源氏物語を書いて地獄に堕ちた?~紫式部
関東も梅雨明けを迎え、いよいよ夏本番!という事で、本日は、ちょっと怖~いお話を・・・
・・・・・・・・・・
世界最古級の長編小説とも言われる『源氏物語』(11月1日参照>>)を書いたとされる紫式部(むらさきしきぶ)・・・
もはや説明する必要も無い超有名な歴史人物ですが、一方では、生没年や本名など、細かい部分がよくわからない人でもあります。
なんせ、平安時代くらいまでは、「男性に顔を見られる事は恥」だったり、「プロポーズの返事(OKの場合)が本名を教える事」だったりするような時代ですから、女性には謎の部分が多いのです。
とにもかくにも、寛弘二年(1005年)頃から、第56代=一条天皇の中宮である彰子(しょうし=藤原道長の長女で後の上東門院)に家庭教師として仕えた事は間違いないでしょうが、冒頭に書いた通り、「源氏物語の作者」というのも、「だとされる」という雰囲気で、「作者は男だった」とか「作者は複数いた」とか、諸説あるんです。
とは言え、父の藤原為時(ふじわらのためとき)や弟の惟規(のぶのり)が式部丞(しきぶのしょう=現在の文部科学省のような行政機関)の役人であった事から、勤務先の宮中にて、最初は藤式部(とうのしきぶ)と呼ばれていたのが、あの『源氏物語』の中で主人公の光源氏(ひかるげんじ)が、自らの理想の女性に育て上げようとするヒロイン=紫の上(むらさきのうえ)にちなんで、いつしか紫式部と呼ばれるようになったというのが一般的な説です。
彰子(左)に『白氏文集』を説く紫式部(右)『紫式部日記絵詞』
で、その紫式部に・・・実は、「その死後に地獄に堕ちた」という伝説があるのです。
鎌倉時代の説話集『今物語(いまものがたり)』によれば・・・
・‥…━━━☆
ある人が不思議な夢を見ます。
枕元に、輪郭もよくわからない、ぼんやりとした影のような物が見えたので、
「誰?」
と声をかけてみると、
「私は、紫式部です。
私は、生前、嘘の作り話ばっかり沢山書いて、人を惑わせてしもたために、今は地獄に落ちて責められ、毎日苦しい思いをしていて、もう耐えられませんねん。
どうか『源氏物語』の巻の名前を詠み込みつつ、南無阿弥陀仏とか、お経を唱えるような歌を一巻ずつ詠んで供養して、この苦しみを和らげてくれはりませんか?」
「めちゃムズっ!(@Д@;」
と思ったその人は、
「たとえば、どんな風に詠んだらえぇんでしょうか?」
と尋ねます。
すると・・・
♪きりつぼに 迷はん闇も 晴るばかり
なもあみだ仏と 常にいはなん ♪
「桐壺の巻を書いたために入ってしまった迷宮の闇が晴れるように、いつも南無阿弥陀仏と唱えて欲しいワ」
と言い終わるや否や、その影は消えてしまった・・・と、
・‥…━━━☆
源氏物語は五十四帖・・・こんな感じの歌を「54首も作れ」って、かなりの無理難題な気もしますが・・・
とは言え、この「紫式部地獄落ち説」は、けっこう早いうちから囁かれていたようで、平安末期の平康頼(たいらのやすより)による説話集=『宝物集(ほうぶつしゅう)』にも、
:;;;:+*+:;;;:+*+
なんや最近、
「嘘八百な源氏物語を作った罪で地獄に落ちて苦しんでるさかい、一刻も早く物語を破り捨てて一日経(いちにちきょう=集中して1日で写経を完成させる事)をやって菩提を弔って欲しい」
と、どこぞの人の夢に紫式部が出て来たよって、歌人たちが集まって、皆で写経して供養したてニュース聞いたわ。
:;;;:+*+:;;;:+*+
と、コチラは実際に供養した事が、巷の噂になっていた事が書かれています。
確かに・・・
言われて見れば、源氏物語って、かなりな内容ですからね~
ドロドロ不倫しまくりで、愛すればこその情念は、ともすれな怨念に変わる・・・1夜限りの関係の女性が「捨てられた」と嘆き悲しんだり、通われなくなった女性が生霊となって現在の恋人を呪ったり・・・
男と女の恨みつらみの愛憎劇を何もないところから作りあげる行為は、言いかえれば大いなる嘘つき・・・
今生きる私たちでこそ、生まれた時から創作童話や小説やドラマなど、フィクションの物語にドップリ浸かってますから、そこに違和感を覚える事もありませんが、書く物と言えば、日記や報告など・・・その出来事を記録するために「物を書く」のが常識だった時代に、フィクションを、それも、怨霊出まくりの奇怪な物語を書けば、そんな風に思われてしまうのも仕方ない事なのかも知れません。
なんせ、「言霊(ことだま)」とか「呪詛(じゅそ)」とか、真夜中の「百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)」なんかが信じられていた時代ですから・・・
しかし、一方で擁護派もいます。
