大河ドラマ「真田丸」~最終回の感想
終わりましたね~
大河ドラマ「真田丸」・・・
なかなかに良かったです・・・関ヶ原あたりまでは・・・(^-^;
もちろん、最近あったいくつかのトンデモ大河よりは相当良いとは思いますが、関ヶ原が終わって、父=昌幸さんが亡くなってからは、正直、
「アレ?どーしちゃったの?」
て感じの雰囲気のまま進み、最終回には
「ホント!どーしちゃったの?」
って感じで、そのまま終わっちゃいました(。>0<。)
もちろん、これはあくまで個人の好みの問題です。
巷には
「感動した」
「涙が止まらなかった」
「最高に良かった」
の声も多く、ドラマを見て良い感想を抱いた方々のお気持ちに対して、どーのこーの言う気は毛頭ございません。
そもそもテレビ番組という物は、それを見た人すべてが「オモシロイ」と思う事なんてありえ無いわけですから・・・
なので、このページでは、あくまで私個人が、見てどう思ったかという事を吐露させていただきたいと思いますので、反対のご意見も多々ありましょうが、そこのところをご理解いただければありがたいです。
そんな中で、私は、以前から申しております通り、
大河とは言えドラマなのですから創作はあって当然ですし、セリフに関しても、もし本当にその時代らしくしゃべってしまうと、予備知識無し&字幕スーパー無しではおそらく聞き取れないので軽い口調のセリフ回しもOKですし、三谷作品も好きです。
なのに抱く、この違和感は・・・
勝手な想像ではありますが、おそらく三谷氏は真田信繁(幸村)よりも、父の昌幸の方がお好きだったのか?
あるいは、歴史好き故にノリノリで脚本を書いているうちに時間配分がオカシナ事になり、気が付いたら、あと何回かで最終回に持ち込まないといけなくなっていたか?
結果として、なんだか今年の大河は、まるで草刈昌幸さんが主役だったみたい・・・もしNHK様の公式サイトの記述通り、この「真田丸」というドラマが、信繁が主役であったのなら、もう少し大坂の陣に時間が欲しかったですね。
急ぐあまり、いろんな物をはしょり過ぎながらも、最終的に豊臣の負け=大坂城の炎上&落城に持っていかねばならなかったためなのか?
結果、ドラマの中では、元・信長のシェフ=現・台所のジイチャンの個人的な恨みを、最終回まで見抜けなかった事が大坂方最大の敗因という驚くような展開に・・・
しかも、あの柔和な小日向さん(秀吉)をレイプ犯に仕立ててまで・・・小日向秀吉さんって、そんなキャラでしたっけ?
もし、仮に、小日向秀吉さんが、自分を嫌っている女性にムリヤリ迫ってコトに及んだとしても、その彼女の心が、なんとか癒えるよう思いっきりやさしく、家族含めて厚遇して「結果的に幸せだワ」と思えるようにしてやろうとする・・・そんなキャラじゃなかったでしたっけ?
(確かに、男に対しては容赦無かったですが…ww)
少なくとも、竹内茶々さんの気を惹こうとしてた時は、そのようなキャラに見えましたが、何とも不思議です。
不思議と言えば、最終回における主役の言動にも不思議な部分が・・・
そもそもが市街戦だった大坂の陣ですが、そこは城下町のセット作成の金額の高さを考慮して、安定の野っ原での合戦シーンとなったとしても、
本来は、湿地帯に囲まれた台地(上町台地)で、遠くに生駒金剛や北摂の山々が霞む大阪平野で展開された戦いなのですから、せめて、河原のような場所が良かったと思うのですが、ドラマでは、なんだか間近に小山が迫るその麓にて戦うという・・・
また、本来なら真田隊の他にも、毛利隊や渡辺隊が、ほぼ同時に家康本陣を襲ったはずですが、
ドラマのように、大将の信繁が孤軍奮闘的な戦い方で先頭に立ち、まるで、コートの中で集まるバレーボールチームのように、そこだけ固まった10人くらいの家康主従に向かって銃を構える中、家康は家康で「撃て」とばかりにピタリと動かず睨み合うという・・・
これらの描写も、最終回を盛り上げるための演出&予算の都合だという事でヨシとしましょう。
しかし、その最終回における主役の不思議な言動は、納得するには厳しいかと・・・
信繁がおかみ様に
「望みを捨てぬ者にこそ道は開ける」
と言ったワリには、さっさと自害。
それを丸パクリのおかみ様が秀頼に
「望みを捨てぬ者にこそ道は開ける」
「策がある」
と言ったワリには、とっとと自害。
おそらくは、その「策がある」の「策」だと思われる千姫に
「大坂城のすべてがあなたにかかっている」
と言って送り届けたワリには、何の交渉もせず、ただの爺さん&父さん&娘さんの和やかな再会シーン。
おかみ様&信繁の
「策がある」
というセリフの「策」って何?
