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2009年11月16日 (月)

ここに来て 千も救うか 天地人

 

さて、いよいよ最終回を目前に控えた昨日の天地人・・・第46回・「大坂城・炎上」

予告を見る限りでは、来週は、ほぼ、思い出話で、最後の涙を誘う感じになりそうなので、手に汗握る?戦国モノとしては、今回が最高の盛り上がりを見せる回でもあります。

もはや、私の中では、すでに「JIN-仁-」マエセツのようになってしまっている天地人ですが、さずがにクライマックスとくれば、胸は高鳴ります。

さらに、先週のお題が「大坂の陣へ」、今週が「大坂城・炎上」・・・冬と夏を一気にやっちゃう感まるだしの表題で、番組最後の大ボケをカマしてくれているのですから、ツッコミ好きの関西人としては、「振られたボケには、心を込めて愛のツッコミを」という事で・・・よろしければ、私的な感想をお聞きくださいませ。

★大坂の陣のそれぞれについては
 【大坂の陣の年表】でどうぞ>>

・‥…━━━☆

方広寺の鐘銘にイチャモンをつけて豊臣を攻める事を決意した徳川家康・・・その命令を受けての出陣を前に、恒例の夫婦の会話・・・

お船:「今の苦しみは新しき世の産みの苦しみ」
兼続:「生まれて来る赤子のために耐えねばなるまい」

・・・と、目をうるましながらの感動シーンですが、見る側の心に、もう一つ響いて来ないのは、このドラマが常に戦闘シーンをナレーションでスルーしてきた事にあるのでしょう。

前々から言っておりますが、平和の素晴らしさ、愛の尊さを際立たせるためには、悲惨なシーンも存分に見せる必要があり、それを避けておいて、言葉だけで言われても、人はなかなかピンと来ないものです。

やがて、大坂冬の陣・・・

この時、冬の陣最大の激戦地となった今福・鴫野(現在の大阪城の北東あたり)で奮戦した上杉軍は、大坂方の井上頼次(よりつぐ)を討ち取って、なんとか鴫野(しぎの)を占拠します(11月26日参照>>)

この一報を受けた家康の・・・
「ご苦労さんやったな、ほな、疲れたやろから堀尾くんと代わってね」
の、言葉に対して、
「命を賭けて奪った地を、上意とは言えど、他人に渡す事はできません」
と、一蹴し、その後も最前線で戦い続ける景勝・・・と、なんで、こんなカッコイイ逸話を、このドラマはやらないのだろう?

ドラマでは、今福・鴫野で戦いがあった事だけがナレーションで語られ、あっさりと外堀を埋める事を条件に和睦となります。

ところで、この掘を埋めちゃう一件も、「外堀を埋めるだけだった約束を無視して、あれよあれよと言う間に、徳川方のお手伝いの連中が勝手に内堀まで埋めちゃった」事をつけ加えておかなければ、次の夏の陣につながり難い気がするのですが、その事は言ってましたっけ?

なんだか、いつの間にか豊臣方が内堀を埋める事も承諾したような展開になってた気がしないでもない(見逃してたらゴメンナサイヾ(_ _*))

そして、小休止の合間に、かつてともに暮らした事もある真田幸村と酒を酌み交わす兼続・・・

「豊臣に勝ち目はない」と、まるで未来を見て来たかのような幸村の弱気発言に、「叶わぬ夢も、次の世を生きる者には叶えられよう」との名言をのたまう兼続ですが、冬の陣がナレーションでスルーされている以上、それほどの感動は沸いてきません。