平安末期頃に成立したとされる『今鏡(いまかがみ)』は、「紫式部に仕えた侍女」を語り手として話を進めて行く形式の歴史物語ですが、その中で、その老婆に
「源氏物語を、妄語や虚言とかいうのは違うと思います。
虚言とは、自分を良く見せるために起こってもいない事を起こったように話して、他人を騙すような行為ですが、この物語は人を楽しませ、満足させ、明るい良い方向へ導く物語なんです。
こんなすばらしい物語を書いた紫式部は妙音観音(みょうおんかんのん)の化身なんやないか?と思うくらいです」
と言わせています。
いつしか、そのような考え方が、紫式部を供養する会=『源氏供養(げんじくよう)』という文化を生み出します。
鎌倉時代の初め頃から、あちこちで行われた『源氏供養』は、やがて『源氏供養』を題材とした新しい物語が作られるように・・・まさに、源氏物語スピンオフ!
有名な能楽作品の『源氏供養』では、供養の後のクライマックスで、紫式部が観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の化身であった事が明かされてラストを迎えるのだとか・・・
なんだか、ホッとしますね。
果たして紫式部は、
地獄に堕ちた大嘘つきか?
はたまた、
傑作を生み出した観音様か?
その答えは・・・
1000年以上に渡って読み継がれ、21世紀の現代に至っても、何度も映画やドラマの原作になる・・・そんな物語が他にあるでしょうか?
それこそが答えですね。
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コメント
茶々さん、こんにちは。
その手の話はよく聞きます。吉備真備が佐渡に流されたとか?孟子を乗せた船は沈没するとか?
孟子は危険な思想ですが、真備も紫式部も頭が良すぎるので嫉妬されていたのかなと思います。
それに紫式部は道長の誘いも断ったぐらいですから地獄に行っても平気で反対に閻魔大王よりも偉くなったと思いますよ。
それに源氏物語が人気があるのと一条天皇が日本書記を読んだことがないとこんなことを書けないと言っていますので、男性貴族には腹が立ったのでしょう。あそこまで書ける文学はないですよ。
ところで紫式部はかなりやり手の女房でなかったではないでしょうか?多分彰子中宮のブレーンみたいな感じだと思います。
投稿: non | 2016年7月31日 (日) 15時16分
nonさん、こんにちは~
嫉妬…というのもあるかも知れませんが、もともと天才には、凡人には理解しがたい不思議な部分があるのでしょうね。
投稿: 茶々 | 2016年7月31日 (日) 16時51分
やっぱ清少納言さまのが良いね^^
投稿: honro | 2016年8月 1日 (月) 00時30分
honroさん、こんばんは~
清少納言の方はあんまり意識してなかったかもですが、清少納言が辞めてから雇われた紫式部は、清少納言の事をライバル視してたかも知れませんね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 1日 (月) 03時23分
茶々さん、こんばんは。
疲れて何もする気がないのですが、源氏物語の蛍は良いなと思います。
式部は天才ですね。多分キレイ系で愛想も悪く才能豊かなので、日本では嫌われるタイプでしょう。
ハリウッドで言いますとグレタガルボみたいな感じではと思います。秘密主義で目立つのが嫌いという感じです。
清少納言は田舎育ちなのでのほほんとしていたのかなと枕草子を見ているとそう思いました。職場にいるのですがいい人なのだが空気を読めない感じです。
私は風と共に去りぬのキレイ系で優しい感じのメラニーみたいな赤染衛門が好きです。話が合いそうな感じがします。
式部も清少納言も和泉式部も遠慮します。付き合いづらいです。
投稿: non | 2016年8月 1日 (月) 20時06分
nonさん、こんばんは~
文学が盛んだった平安時代は、女性の記録も生き生きしていて、皆、個性的で魅力的ですね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 2日 (火) 01時40分
茶々様、こんばんは。源氏物語は高校生の頃にハマりました。小説や漫画、ドラマも見ましたよ。お陰で古文の成績が良かったくらいです(^O^)
現在よりもっと女性たちが不自由で血筋や男たちに左右され翻弄される…でも同じように感じる部分もあり、だからこそ今でも愛される物語なのかなと思います。
私は男性のオブザーバーが居たのではないかと思っています。男性目線の話がかなりあるように感じます。
投稿: つらまえ | 2016年8月 2日 (火) 23時42分
つらまえさん、こんばんは~
>男性目線の…
読んだだけで、そこにお気づきになるとは!
