いな結婚ではありましたが、とうとう彼女はここで、幸せを掴みます。

そうです、ご存知のように、この秀忠が江戸幕府2代将軍となり、彼女が正室でありながら次期将軍・家光の生母となる(家光以外の将軍はすべて側室の子か養子)・・・しかも、娘を天皇家に嫁がせてまでいます。

・・・と、今までは定説とされてきた、このお江の出世街道まっしぐら・・・この通りに描くと、秀吉の命のまま、夫を失うたびに、よりランクが上の夫へとアップし、自分の思惑とは関係のないところでトップレディになった感が拭えないですが、昨年の篤姫同様、女性の意志の強さ、揺るぎない決意的なものを表現するであろうと思われる今度の大河では、はたしてこのあたりをどのように描いてくださるのか、とても楽しみです。

もちろん、大坂の陣で敵味方に別れる姉・淀殿に対する彼女の心の描写も見ものです。

さらに、今年の直江兼続と同様、この秀忠も、側室を持たず、お江さん一人を妻とした人・・・おそらく、そこンとこが、女性ターゲット大河としてはイチオシのところでしょうが、一説には、このご夫婦はかなりのカカァ天下で、ヒステリックにキレまくるお江さんに、実直で生真面目な年下夫は頭があがらず、とてもじゃないが側室なんて恐ろしくてムリムリってな事も言われています。

このあたりは、そうではなく、お江さんが魅力的な女性だったからこそ、妻一筋なのだと描かれるでしょうから、その魅力的な部分はいかなるものか?が楽しみです。

・・・とは、言え、この秀忠さん、一度だけ浮気して、子供もできてしまっています。

この息子が、会津藩の祖となる保科正之(ほしなまさゆき)(12月18日参照>>)なのですが、奥さんに頭が上がらない秀忠は、お江に遠慮して、彼女が死ぬまで、息子には一度も会わなかったとされていますが、そのあたりは、どう描かれるのか?

そして、最も気になるのは、あの春日局(かすがのつぼね)(10月10日参照>>)との関係・・・一般には、家光は、乳母である春日局にばかりなついたために、母・お江は、弟の国松を可愛がり、次期将軍には国松を・・と望んだ(6月10日参照>>)と言われていますが、ここも、そのままのストーリーでは、絶対に女性層の支持は得られないですからねぇ。

とにかく、名家の出身で将軍の正室で生母・・・こんな華やかな経歴のわりには、史料の少ないお江さん・・・おそらく、脚色しがいのあるキャラクターだと思いますので、ぜひとも、数段おもしろくなるような、ステキな脚色をしていただいたいと願うばかりです。

第1回「湖国の姫」の感想は2011年1月11日【第1回「湖国の姫」でちと残念】のページでどうぞ>>
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コメント

 こんにちは

 波乱万丈を地で行くお江さんの生涯。お江さんは大河ドラマのモデルとしてはうってつけなんでしょうね。
 相も変わらず知識不足での子供っぽい質問で恐縮ですが、テレビの歴史関連番組を見て『どうなのかな?』と思ったことが二つばかりあります。茶々さんの御見解をお願いします。
 ひとつは関が原の戦いで西軍の敗北が決定的になった際に、お江さんがお姉さんの淀君の命乞いをしなかったため、二人は本当の姉妹ではないのでは…?という話です。これってありうるんですかね。いや、すべてのことはありうるんでしょうけれど、どうして命乞いをしなかったのか、茶々さんにはわかりますか?
 もうひとつ、お江さんが3代将軍になる家光より家光の弟をかわいがったのは、家光がお江さんの子供ではなく春日局の子供だったからとか…?これも絶対にありえない話ではないかもしれませんが、どうなんでしょう。
 茶々さんはどう思われますか?