そして、その別れの時に、
「千姫さまを、お救いしたい!」と兼続・・・まさかと思いきや、とうとう千姫の救出劇も、主役の特権で兼続のお手柄という事に・・・

・・・てゆーか、最後に、この千姫の事を持ち出したために、幸村との和やかムードの盃が、ただの千姫命乞いのための面会になってしまいました。

まるで、「抽選で、あなたにキッチンばさみが当たりました!」と電話をかけ、賞品の配送とともに販売員がやって来て、高級な鍋を売りつけようとする訪問販売のようです。

私なら・・・
「お前、そのために、ワシに会うたんか!」
と、怒り爆発するところですが、やさしい幸村はすんなり「OK」・・・した模様

・・・で、その他モロモロをすっ飛ばして、いきなりの大坂城炎上シーン・・・

人魂を思わせるCGの火の粉が降り注ぎ、まるで、城内には4人しか人がいないのか?と思われるほどの閑散とした中、「私もご一緒に・・・」とすがる千姫を、真っ赤なハチマキで大奮闘の淀殿と、ちょっと小ぶりな秀頼「豊臣の義を見せるためにも生きよ」と説得・・・

そこへ、本来なら、前日に家康の本陣まぎわまで攻め込みながら、惜しくも天王寺で散った(そこが幸村の見せ場なのに・・・)はずの幸村が、人魂CGをかいくぐって登場し、千姫を半ば強引に連れて行く・・・

改めて言いますが、この間、1人として、逃げ惑う女中も、豊臣の御曹子を警護する兵士もいませんので、まるで、暗転の中でスポットライトを浴びての舞台のようなシーンとなってます。

そして、幸村によって井戸へと隠された千姫・・・その報告を幸村からの手紙で知った兼続は、京都の守りを命じられた軍の大将である事も忘れ、一路、大坂城へ・・・

井戸の中から千姫を救い出し、家康の元へと届けます。

そんな千姫、ジッチャンの前で開口一番・・・
「直江山城が救ってくれた!」

「え゛ぇ~?( ̄◆ ̄;)」(←幸村の驚きの声)

直江山城は隣にいるんだから、報告するなら「真田に救ってもらった」なのでは?

まぁ、すぐに兼続が「私ではなく、幸村が・・・」
と、正直に言うから良いものの、合戦での武功の報告は、本来なら、何かと自分をアピールするものなので、目撃者は忠実に報告しなければ・・・

・・・と、ここで、万が一、大坂の陣の千姫救出を、このドラマで初めて知った人がいらっしゃっては、大変!という事で、つけ加えておきますが・・・

すでに、このブログで書かせていただいているように、籠城組の主将格である大野治長から「秀頼の助命を、直接、家康に嘆願する」使命を受けた千姫を警護しつつ、大坂城を脱出したのは豊臣方の堀内氏久で、彼が、一番近くにあった徳川方の坂崎出羽守の陣へ連れて行った(くわしくは2月6日参照>>)というのが、今のところ一応の真相とされています。

先に書いたように、幸村は落城の前日に討死し、兼続は京都の守りについていました・・・この一件が、ドラマの創作であるという事は、知っていていただいたほうが良いと思いますので、あえて・・・

・・・と、数々のツッコミを入れさせていただきましたが、それでも、来週の最終回を楽しみにしているのですから、ぜひとも、最後の最後に、大いなる感動を呼ぶ作品として、大河ドラマの歴史に残るよう希望しています。

終わり良ければ、すべて良し!
最後に感動すれば、名作として人々の記憶に残るかも・・・期待しています。

追記:あれだけ、「お前の気持ちをムダにしない」と誓った石田三成の気持ちを、最後の最後、どうムダにせずに処理するのかが、見どころだと・・・楽しみです!
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コメント

こんにちわ~、茶々様!
大河ドラマにお怒り心頭のようですね(私は海外在住なので見れませんが・・・)
まぁ、脚本家の考え方、腕の見せ所なのは 置いといて・・・私は大河ドラマは日本の歴史なので、多くの人(子供を含む)が見て それが事実(歴史)と認識して覚えるわけですよね。。歴史の事実をヒン曲げて面白く、美しくする大河ドラマは・・・どうなんですかね?
NHKという国営放送の視聴率UPの為に歴史を作りかえる・・・う~ん、やはり好きになれないな・・・