つらまえさんはスルドイですね。
一説には、一条天皇が、なるべく頻繁に彰子の部屋に通って来るようにと、藤原道長が紫式部に源氏物語を書かせたんじゃないか?なんて言われてますね。
つまり、一条天皇を夢中にさせ、(彰子の部屋で)その気にさせるのが目的だったと…
それなら、殿方目線の物語になっているのもうなずけますね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 3日 (水) 01時54分
茶々さん、こんばんは。
源氏物語は中性的な感じがします。
男性目線だと平家物語、太平記みたいに軍記になりますが、どうも大宰府で脅された件を見てもそう思えないし、と言いましてもミーハーの枕草子、更級日記でもないので中性的な感じがします。
一条天皇は頭が良いので日本紀を読んだ人だと見破りましたが、そこまで男、女を調べつくした紫式部は中性的だと思います。
投稿: non | 2016年8月 3日 (水) 18時22分
nonさん、こんばんは~
>中性的
だからこそ、「原作者は男だ」とか「複数いた」という説が囁かれるのでしょうね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 4日 (木) 02時29分
茶々さん、こんにちは。
nonさんの意見と被りますが…、
昔、ポケモンが世界中で大流行した一方、米国でピカチュウが殺されるイラストが出回ったりなど、バッシングもあったので、「人気作品ゆえに、アンチ多い」というのがあったかもしれないですね。
もっとも紫式部自身も日記で清少納言を凄く貶してますが
投稿: 禿鼠 | 2016年8月 4日 (木) 09時55分
禿鼠さん、こんにちは~
そうですね~
やっぱり紫式部の方は、清少納言の事をライバル視してたと思います。
面識無いのに日記に悪口書くのは、気になってた証拠のような気がします。
投稿: 茶々 | 2016年8月 4日 (木) 17時18分
源氏物語は日本の長編小説の元祖とも言える古典ですが、紫式部の死後に源氏物語の書籍は誰が管理していたんでしょうか?藤原氏が保管していたんでしょうか?
記事の通りに縁起が悪いのならば後世に残りませんね。
仮に源氏物語の作者が複数いてもおかしくはないですね。「紫式部」は統一著者名と言う事もあり得ます。なお「相棒」はドラマ版では単独の原作者がいないです。
投稿: えびすこ | 2016年8月 5日 (金) 09時48分
茶々さん、禿鼠さん、おはようございます。
私は式部の気持ちがよくわかるのですよ。
うちの母は清少納言そっくり、風と共に去りぬだとスカーレットみたいなのはたから見てもはらはらするのです。
滅茶苦茶な行動をするので気が気でならないのです。
ある意味式部が清少納言をぼろくそに書いたのも気にしないようにしても気になる存在だと思います。
これが赤染衛門みたいな良妻賢母だと何も気に留めないでしょうが、式部からするとろくでもない存在が清少納言、和泉式部でないかと思います。実際に職場にいたら疲れると思いますよ。現実にそういうのと仕事をしたり、家で過ごしていますので余計に感じます。
投稿: non | 2016年8月 5日 (金) 10時32分
えびすこさん、こんにちは~
う~~ん?