投稿: おみや | 2009年6月19日 (金) 10時54分

おみやさん、こんにちは~

ホント、お江の生涯・・・楽しみですね~
ところで、ご質問の件ですが・・・

>二人は本当の姉妹ではないのでは…?
これは、「淀殿が信長とお市の方の近親相姦によってできた子供」という話ともとは同じですか?
いずれにしても「ありえない」とは、言えませんが、姉妹じゃないというのは、あまり信じてはいません。
それに、この頃は、男女ともに養子を取ったり取られたりが頻繁にあった時代ですから、血のつながりがまったくなくても、長く義兄弟や乳兄弟として暮らした事で、本当の兄弟のような情が生まれたりしてたのではないかと・・・(血がつながっていても一緒に暮らしてなければ冷たかったりします)。
淀殿とお江さんは、長政とお市の子として、一緒に育っているので、もし、本当に血のつながりがなくても、それで命乞いをしないという事はないと思います。
仮に実際のお江さんが、命乞いをしなかったのなら、それはしてもムダだったからだと思います。
淀殿のところでも少し書きましたが、当時、女性で発言権があるとしたら、当主の生母で、その当主がまだ、幼い時だと思います。
大坂の陣の時は、家光はまだ当主じゃありませんし、秀忠はりっぱに成人し、しかも、その母ではなく嫁ですから・・・
この時は、千姫も命乞いしたとありますが、やっぱり聞き入れられていません。
逆に、この時代は、女性の場合は助けられる事も多々ありましたから、家康&秀忠に助ける気があるなら、命乞いをしなくても助かったと思います。
また、淀殿のプライドが助かる事を許さず、自ら命を絶った可能性も捨てきれないかも知れません。

>家光が春日局の子供だったから?
これは、10月2日の【光秀=天海説】で書いておりますが、自分で書いておきながら、自分の中でも結論は出ません。
徳川の記録にある通りだと、お江さんは、かなりの早産で家光を産んだ事になりますが、家光が未熟児で生まれたという記録もありませんし、逆に、その記録が、どこまで信用できるかもわかりませんもんね(それをいっちゃぁ、おしまいですが・・・)
私の中で、決定打がまだありません。
ただ、天海が光秀で、家光が春日局の子供だったら、「葵三代」じゃなくて、「水色桔梗三代」でオモシロイと想像は膨らみますが・・・

投稿: 茶々 | 2009年6月19日 (金) 11時27分

茶々さん、こんにちは!

再来年の大河、お江さんに決まりましたね!「篤姫」と同じ脚本家だから、どういう演出になるのかな?って想像はすぐにつきますが、今までの作品で女性目線から視た橋田壽賀子さんの「春日局」や男性目線から視たジェームス三木さんの「葵・徳川三代」に肩を並べる出来かどうか?楽しみです!

って事で、TBさせて頂きますね、ヨロシク!

投稿: 御堂 | 2009年6月19日 (金) 11時47分

御堂さん、トラバ、サンクスです。

まぁ、天地人の脚本家さんよりは、マシなんじゃないか?と期待してますが、調子に乗って、さらに女性目線がキツクなるとつらいものがありますね~。

篤姫でギリだと思います。

楽しみです~。

投稿: 茶々 | 2009年6月19日 (金) 11時55分

茶々さん、こんにちわ!!

’11年の主人公はお江さん・・・
NHKさんもやりますねぇ・・・

波乱万丈なドラマになる事間違いなしやとは思うのですが、茶々さんも書かれておりましたが、やはり最も気になるのが「春日局」さんとの確執。
主人公はお江さんだから、やはり春日局さんは若干悪役として表現されるのでしょうかねぇ・・・。
そうだったら、かなり苦しいのですが・・・。
※わたくし事なのですが、春日局さんは歴史上の人物・女性編で最も尊敬する人物なのです!!(ですので、”おふく”と・・・)※

ですが、お江さん側の視点で見てみると、状況や感受も違ってくるのでしょうね。
お江さんだけでなく、周りの人物はどのように表現されるのか??それも楽しみですね☆

投稿: おふく | 2009年6月19日 (金) 13時38分

 茶々さん、丁寧に解説頂き、ありがとうございます。
 話がいろいろ複雑に入り組んでいるんですね。頭が混乱してきました。(笑)

 淀君はプライドが高そうだから、自ら助かることを拒否し、自害した可能性が高いと感じました。だからお江さんの方にお姉さんに対する愛情がなかったなんて決して言い切れないですね。

 また、お江さんは女の子を産んだ翌年、家光を産んだことになっているんですね。産み月の近さからやはり3代将軍家光はお江さんの子供ではないのではないかという気がしてきました。2代将軍秀忠も家光をあまりかわいがらなかったとも聞きますから、この御夫婦のお子さんではなかったのかもしれません。それでは弟の方をかわいがるのもわかる気がします。
 お江さんも家光も二人ともそれぞれに気の毒に思いました。