投稿: DAI | 2009年11月16日 (月) 14時33分

昨日の放送を見ていて気がついたでしょうか?実は大野治長が出ていません。
石田三成亡き後の「豊臣家の忠臣」で、大阪の陣では豊臣軍の陣頭指揮を執る(と言ってもそれまでにあまり大軍を率いた経験がない)のですが、彼がいない事を焼けた後の大阪城を見て気がつきました。余談ですが、関が原の戦いの放送時期が私の予想よりも1ヶ月遅かった気がします。もしや小栗旬君の「助命嘆願」があったんでしょうか?玉山さんの時にもあったのではと思います。

テレビの「天地人」に出なかった人はまだいます。細川忠興、真田信之、前田慶次郎、織田信長の息子たち、お市、山内一豊、大政所、豊臣秀長、そしていないと樋口家の存在が矛盾する樋口与八。これらの人たちは出ていてもおかしくありません。今年の「有名どころの欠落」は上杉家をメインにしたからでしょうか?でも表立ってNHKを責める事はできません。去年の「篤姫」も新撰組が出ていなかったんです。
再来年の「姫たちの戦国」では(おそらく後半は徳川家がメイン)有名どころを残す事なく出してほしいです。「功名が辻」では歴史的転換点を重要視していて、ターニングポイントに有名どころが登場していました。

投稿: えびすこ | 2009年11月16日 (月) 17時20分

天地人面白かったですね~。
何度「ええ~」を連発した事か。困った事があれば上杉に的内容が毎回鼻につきます(笑)
そして最後の家康の涙の白々しい事…。

でも思うんですけど、マイナーな人間で1年も脚本書かないといけない脚本家もお気の毒です。だからって通説を曲げて良い訳でもないと思いますが。

新撰組とか、来年の坂本龍馬なんて話題に事欠きませんからね。

最終回はきっと“愛”の押し売りだと思います。

投稿: 花曜 | 2009年11月16日 (月) 17時25分

お久し振りです!茶々ママさん!!

久し振りのおふく登場の冒頭に愚痴るのもナンですが・・・
「うをー!!天地人うをぉぉぉーっ!もはや歴史なんてどうでもよくなってるぞ、うをぉぉぉぉーーーっ!!」
いかん!
いかんですぞ!!
前田慶治さん等ナド、重要人物が登場しなかった・・・・という事については1000000万歩譲るとしよう(汗)しかぁ~しっ!!
千姫を助けちゃイカン!アカンですよ!
※天地人を見るのを止めてしまった私。この緊急事態を茶々ママさんの徒然で始めて知りました※

脚色ちゃいますやん!
嘘ですやん!
これに関しては、私、「一歩も譲れません!!」(断言したー)
私、かなり憤っております。
この話題だけでなく、他にも丸っきりの嘘があるのかなぁ?と思えばゾッとします。(聞くのが怖い・・・)

『これはフィクションです』
のメッセージ・・・欲しいな・・・


本日の(歴史ブログ)応援クリックは憤り加減でプッシュしちゃいました。(謝)

投稿: おふく | 2009年11月16日 (月) 18時48分

何度もすみません・・・おふくです。
語りたい事がもう一個あったのに忘れておりました(汗)

天地人に関してあるブログにて見つけた記事です。(09年10月20日、山形市のテルサホールにて天地人トークショーが行われた。ゲストは石原良純さん、内藤愼介さん)

『最上義光さん、前田慶治さんが登場しなかった理由は?』
→内藤愼介さん談:「最上さんは、伊達政宗さんの大河にて、最上の殿様の描き方へクレームがついた。そんな過去があって、今回も視聴者に怒られたくなかったのではずした」「前田さんについては、今人気があまりにも高すぎる為、中途半端な描き方をすると前田ファンからクレームがつきそうなのではずした」

ど・・・・どんだけーーーー!!
と思いませんか?!