何もしないなら、なぜ「策」って言ったの?
望み捨てぬのに、なぜ自害するの?
この不思議な中途半端感は、何か見逃してるのか?
と、VTRを戻して2~3回見ましたが、残念ながら、私には、これらの流れが理解できませんでした。
これなら、歴史通りに、
最後の最後まで戦うも信繁が討死した後に、
「真田殿お討死」の一報を受けてからの
千姫から爺ちゃん&父への「秀頼様の命乞い」が一蹴されたとの返事を聞いてからの
秀頼主従の自害
の方が、よっぽど辻褄が合ってるように思うのですが、あえて変えた意図はどこにあったのでしょうか?
この不思議な中途半端感のおかげで、なんだか大坂城内にいた人が全員アホに見えて来て仕方が無い・・・
もし、この通りなら、とてもじゃないが日本一の兵(ツワモノ)なんて伝説にはならなかった事でしょう。
あの上田合戦での城攻め>>
あの犬伏の別れの神回>>
での素晴らしさは、いったいどこに~(;ω;)
最初が良かっただけに、関ヶ原以降の残念さが浮き彫りになってしまった感が否めません・・・惜しいです。
以上、最終回の感想・・・ですが、
ちょっと毒吐きました~(*_ _)人ゴメンナサイ
造り手の方々が一所懸命やっておられるのに、素直に「良かった」という感想を書けずに、ホント申し訳ないです。
★追記:
私が、「信繁の最期は自刃ではなく、討死にでいてほしかった」と思う理由はコチラ↓で書いておりますので、よろしければ…2017年1月 6日【真田信繁の討死~そして幸村伝説へ…】>>
ブログ内の主要な関連ページ
●関ヶ原から大坂の陣の徳川と豊臣の関係>>
●平野焼き討ち~「みしかよの物かたり」>>
●真田丸の攻防>>
●大坂冬の陣に連動した北山一揆>>
●大坂夏の陣に連動した紀州一揆>>
●家康×淀殿×治長=愛憎の三角関係>>
●大蔵卿局について>>
●道明寺誉田の戦い>>
●毛利勝永の天王寺口の戦い>>
●渡辺糺と母・正栄尼の最期>>
●大坂城脱出~お菊物語>>
●秀頼の子供たちについて>>
●大野治胤の最期>>
●千姫のその後>>
上記以外にも、大坂の陣に関しては80以上のページを書いていますので、
●【大坂の陣の年表】>>
から興味のある記事へどうぞm(_ _)m
ほとんど史料が残っていない来年の大河は、
果たして吉と出るか?
凶とでるか?