原本が不明なので、誰が管理してたかはわからないんじゃないでしょうか?
当時は印刷では無いので、写本×写本で広まっていったのでしょうが、現存する写本でも貴重な物は国宝になってますからね~
投稿: 茶々 | 2016年8月 5日 (金) 16時57分
nonさん、こんにちは~
私の清少納言のイメージは「デキるキャリアウーマン」のようなイメージですね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 5日 (金) 17時00分
茶々さん、こんばんは。
スカーレットも家の母も仕事はできますよ。でも一言余計なことを言います。清少納言もそうなのではないでしょうか?仕事はできるが余計なことを言う。例えば道長様素敵とか敵を褒めているところなんかひんしゅくを買いましたが、紫式部みたいな完璧主義で根暗な私からしますと余計だとか迷惑だと思います。でも清少納言は良い人だと思いますよ。案外仕事を助けてくれたりしそうです。紫式部みたいな人は冷たいですから・・・
和泉式部はバブルのころの仕事も遊びもできる女性みたいですね。浅野ゆう子みたいな感じではないでしょうか?感じだと六本木心中の世界かなと思います。
多分紫式部は結構堅物と思いますよ。日記に書いているのはそういう女ばかりで困ると言いたかったのではないでしょうか?ある意味源氏物語はレクイエムフォードリーム同様に逆説的な道徳本かなと思っています。
投稿: non | 2016年8月 5日 (金) 22時33分
nonさん、こんばんは~
一条天皇が自由にできない恋愛を、源氏が代わりにやってくれてる感じじゃないでしょうか?
投稿: 茶々 | 2016年8月 6日 (土) 02時15分
源氏物語は日本の誇る作品。
日本人の精神を代表する。
これを咀嚼してみたい。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2016年8月 6日 (土) 08時30分
茶々さん、こんにちは。
紫式部日記と枕草子は対比されますが、日記、随筆に分かれていますが、エッセーであり詩です。
ただ陽気な清少納言は明るく能天気なのに、完璧主義の紫式部はきめ細かいです。それが文書に出てくるかなと思いました。
源氏物語は一条天皇が愛読していたそうなのである意味一条天皇、彰子中宮、道長は現実でない世界や誇張した世界を楽しんでいたのかなと思いました。今で言いますと皇族や政治家が出来ないことを楽しむために小説を愛読している感じでしょうか?
そういえば江戸時代も大名は意外と浮世草子を読んでいたし、奥も読んでいたそうですね。
ある意味で言いますと粋をすいと読んでいる上方文化そのものかなと思います。私も紫式部みたいに暗いのでそう感じます。紫式部は東京は合わないでしょう。今みたいなスポーツなんか汚いと吐き捨てるでしょう。私がそういう感じなのでそう思えてなりません。
投稿: non | 2016年8月 6日 (土) 18時03分
nonさん、こんばんは~
文章には性格が出ますね。
実際に文字で書いてある内容と、書いてる方の性格が違っていたりして…心理学大好き人間としては興味深いです。
投稿: 茶々 | 2016年8月 7日 (日) 01時40分
根保孝栄・石塚邦男さん、こんばんは~
奥が深いですね。
投稿: 茶々 | 2016年8月 7日 (日) 01時41分
茶々さん、
昨日スタンフォード監獄実験を見ていましたが、心理学者は往々にして地獄門みたいに芸術のために滅茶苦茶をしています。特に心理学は本当に学問かなと思ってしまうくらいに酷かったです。
例の行動論はスタンフォード監獄実験から来ていますが、あのトラウマは今でも続いているようです。
それを心理学者は米軍のために使ったそうで、そのことがイラクでの虐待に繋がったそうです。恐ろしいことです。
源氏物語は想像力でしていますが、監獄実験をしなくても紫式部は哲学から行動論を導き出しています。ある意味精神的虐待を源氏物語はうまく描いていると思います。その意味からも私は心理学、脳科学は嫌いです。
投稿: non | 2016年8月 8日 (月) 07時28分
nonさん、こんばんは~