『中途半端になりそうだからはずした。』(と私には聞こえます)
中途半端になりそうだから(←私、何回言うねん・・・)って思ったならそれを改善して行くのがあなた達の手腕の見せ所でしょうが!

と、また愚痴になってしまいましたが・・・
まぁ・・・仕方ないのかな?
そう片付けて、1000000万歩譲ったった私でありました(汗)

投稿: おふく | 2009年11月16日 (月) 19時07分

DAIさん、こんばんは~

私も、「HNKだし・・・」と思って見ている小学生が、勘違いしてしまわないかと心配です。

投稿: 茶々 | 2009年11月16日 (月) 19時52分

えびすこさん、こんばんは~

なんだか、今回の天地人・・・出演している役者さんの数が少ない気がします。

予算の都合でしょうか。。。

投稿: 茶々 | 2009年11月16日 (月) 19時54分

花曜さん、こんばんは~

>マイナーな人間で1年も脚本書かないと・・・

ですよね。

ただ、せっかく、城田くんの幸村がいるんですから、そっちのほうのエピソードもふんだんに盛り込めば、つないでいけたような気がしますが・・・

投稿: 茶々 | 2009年11月16日 (月) 19時57分

おふくさん、こんばんは~

怒り爆発してますね~

まぁ、ドラマなんだから、すべてを史実の通りにする必要もありませんが、やっぱ、暗黙の了解的な感じの「変えてはいけない部分」があるような気がします。

本来は、皆が知ってる史実を曲げる事なく、未だ謎になってる部分にこそ脚色して話を楽しくする・・・そこが、作家の腕の見せ所だと思うんですが・・・

怒りでもなんでも、応援はありがたいです。

投稿: 茶々 | 2009年11月16日 (月) 20時03分

見た後に爽快感や安心感を感じる事があまりありませんでした。1年間見て感じたんですが、昼間のメロドラマみたいでしたね。いくつかそれと思わせる場面(例・御舘の乱の経緯)がありました。
おふくさんご指摘の「千姫救出」始め、史実を何回も捏造(私も1つおかしいと感じる箇所があるんです)すると、BPOへの苦情があってもおかしくない様な…。

詳しい感想は来週に改めて書きます。

投稿: えびすこ | 2009年11月16日 (月) 22時47分

こんばんわ~。
昨日は私も大変呆れました。釈然としません。
大坂方ではなく徳川方につくのは「秀忠がいるから」というのもよくわからない感じでしたし、確かに大坂方は平和な時代のテロ勢力みたいになってはいましたが、でも「産みの苦しみ」で片付けるのもどうかと思いました。大坂城の焼け跡で「亡くなった方は尊い犠牲になった」というのには虫唾が走りましたし・・・。偽善100%。
千姫が救われたから「力に愛が勝った」とのたまうのも「はあ?」でした。変ですよ。どう考えても。
今更言うのもなんなのですが、昨日は特に鼻についてしょうがなかったです。
ご指摘のように、千姫の救出の件で幸村があそこにいるのも、兼続が連れてくるのもどう考えても変・・・。あそこは変えてはダメだと思います。
「功名が辻」でも、一豊が重要なシーンの立会人になっていて(どう考えてもそれはやりすぎだろ!と思っていたので)「なんじゃそら!」でしたが、あれはまあ、まだ許せる範囲の脚色でしたが、有名な話を捻じ曲げるのは勘弁してほしかった。
>いつの間にか豊臣方が内堀を埋める事も承諾したような展開になってた気がしないでもない
・・・そのとおりです。見逃されていません。ちなみに、どうして冬の陣であっさり和議が結ばれたのかもスルーでしたよね。重要な筋をはしょりすぎです。
今まではそれでも、まあ「戦国BASARA」を許すがごとく、慈愛の心を持って、わりかし好意的に愛でてきましたが、昨日はさすがに話にならなかったです。
来週はさすがに見ますが、なんだか昨日が酷すぎてあまり期待できそうにないです・・。
終わりよければ全てよしだといいのですが・・・うううむ。