投稿: おみや | 2009年6月19日 (金) 15時53分

ふ~ん、「篤姫」の脚本かさんかぁ・・・篤姫ってちょっと少女漫画を映像化したような感じがしてしまいましたが、もはや大河に重厚さを求めるのは無理かな・・この3姉妹はホンと描き甲斐があるでしょうね。澱どのに注目が行ってしまいますがお江さんもものすごいダイナミックな人生ですよね。(お初さんを主人公にした小説やドラマってあったかしら?)去年だったかな、読売新聞でお江さんを主人公にした小説が連載されてたけど面白かったな。やっぱドラマ化したお江さん、期待しちゃいます。なんでも今上天皇もさかのぼればお江さんにつながるとか・・・あまり「女性目線」を意識しないでスケール大きく描いていただきたいなぁ。

投稿: Hiromin | 2009年6月19日 (金) 20時30分

おふくさん、こんばんは~

おふくさんのHNはやっぱり春日局からだったんですね~

ホント、春日局の描き方がどのようになるのか?楽しみですね。

主人公と敵対する役なので、ある程度は、覚悟が必要かもわかりませんが・・・

投稿: 茶々 | 2009年6月19日 (金) 21時18分

おみやさん、再びのコメント、ありがとうございます。

真相は藪の中・・・だからこそ、作家さんの腕の見せ所って感じですね~期待いたいです。

投稿: 茶々 | 2009年6月19日 (金) 21時20分

Hirominさん、こんばんは~

女性の場合は、戦国モノの一番の魅力であろう合戦に参加しないですから、その一番の魅力をどこに持ってくるか?

おっしゃる通り、描き甲斐があるでしょうね~

とは言え、たとえ女性が主役でも、やっぱり戦国モノはスケールがデカイのがいいです~

投稿: 茶々 | 2009年6月19日 (金) 21時29分

茶々さん、こんばんわ☆

そうなんですよねぇ・・・
春日局さん、悪役上等で覚悟しております(シュン・・・)
いやいや!
それに負けないのがお局さん!(おふくスピリッツ:笑)
でもお江さんも好きな女性ですので、’11年を楽しみにしてます。

つっこみ所満載なドラマになるか否か・・・。温かいマナコで見守りましょう☆

投稿: おふく | 2009年6月19日 (金) 23時55分

おふくさん・・・

ホームドラマの嫁×姑バトルのような、ありきたりの描き方だけはやめてほしいですね~

惚れ惚れするようなかっこいいバトルを期待します

投稿: 茶々 | 2009年6月20日 (土) 00時34分

こんにちは。
お江さまの話では、永井路子さんの短編に出てくる、何を考えているかわからない人、という解釈の人物像が面白いです。
いつの時代だって、歴史に残る人=いい人とは限らないのだから、いっそのことダークヒロインを目指した方がかえって大河ドラマ人気を盛り返せるかもしれないですよ。
ワルイ主人公・・・大河ではやっぱり無理かしら。

投稿: おきよ | 2009年6月21日 (日) 15時26分

ムリでしょうねぇ~やっぱり(≧m≦)
おもしろそうなんですけどねぇ

投稿: 茶々 | 2009年6月21日 (日) 17時28分

初めまして。
大河ドラマ歴20年の者です。
2011年は久しぶりに徳川家が、「善役」になりそうな感じがします。
2002年から2011年の10年間で女性主人公が4人。21世紀大河は「女性の時代」ですね。
私案ですが、再来年の大河ドラマはお江さんと言う事で、「キーパーソン」になぜか「歴女」に不人気な?藤堂高虎(私はこの不人気に納得できない)を置くのはどうでしょう?高虎は浅井家家臣の出身で、少なくなからず縁があります。中年の高虎が豊臣家から徳川家に移籍したのも、「旧君(浅井長政)の姫様の江様を、豊臣の邪な者どもから守るため」ではなかったかと思います。
さらに、お江さんの娘の和子が入内の時に、高虎が老体(この時、老人性白内障であったといわれる)を押して上洛したのも、お江さんに忠節を尽くした(家臣として操を立てた)と考えれば納得できます。
07~08年にかけて読売新聞夕刊で、浅井三姉妹を題材にした「美女いくさ」が連載されていましたが、ご存知ですか?

投稿: えびすこ | 2009年9月 4日 (金) 17時43分

えびすこさん、こんばんは~

そうですね~
今年の大河の徳川さんは、かなりの悪役ですからね~

「何もそこまで悪役にしなくても」と思うくらいですが、さすがは松方さんの演技が光ます。

今度のお江さんでも、松方さんのような(悪役という意味ではなく重鎮という意味の)ベテランの役者さんに脇を固めていただきたいので、藤堂高虎は良いかも知れませんね~

「暦女」に人気がないのは知りませんでした・・・なんででしょうね?
ゲームに出て来ないんでしょうか?