楽しみにしております。
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コメント
茶々さん、こんにちわ。
今年の大河ドラマは、最後まで飽きずに完走しました。ただ、茶々さんの言うとおり、最終回は中途半端だったかな、とも思います。
投稿: いんちき | 2016年12月20日 (火) 12時14分
いつも楽しく拝見しています。
1年間見続けてきたドラマの終わり方というのは本当に難しいものだとつくづく思いますね。
個人的にはドキュメンタリータッチに描いてほしいと思います。セットなんかも清盛や龍馬伝くらい小汚いほうがいい。
あと合戦シーンがチャチすぎです。CG全盛のこの時代、恐怖を感じるほどの圧倒的な迫力で表現してほしいなぁ・・・と思ったところで直虎の予告orz
ちょっと危ない気がしてきました・・
投稿: ゲッチュ | 2016年12月20日 (火) 13時38分
こんにちは。
いつも楽しく拝見しています。
私も「真田丸」を1年間欠かさずに見てきたので、最終回にはいろいろ言いたくなりました。茶々さんの書かれたこと、本当にその通りだなと思って拝読しました。
いろいろ詰め込まれた最終回でしたが、やはり大坂の陣の合戦シーンにもう少し時間をかけてほしったです。あれでは、明石全登が何の役にもたたなかったように見えてしまいました。毛利勝永も幸村以上に善戦した武将ですから、もう少し出番を長くしてほしかったですね。勝永が大坂城への退却を指揮する場面もなく、残念でした。
おかみ様の「策がある」というのは、千姫に助命嘆願してもらうことだったのでは?にしても、普通に言ってほしかったですよね。そして秀頼主従が自害するシーンもなく、信之と本多正信の帰途のシーンになってしまい、あれ、これで終わり?という感じでした。
いろいろ感想はありましたが、とにかく「真田丸」は大好きでした。2005年の「義経」以来、11年ぶりに最初から最後まで大河ドラマを見ました。今は寂しい限りです。
投稿: KAKI | 2016年12月20日 (火) 20時01分
茶々さん、こんにちは。
今年の大河ドラマは、面白かったですね。云われてみれば確かに「主人公は幸村か?」となりそうですが( ̄ー ̄)ニヤリ。
驚いたことと云えば、佐助の年齢が55才だったこと(笑)。55才であの身体能力?ウソでしょw(゚o゚)w
台所番の爺さん、なんで死んでないんだ?
家康が回を重ねるごとに憎たらしくなっていくのに、最後に来てビビりまくっている姿は伊賀越え以来?面白かった。
幸村と秀頼主従の最後、自害する寸前で場面が変わりませんでしたか?実は落ち延びてたりして。その伏線かと思われるセリフが、何回か前にあったので期待してました(笑)。お上様の策も、直前に幸村から聞かされた内容だろうと思い込んでいましたが。
いつもBSで見るのですが、地上波でも改めて観とくべきでした(^-^;
最後幕末の佐久間象山に繋げるとは。史実としてはたまたまでしょうが、ドラマですから良しとしましょう(゚ー゚)
投稿: 高来郡司 | 2016年12月20日 (火) 23時43分
いんちきさん、こんばんは~
私も、1年間楽しく拝見させていただいたクチで、1年を通しては良き大河だったと思っていますヽ(´▽`)/
が、やっぱり最後が…
「えっ?これで終わりなの?」
という空虚感の勢いのままで感想書いちゃいました。
投稿: 茶々 | 2016年12月21日 (水) 01時38分
ゲッチュさん、こんばんは~
そうですね。
合戦シーンでは、CGの兵士でも良いので、もう少し人数多い感じを出していただきたかったですね。
なんか、マンモス校の運動会の騎馬戦を見てるみたいでした。
個人的には「清盛」のセットが好きです。
投稿: 茶々 | 2016年12月21日 (水) 01時43分
KAKIさん、こんばんは~
もちろん、私も「真田丸」好きです。
良い大河だったとおもうからこそ、最後までイイ感じて終わって欲しかったな~という感じです。
>明石全登が何の役にもたたなかったように見えて…
明石さん、祈ってばかりでしたね。。。残念!
>勝永が大坂城への退却を指揮する場面もなく…
おっしゃる通りです。
いつか、この事について書きたいと思っているのですが、この天王寺口の戦いでほぼ同時に家康の本陣に突入しながら、「信繁が討たれる」事と、「勝永が殿を努めて大坂城に戻る事」の違いは、個人的には、けっこう重要な事だと思っているのですが、そこをあえて「信繁自刃」に変更した意図が気になります。
>おかみ様の「策がある」というのは、千姫に助命嘆願してもらうことだったのでは?