投稿: おみ | 2009年11月17日 (火) 00時50分

えびすこさん、メロドラマ+ホームドラマでしたね。

やっぱ、あまりにも有名な事まで変更してしまうのはどうかと思いますね。

千姫の救出・・・というよりは、幸村の死に様があまりにも有名なので、本来ならそこにいるはずのない人が救出に関わる事の無謀さに違和感を感じるのだと思います。

投稿: 茶々 | 2009年11月17日 (火) 01時35分

おみさん、慈愛の精神を持ってるのは、主人公・兼続ではなく、一年間見続けた視聴者ですよね。

千姫の救出に関わるくらいなら、信長の殺害に関わっててくれたほうが、まだましなような気がします。

なんせ、本能寺のほうは、真相(光秀の動機も)は謎なんですから創作し放題!

投稿: 茶々 | 2009年11月17日 (火) 01時41分

私も、こちらの皆様とは同じ気持ちです。

実は、‘もう一つの関が原’というタイトルだったと思いますが、あの回を見てから、慈愛の心も萎えてしまい、番組を遠ざかってしまっていました。
一応、最終回という文字が出てきたので、仕方なく、見てみたのですが、
千姫の救出の件も呆れましたが、その前に、兼続が、秀忠を横に置いて家康に説教めいた話しをする場面 ・ ・ ・ 野次とゴミを投げ付けたい 感じでした。

一応、日光という所は、関東一円に居る者は、小学生のうちに修学旅行や遠足で必ず行くもので、東照大権現様に向かって ‘よく云うなぁ~’ (外様の侍のクセに・・・)、なんだヨ、こいつぅ ー 、帰れ、帰れ ・ ・ ・ ・ ・ でした。

私もそんなに暇潰していないので、次回の本当の最終回は見ないと思います。

投稿: 重用の節句を祝う | 2009年11月17日 (火) 11時59分

重用の節句を祝うさん、こんにちは~

>次回の本当の最終回は見ないと思います

重用の節句を祝うさんも、とうとう、堪忍袋の緒が切れた・・・って感じですかね。

私としては、今回は最後の最後に大ボケをカマしてくれたという思いでしたが、ひょっとしたら、最終回には、もっとスゴイ大ボケが待ってるかも・・・と逆に、期待してしまうくらいになってしまいました。

投稿: 茶々 | 2009年11月17日 (火) 12時56分

いっそ…加藤清志郎君を主役に据えて、ワンパク与六が和尚さまや謙信公に厳しく育てられて、立派な武士として成長して行く、子供向けの番組でやったら良かったんちゃうかなぁ。って思ってしまいますわ!!!。あんだけ史実をネジ曲げて、ワケ分かんないドラマにしちゃうぐらいなら、その方が何倍も良かったんじゃないでしょうかね。

投稿: マー君 | 2009年11月17日 (火) 16時34分

茶々さん、こんにちはです 

私も最近のドラマやアニメとか見てて思うのですが、いろいろと描写不足が多いですよねぇ(苦笑) 見てるほうに今ひとつ感動が伝わってこないというか・・・ 『仁-JIN』はそこら辺はしっかりしていて見ていて不安にならないんですが まぁあれは原作がしっかりしているっていうのもありますけど(かの村上もとか先生ですからね!)