投稿: 茶々 | 2009年9月 4日 (金) 19時01分

こんばんわ、再びコメントです。
「お江さんにふさわしい女優さん」は誰だと思いますか?
30代の女優さんが候補の中心と見ます。いま20代前半の人はドラマ終盤に少し無理(メイク等)があるので。
確かに「歴女」の人が好きなのは、関が原の戦いや大阪の陣での「西軍」の武将ばかりですね。「好みに少し偏りが見られる」と感じるのは私だけでしょうか?
前述の藤堂高虎に限らず、東軍武将はあまり人気がありません。再来年の「姫たちの戦国」で名誉挽回できるといいですね。
石田三成や直江兼続と同じ年の大久保彦左衛門が、若い時代から登場すると面白いと思います。将軍家光が頼りにした「天下のご意見番」にも、ちゃんと青年時代があったんですから。

投稿: えびすこ | 2009年9月 4日 (金) 22時24分

えびすこさん、こんばんは~

明治の頃の大蘇芳年の錦絵の、“大坂冬の陣で家康を追い詰める幸村”というのがあるんですが、そこに家康を守ろうとする大久保彦左衛門が、スゴイ美形に描かれていて、それを見たときに「この人も若い時があったんだ」と私も思いました。

投稿: 茶々 | 2009年9月 4日 (金) 23時21分

「天地人」が終わりましたね。感想は明日にも書きます。少し長くなる事を予告します。
2ヵ月後には(年内?)お江さんの配役が決まりますね。お江さんには誰がいいと思いますか?先日、一部週刊誌で「篠原涼子が大河主役に名乗り?」と出ていましたが。

大晦日の紅白の審査員は「龍馬伝」の主要人物でしょうか?主役の福山さんが「歌う方」で出るみたいです。

投稿: えびすこ | 2009年11月23日 (月) 15時46分

えびすこさん、こんばんは~

「天地人」疲れ気味の今日この頃・・・個人的には、来年の大河には、あまり期待が持てないようになってきています。

投稿: 茶々 | 2009年11月23日 (月) 20時12分

茶々さん、はじめまして(^^)v
だいぶ前からブログ楽しませてもらってるんですが、勇気を出してコメントしてみました!

私自身幕末が好きなので、戦国時代~江戸時代のあたりは
教科書で習ったくらいのことしかわからないんですが・・
茶々さんのブログをよみながら、新しいことを勉強させてもらってますm(__)m

なお、昨日あたりのニュースで知ったんですが
2011年の大河の主演(お江さん役)は、上野樹里さんに決まったみたいですね~。
個人的には、若い方を起用したなぁっと思ったんですが、茶々さんとしてはどうですか?

投稿: ぴぴぴめ | 2010年1月28日 (木) 17時32分

ぴぴぴめさん、はじめまして~
コメントありがとうございますo(_ _)o

上野樹里さんですか?
確かに若いと思いますが、上野樹里さんは、若い女優さん中では、一番演技力のある人だと思うので、いいと思いますよ。

彼女の今後のため、のだめのイメージを払拭するにはもってこいではないかと・・・

投稿: 茶々 | 2010年1月28日 (木) 18時45分

ぴぴぴめさんの投稿のとうり、26日のスポーツ新聞で、上野さんの大河主役起用が記事で掲載されていました。NHKでは昨日現在、まだ正式発表してませんが初主演です。

上野さんは来年で25歳です。「25歳」と言う事で気になるのは、息子役の家光と忠長が、母親役の上野さんより年長の俳優では無理がある(実際は年少の夫・秀忠役はたぶん年長の俳優かな?)かな、と感じています。ちょっとすると2人の息子役は平成生まれの俳優と言う事も。
「副主人公」に誰を位置づけるかにも、興味があります。
朝ドラの「秋子」から人気ドラマでの「のだめ」、そして50作目の大河の主役。「三段跳び」で大役を掴んだ印象。

投稿: えびすこ | 2010年1月29日 (金) 14時49分

えびすこさんこんはんは~

サブを固める俳優さんが気になりますね。

若くても良いですが、演技のできる人にお願いしたいです。

投稿: 茶々 | 2010年1月29日 (金) 19時34分

「番外編」投稿になります。
「2012年作品が幕末作品になる前提」で質問します。再来年の主人公は誰がいいと思いますか?
今年が「龍馬伝」になったのは、「篤姫」の好評(今は年央に次々回作が決まる)が要因と言えます。「龍馬伝」次第では飛び飛びで、三たび幕末になる可能性も。
「飛び飛び」と言う事なら2013年も戦国作品かな?
先日ご指摘の「戦国・幕末は視聴率が取れる傾向」や「大河ドラマの定番」とNHKが言っても、ブームに便乗(依存?)している感じもしますね。
当時の「バカボンドブーム」に便乗して、大コケした「武蔵」の前例もあるので。