そこの部分は言葉足らずで申し訳ありませんでした。
私も、「策」というのはおそらく千姫の嘆願の事だと思っていますが、「策って何?」というのは、「策があると言いながら何もしなかった事」についての「策って何?」=「結局何もしないのにそれをセリフにする意味があったの?」と言いたかったのです。
言いたい事がうまく伝わるように、ちょっとだけ本文を書き返させていただいときます。
投稿: 茶々 | 2016年12月21日 (水) 01時58分
高来郡司さん、こんばんは~
信繁も秀頼も、誰も、実際に自害した場面は無かったので、「続きがあるのか?」と思いましたが、1年間やったドラマに続きを作るとしたら、「彼らが行き延びた」よりは「兄さん=信之主役」で松代藩の物語をやった方が良いような気がしないでも無いです。
まさか、あの台所の爺ちゃんが、あんな重要な役だったとは!驚きです。
やはり、好きなドラマだっただけに、最後に「えぇ?」っとなった感が否めません。
投稿: 茶々 | 2016年12月21日 (水) 02時04分
茶々さま、こんばんは~
三谷さん歴史コントやりたかっただけだったんじゃないですかね~
昌幸パパは描きやすかっただけとか。
基本的に歴史上の人物に敬意がないので行き当たりばったりストーリーになってしまいましたね。
まともな人で5年ぐらいかけて脚本練って大河はやってほしいですね。
投稿: しまだ | 2016年12月22日 (木) 01時04分
しまださん、こんばんは~
天守が炎上した理由&秀頼が出馬しなかった理由が「台所の名もなき爺さんの私怨」って…もっとちゃんとした理由を思い付かなかったんでしょうか?
主人公age、周囲sageがスゴかったですし…
やはり、原作があった方が良いように思います。
投稿: 茶々 | 2016年12月22日 (木) 03時01分
茶々様、こんにちは。
私は、最終回なのでてっきり21時までやってくれるものだとばかり思っていたので、画面に「完」の字が出た時には思わずえぇ~!これで終わり?と間抜けな声が出てしまいましたΣ(゚д゚;)放送時間の都合で仕方なかったのかもですが。
来年の主人公の方、資料も少ないし幼い時から出家してたので、実際はほとんどお寺での生活だったようですが、うーん、どう料理するのでしょうか?楽しみでもあり不安でもありますね(笑)。
投稿: zairu | 2016年12月22日 (木) 15時42分
「何、あのご都合キャラ!?」と、あまり評判の良くない大角与左衛門ですが、個人的には彼の存在が最終回の真田丸を「インパクトのある良い回だった!」と思わせてくれたので憎めません。
なぜなら、当時大坂城に無数に入り込んでいた間者達や、大坂方を見限り徳川に協力した大坂の民(信繁に感情移入していると残念に思えてなりませんが、確かに実在しています。)、強者に(破壊工作という格好の良くない、しかし確実かつ恐るべき方法で)一矢報いた弱いもの・無名なものの姿を集約した存在に見えたからです。
「美しくない・見苦しい」からか、映像化された事がなく(少なくとも私は見たことがない)「大坂の陣は無名なもの達の織り成すダークな一面もスリリングで面白いのに…。」と、歯がゆかった私には、彼らの姿を少しでも感じられる存在を見ることが出来ただけでも満足でした。
(これで合戦シーンに迫力があれば文句なかったのですが…(汗)
せっかくコーエーさんが協力してくださっているので『戦国無双・真田丸』のモブ兵士の映像を少しでも回して欲しかったと思います。)
投稿: パイナップル | 2016年12月22日 (木) 17時09分
最終回は2時間スペシャルじゃないと心の持っていきようがありませんでした。。。淡々と最期を迎える豊臣方に涙を流すいとまさえ、なかったです。25日の20時放送できたんじゃね?と番組表を見つつぼやく日々です。
国松や奈阿姫も取り上げてほしかったよぉ。
せっかくのフィクションなら、個人的には「恋路」の伏線の回収を見たかったです。もしくは「真田丸紀行」で堺にある家康の墓を「こんなものがあるくらいの猛攻を幸村はしたのだぞ」というかんじで取り上げるとか。
にしても千姫の薄情なこと。。。そうなりそうではあったものの、秀忠までにこにこ迎えてこられては、がっかりもひとしおです。
でも久々に大河を一年間楽しめたのでよかったです。
茶々様のブログなど拝見しながら歴史をおさらいします。
投稿: やんたん | 2016年12月22日 (木) 17時50分
zairuさん、こんばんは~
>これで終わり?…
同感です。
もう少し時間が欲しいですよね?