私は北条時宗(北村さんが怖かった!)から大河を見始めたんですが、あの作品はどちらかというと残酷・凄惨なシーンを丁寧に(?)描いていたので(父が息子を殺すよう命じる、登場人物の多くが暗殺・戦死、島民虐殺、使者斬首etc.)見ていて何か感じるものがあったんですが、(利家とまつでさえ、子供が磔にされるシーンは怖かったなぁ)天地人は戦国時代を題材としながらほとんどの戦シーンを省いたので今ひとつその時代特有の雰囲気(残酷さとか無常観とか)なんかが伝わってきませんでしたね 戦ごっこしてるのかみたいな 闇を見なければ本当の光も見えてこないと思うので出来ればもっと戦国の世の暗部を描いてから「愛」を語ってほしかったですけど…クレームにビビッて製作していた人には無理か(笑) 
いつも以上に長くてちょっとえらそうな文章になってしまい申し訳ないです!

投稿: ryou | 2009年11月17日 (火) 17時39分

マー君さん、こんばんは~

最終回の番組終了5分前に、いきなり画面が変わって、加藤清志郎君が野原で昼寝をしている・・・
そこに和尚さんが来て
「与六、何をしてるんだ!」と起される・・・

すべては、幼い頃の与六の夢だった・・・ていう「夢落ち」だったら、誰も文句は言えませんねぇ

投稿: 茶々 | 2009年11月17日 (火) 19時03分

ryouさん、こんばんは~

私も、最初は、作り手の人たちも一所懸命に、造っておられるのだから・・・と好意的に見るよう心がけていたんですが、いつのほどからか、ふざけてるのか?と思うほどひどくなってきて、ついつい、つっこんでしまいます。
言ったあとで、「チャチャを入れるほうは簡単だけど、作ってる人は大変なんだろうな」と反省したりなんか・・・
今では、「視聴料をちゃんと払ってぶんだけ言わせてね」てな気持ちです。

投稿: 茶々 | 2009年11月17日 (火) 19時09分

ちょっと余談的投稿です。
俳優にとっての勲章の1つ・「大河ドラマの主役」。
「大河ドラマの主役は一生に1回きり」と言う人がいますが、複数回務めるのは不可能ではないです。例えば20代で主役を務めて、40歳以降にまた主役ができる可能性はあります。ちなみに20代・30代・40代の3つの時期に、大河ドラマで主役をした人はいませんが、これからできる可能性のある人は何人かいます。
最近大河ドラマへの世間の風当たりが強いですが、大河ドラマの主役は大河ドラマや民放時代劇の端役・脇役などを、何回か経験した後にやる方がいいんでしょうか?でも民放時代劇(出演機会の)減少で、30代でも「大河ドラマが初の時代劇」と言う俳優が近年増加してます。

ただ最近は、主役の後に「主要人物」の役でも出演する俳優はあまりいないですね。朝ドラや特撮俳優に多い傾向ですが、(大河の主人公の)役のイメージが残るんでしょうか?

投稿: えびすこ | 2011年6月19日 (日) 09時21分

えびすこさん、こんにちは

>大河ドラマの主役は大河ドラマや民放時代劇の端役・脇役などを、何回か経験した後にやる方がいいんでしょうか?

渡辺謙さんや、和泉元彌さんは、あんまり経験していなくて大河の主役になったような気がしますが…

でも、ある程度演技力がないと主役はムリでしょうね~そういう意味でも、大河は特別なので、頑張っていただきたいです。

投稿: 茶々 | 2011年6月19日 (日) 11時08分

なるほど、演技力を認められて「常連」になる人もいますね。
ただ2013年の主役が、大河ドラマ未経験者に決まると、
5年連続で「大河未経験者の主役抜擢」になるんです。

最近は歌舞伎俳優が主要人物役として出る事が少ないので、「作法のお手本役」がいないとも言えます。でも、見ていても作法的に特におかしな場面はないです。
それにしても今年は誰も出ないまま終わるかな?歌舞伎座の新築による「巡回興行」で、飛び飛びで東京にいない人が多いのはわかりますが。

投稿: えびすこ | 2011年6月19日 (日) 12時00分

えびすこさん、こんばんは~

NHKは拘束時間が長いようですから…

投稿: 茶々 | 2011年6月19日 (日) 23時01分

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