投稿: えびすこ | 2010年1月31日 (日) 09時06分

えびすこさん、こんにちは~

幕末なら、やっぱ「天狗党」がいいですね~

藤田小四郎が主役なら、若手のイケメンを起用できそうですし・・・

でも、天地人みたいになるとイヤなので、じっくり腰をすえてやってほしいです。

投稿: 茶々 | 2010年1月31日 (日) 18時05分

良かったです!拍手押させていただきました
(≧∇≦)

来年の大河の傾向がよくわかりました。
ありがとうございます!

投稿: はぎ | 2010年5月15日 (土) 20時14分

はぎさん、こんばんは~

応援コメントありがとうございます。

また、遊びにきてくださいね!

投稿: 茶々 | 2010年5月16日 (日) 01時58分

つい最近「江」読み終わりましたww
たいていはすぐに16歳ぐらいになって、子役からバトンタッチされるじゃないですか。でも、今回はむりですよね?江の幼少期は波乱万丈すぎます。てか、省略しないでほしい!!織田信長がすぐに死なないで欲しい!そしてひでよっさんの天下取りの過程もじっくり見たいww

茶々さんは江は何歳から上野樹里になるとおもいますか?まさかの12歳くらいでしょうか?

あ、「龍馬伝」で龍馬が31で死ぬのに、それを演じる福山正春が32ってないと思うのは私だけでしょうか?てか、「JIN」の龍馬が良かったです。やっぱもっと若い人にやって欲しかったですww岡田以造役の佐藤健くんがかっこいいですwwwでももうすぐ死にますよね…?

長々とすみませんでした。

投稿: 暗離音渡 | 2010年5月21日 (金) 18時55分

暗離音渡さん、こんばんは~

>龍馬が31で死ぬのに・・・

私も、違和感のあるクチです。
吉田松陰も30歳で亡くなるのに、生瀬さんでしたからね~
個人的には、やはり、できるだけ実年齢に近いほうが良いような気がします。

ちなみに、佐藤健クンは電王の頃から好きでした。

投稿: 茶々 | 2010年5月22日 (土) 00時13分

茶々さん、おっは~ww

はい、すみません、図に乗りましたorz
昨日初めてコメント書いてみました「くらり ねっと」です♪これからもちょくちょく現れると思います。よろしくお願いします!!!
え~友達からは歴女だねっとよく言われますw


私も電王から健くん好きです!!!
あ、でも中村優一くんも好きですww
電王の映画みたい~けどいっしょに見る仲間が見つからない…てか、受験生ですしorz
あ、でもアリスは見ました日本語でww平田さん(ワンピースのサンジ君の声優)のジョニーがいいんですよww
そうです、私、声フェチでもありますww


今、なんかドラマ見てますか?「龍馬伝」以外で。
私は「タンブリング」を見てますww


また長々と…すみませんでした。

投稿: 暗離音渡 | 2010年5月22日 (土) 09時41分

もうそろそろ主要配役・第1段発表があると思います。誰になるでしょうね?

くらりねっと(暗離音渡)さんもご指摘のとおり、今週の週刊誌で「(41歳の)福山雅治では少し年を取っている」と出ていました。でも、現時点で30代前半以上で時代劇未経験の俳優が、大河ドラマの主演をやると言うケースが今後多くなりそうですね。20代の若手の起用は、「将来を見込む」ケースなのでいいんですが。
今の35~45歳の俳優は、時代劇に縁が薄い世代かもしれないですよ。

投稿: えびすこ | 2010年5月22日 (土) 13時37分

暗離音渡さん、こんにちは~

このクールのドラマでは「新参者」が好きです。

あと「トリック」は最初のシリーズ(映画含む)から欠かさず見てるので、今回の矢部刑事のヤツも見てました。

投稿: 茶々 | 2010年5月22日 (土) 17時42分

えびすこさん、こんばんは~

美人&男前だけでやっていける20代は、ある程度の人数がいますが、それだけでやっていけない30代になると、極端に生き残ってる人が少なくなりますからね~

主役だと、ある程度知名度も必要ですし、なかなかいないのかも知れません。

投稿: 茶々 | 2010年5月22日 (土) 17時48分

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受信: 2009年6月19日 (金) 11時33分

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