>来年の主人公の方、資料も少ないし…
なんだか…
古文書に1行か2行、名前と職業だけ書かれたような人物で、五十何回のドラマを作っちゃう韓流時代劇の様相を呈して来ましたね。
もちろん、その創作部分がバッチリなら良い大河になると思いますが、そのぶん当たり外れが大きいかもwww
投稿: 茶々 | 2016年12月22日 (木) 18時33分
パイナップルさん、こんばんは~
>当時大坂城に無数に入り込んでいた間者達や、大坂方を見限り徳川に協力した大坂の民…
なるほど…
そういう見方もあるのですね。
もちろん、私も、その事は散々書いてきました。
本文の最後でもリンクを貼った「みしかよの物かたり」>>や北山一揆>>のページでも、今年前半の「真田丸」の感想の時にも、「大坂の陣は街中で…大坂の一般庶民も参戦させてほしい」的な事を書いておりました。
ただ、私としては「ちょっと違うかな?」という印象です。
まず、あの台所の爺ちゃんは、大坂の一般庶民じゃ無いですよね?
服装からして身分は低い設定なのかも知れません(本当は台所係は天皇の料理番みたいな物ですから、それ相当の身分が与えられていそうですが…)が、「(本人曰く)信長の時代から仕えている古株」で、なんなら真田より先から仕えてます。
そんな彼が「天下うんぬん」ではなく、「娘をてごめにされた」という個人的な恨みで何十年も仕えた主君を裏切り、結果的に、それまで大坂方優勢だった天下分け目の勝負の流れをたった一人で変えちゃったわけで…
ドラマの内容のままだと、あの爺ちゃんがいなければ、大坂方が勝ってましたから、結局は、あの爺ちゃんが裏切ってる事を勘づき&追い詰めておきながら、とどめを刺さなかった(なぜ刺さなかったのかも疑問)信繁と佐助の失態が歴史を変えてしまった事になるので、それではちと悲しいかな?と感じてます。
大坂の一般庶民は、もっと出してほしかったです。
投稿: 茶々 | 2016年12月22日 (木) 18時59分
やんたんさん、こんばんは~
>にしても千姫の薄情なこと…
ホント、アレ何だったんでしょう?
「策がある」と言って、きりちゃんまでついて行ってるので、てっきり「秀頼様の命乞い」をすると思いきや、きりはさっさと退場で、ニコニコ爺ちゃんとニコニコ秀忠がお出迎え…
確か、史実とされているのは「どうして(秀頼と)一緒に死ななかったんだ!」で、千姫がトラウマになるくらい秀忠から怒られたんでしたよね?
ドラマですから創作はあって良いと思いますが、その条件は「史実とされているストーリーより面白くなる事」だと思います。
関ヶ原あたりまでは面白かっただけに、最後が残念ですね。
投稿: 茶々 | 2016年12月22日 (木) 19時15分
信繁ではなく、昌幸の方を描きたかったのではないか…。
これは、私も思いました。物語としては「天正壬午の乱編」が一番面白く、話にはキレがあり、キャラクターも皆、イキイキしていましたから。
しかし昌幸って「戦がなければ生きてはいけない位の戦好き。家族さえも謀略の駒にする。土下座した相手を次の瞬間にはもうハメ殺す計画を企てる…。汚い手上等」等々の「王道大河の敵役向き」な人間ですよね。
主役になっていたら、けっこう煩く言われていたと思います。
(デスノートやコードギアス等「主人公側=悪・敵役側=正義」な構図の作品に慣れ親しんだ人は、昌幸メインでも喜んで受け入れたと思います。)
もしかしたら三谷さんは、主役は信繁だと謳いつつ、本命の昌幸を「前半の主役」に、描き応えのある三成と家康を「中盤の主役」「裏の主役」に設定してお話を作ったのかもしれませんね。
来年の大河は…色々と不安はあるものの、秀頼様のifの姿・今川氏真のジェットコースター人生と、大河史上(おそらく)初めて描かれる「良き築山殿」と「遠州錯乱」が楽しみなので見ます。
投稿: ヤマアラシ | 2016年12月24日 (土) 14時24分
茶々さま、どうもです~
一年間の鬱憤を吐き出さないと(笑)
>「台所の名もなき爺さんの私怨」
台所頭の大角与左衛門って、一応名前はあるようですね^^;
妻と娘が太閤に手籠めにされたって話は作りが下手すぎでしょう。
秀吉を悪く描いて、どっかに配慮するポリティカルコレクトネス?を発揮するのであれば、「戦国」のゲルニカをきちんと描写して、大坂の陣の大義はどうだったのか視聴者に問いかけないと。
大御所様のその「欣求浄土」の旗印は偽りだったのでございますか?ぐらい家臣に言わせる脚本家出てこないですかね?