心理学や脳科学は、まだまだ未知の領域が多い学問ですからね~
投稿: 茶々 | 2016年8月 9日 (火) 01時57分
ある意味で言いますと茶々さん、紫式部は心理学者がわからない心模様を見抜いていたのかなと思いました。
心理学がなかったり、メンタルトレーニングもなかったのにバランスを保ったのは仏教もあるでしょうが、神道が心の底に根付いていたのかなと思いました。
投稿: non | 2016年8月 9日 (火) 19時49分
nonさん、こんばんは~
この時代、陰陽師が心理カウンセラーの役割を果たしていたのかも知れませんね。
投稿: 茶々 | 2016年8月10日 (水) 02時09分
確かに心理カウンセラー的なのは陰陽師でしょうね。
そういえば今のPC作業は気が狂いそうなことをさせられています。
源氏物語の世界に入りたいぐらいです。
投稿: non | 2016年8月10日 (水) 18時11分
nonさん、こんばんは~
お盆はゆっくりしてくださいね。
投稿: 茶々 | 2016年8月11日 (木) 01時55分
ありがとうございます。
でも限界です。今月でやめたいと思っています。
投稿: non | 2016年8月11日 (木) 09時48分
おはようございます、茶々さん。
やはり疲れます。
どうもこの時期は疲れやすいのかと思いました。
紫式部は休みに石山寺に行ったそうですが、清少納言の清水寺よりも遠くに行ったのは気分転換かなと思いました。
でもパソコンを作るのは疲れますが、紫式部もリクエストが多かったので大変だっただろうと思います。
今の作業は源氏物語ですと波乱の第二幕を書いているところではと思います。本当に流れを変える因果応報は本当に描きにくいですね。
投稿: non | 2016年8月12日 (金) 08時17分
nonさん、こんにちは~
紫式部は「源氏物語」を頼まれて書いてますからね。
日記やエッセイとは、また違う…小説家ですかねww
投稿: 茶々 | 2016年8月12日 (金) 14時56分
ある意味で言いますと紫式部日記が平安時代では枕草子と並ぶ二大随筆だと思います。
紫式部はやり手のキャリアウーマンであり作家だと思いました。
投稿: non | 2016年8月12日 (金) 20時45分
源氏物語…現代的な視点から見ても、まだまだ「新しいお話」だな~と思います。
なぜなら「ブス・ダサい・アホの子・コミュ症・ヤンデレ・ビビり」なお姫様を美しく魅力的に描き、なおかつメインキャラクターとして活躍させるなんて、未だに斬新な試みであり、とても難しい事だと思うので。
私が源氏好きとなったきっかけが「幼く未熟(最近は自閉症スペクトラムなのでは…?という説もある)」と評される女三宮だったから、余計そう思うのかもしれませんが。
投稿: パイナップル | 2016年8月24日 (水) 00時23分
パイナップルさん、こんばんは~
確かに、様々なタイプのお姫様を美しく魅力的に描いてますね~
投稿: 茶々 | 2016年8月24日 (水) 03時25分
国立公文書館の展示で、
地獄に落ちた紫式部の史料がありました。
これだと小説家は地獄に落ちる?
投稿: やぶひび | 2016年9月27日 (火) 01時34分
やぶひびさん、こんばんは~
推理小説&刑事モノの作家さんは特にヤバイかも…ですね。
投稿: 茶々 | 2016年9月27日 (火) 02時02分
茶々さん、こんにちは!
茶々さんもとっくにご存じで、もしかしたら他の方もこのブログでコメントを残してるかもしれませんが、
再来年の大河に紫式部と決まったそうです!
このニュースを聞いた時、茶々さん風の表現をすると『一条天皇とサシで碁を打つ紫式部』という光景が浮かんできて、時代考証に不安な気持ちもありますが、戦国幕末以外の時代が選ばれたのは素直に嬉しいです。
投稿: 禿鼠 | 2022年5月25日 (水) 08時58分
禿鼠さん、こんばんは~
演出の方のインタビューによると、平安の雅な部分だけではなく、ドロドロした闇の部分や活劇的な部分も描かれるそうなので楽しみです。
衣装が高そうですがwww
投稿: 茶々 | 2022年5月26日 (木) 04時14分