あと、秀頼公と淀君の命乞いが成るか成らないかの最後の最後がすごいドラマなのに・・・
三谷さんは尺の配分に失敗したのだと思います(笑)
もう生きているうちに真田もので大河はないでしょうから残念至極ですね。
三谷さんなら民放でやればいいじゃないですか。人気があるのだから。
投稿: しまだ | 2016年12月25日 (日) 01時52分
ヤマアラシさん。こんばんは~
最近だとダークな主人公もアリだと思うのですが、やはり大河でダークは難しいのですかね?
個人的には、直江兼続さんなんか、「愛」ではなく、ダークヒーローでやってくれれば良かったと思ってるんですが…
>来年の大河は…
普通なら、周囲の人間関係から描くしか無いし、そうする方がオモシロイ気がしますが、どうなるんでしょうね。
素材的に、出来栄え予想に高低差あり過ぎて耳キーンなりそうです。
投稿: 茶々 | 2016年12月25日 (日) 03時35分
しまださん、こんばんは~
アハッ、あまりの驚きぶりの勢いそのままに、思わず「名もなき」と書いちゃいましたが、確かに、名前が残ってる以上「名もなき」では無いですね。
すみませんでした。
実際の大角さんは、この機に乗じて徳川にすり寄って一旗揚げようと思ったのかも知れませんが、ドラマ内ではそれまでほとんど触れられずにいたワリには、大坂城に火を放ったのが大角さん一人と思えるような大役的描写(しかも動機がアレ)だったので、つい興奮してしまいました。
>秀頼公と淀君の命乞いが成るか成らないかの最後の最後がすごいドラマなのに・・・
ほんとに…あれだけ「策」「策」とフッておきながら「何も無し」は、思わず画面を2度見してしまいました。
(ソコが狙いなのかも…いわゆる「スカシ」というヤツです)
>三谷さんは尺の配分に失敗したのだと思います(笑)…
私も、そう思います。
信繁の1番の見せどころ…というか、史料もほぼほぼ大坂の陣しか無いのに、時間の配分を誤って、最後が総集編のようになってしまったのは致命的だと…
最終回は、短い時間にアレもコレも…となって、中途半端になってしまったのかな?と…
残念ですね。
投稿: 茶々 | 2016年12月25日 (日) 03時47分
あらあら、茶々さんも他の皆様も
結構辛口なのね
私個人としましては
俳優も脚本も良かったなと
思いますよ~
八重の桜なんて夏頃からしんどかったのに
今回は最後まで楽しんで見れましたから
確かにラストの部分は
投げっぱなしでしたが
三谷さんなりの解釈って事で私は納得かな
それより来年ですよ~
先入観が邪魔をして見たくないです
茶々視点での予想は?
是非聞かせて欲しいです!
投稿: 桜文鳥 | 2016年12月27日 (火) 18時03分
桜文鳥さん、こんばんは~
もちろん、私も、昨今の不倫大河や恋愛大河よりは、うんと良かったと思ってますし、あの犬伏の回では「神回」と絶賛したくらいですから…
ただ、やっぱり、最後がね…
これは単純に好みの問題ですが、私としては、真田は「討死してこそ絶賛されて伝説になった」と思ってる派なので、自害っぽい感じだったのが、ちと寂しかったんです。
来年は、怖さ半分、期待半分です。
判断するには、主役の方の史料が少な過ぎですから、作り手さんのやり方次第で良い作品にも、トンデモな作品にもなると思います。
投稿: 茶々 | 2016年12月28日 (水) 01時22分
「真田丸ロス」という現象もあるそうですね。
去年の大河ドラマより面白かったですけど、
関ヶ原の合戦シーンもなかったのが、
残念です。
秀次の失脚、切腹は、新解釈で再評価されていました。悪人より小心者でした。
来年の大河ドラマは、今川家と徳川家の
人々の方がインパクト大ですね。
投稿: やぶひび | 2016年12月30日 (金) 16時13分
やぶひびさん、こんばんは~
>秀次の失脚、切腹は…
そうです!そうです!
あの秀次の流れは良かったですね。
ちょうど注目されていた説でしたし、この1~2年前に「秀吉は秀次切腹の命令を出して無いんじゃないか?」と解釈できる高野山宛ての書状も発見されてましたから、それらを取り入れての新展開は良かったです。
来年は、周辺の方々の記録をうまく組み合わせて、謎多き主人公を浮かび上がらせる事ができれば、後世に残る名作となるでしょうね。
楽しみです。
投稿: 茶々 | 2016年12月31日 (土) 02時12分
昌幸「軍勢を一つの塊と思ってはならぬ。所詮、人の集まりよ。」
この言葉が最初から最後まで、敵にも味方にもピタリと当てはまったドラマだったな…と思いました。
真田丸での華々しい勝利だけでなく、序盤の武田家の滅亡もしかり。(ほんの少ししか描かれなかっただけで。)
真田家・徳川家の団結による勝利の引き寄せ力もしかり。
三成や豊臣家の失墜と崩壊もしかり。
最後の最後で幸村が、千姫と与左衛門を
「運命の悪戯で『豊臣家という人の集まり』に身を置くハメになってしまった(少なくとも本人はそう考えている)共同体意識など更々ない一個人(大小に関わらず「集団」にはこういう人、必ずいます。目立つことを避ける人が多いので、発覚しにくいですが。)」
を「豊臣家という軍勢の一部」と見誤ってしまうとうう悲劇は、皮肉が効いていて「上手い!」と思いました。
(永井路子の「悲劇のヒロイン。でも政治家としては残念な人」という千姫評を読んだ後だったので、あの描写をすんなり受け入れられたという事も大きいですが。)
投稿: ささみ | 2017年1月 1日 (日) 14時46分
ささみさん、こんにちは~
>千姫と与左衛門を…
>「豊臣家という軍勢の一部」と見誤ってしまう…
う~~ん(><)
三谷氏としてはそういう考え方だったのかも知れませんが、大河ドラマという性質上、どうしてもあの千姫と与左衛門を、歴史上の千姫と与左衛門とだぶらせて見てしまうわけで…
歴史上の史実とされている流れで言えば、
千姫は生きて戻った事を叱責される=秀忠は彼女を豊臣の人間と見ていた?
与左衛門はギリギリで徳川に寝返った事を手土産に「旗本にして欲しい」と願い出るも、家康は「恩ある豊臣を平気で裏切ったヤツを家臣にできるか!」と一蹴される=家康は与左衛門を豊臣の人間として見ていた?
わけで…
確かに、ドラマなのですから、創作があって当然で、ささみさんがおっしゃるような展開もアリですが、それなら、それを見ている側に解りやすいように、もう少し時間をかけて、そのあたりを描いて欲しかったです。
彼らは、臨時で召集される非正規社員=合戦における軍勢ではなく、れっきとした正社員の立場の人たちだと思うので…
投稿: 茶々 | 2017年1月 1日 (日) 15時20分
上田の里からこんにちわ。昨年は上田はかなり盛り上がりました。真田丸大河記念館は予想の入館者50万人を簡単に超えて100万人を超えそうです。1月15日に残念ながら閉館ですけどね。確かに最後のほうは急いだドラマ展開でしたね。もう少しトコトンやってほしかったです。まあ真田家のことが世に更に広がり地元としてはどちらにせよ嬉しかったです。
投稿: げん | 2017年1月 3日 (火) 22時30分
げんさん、こんばんは~
大阪も、何も無かった所に石碑が建っていたり、いつの間にか説明板が設置されていたり、知らないうちに名物が売られていたり…けっこう、スゴかったです(^-^;
投稿: 茶々 | 2017年1月 4日 (水) 04時04分
振り返ると真田丸は小さいトラブルがいくつかありましたが、特別影響が出ることなく放送を終えました。
今年は真田信繁・伊達政宗生誕450年であるのでまだブームの余韻がありそうです。
大河ドラマは1月放送スタート→12月放送終了なので、秋開始~翌年秋終了の撮影日程のため、作品・内容に関係なくどうしても寒い時期(11月~2月)にロケが集中してますね。3月後半以降はあまりロケがない傾向です。
今年はGW以降も何かの場面のロケがあるのかな?
さて、再来年はどういうロケ日程になるか?
大河ドラマでは異例のスポーツがテーマの作品なので。
投稿: えびすこ | 2017年1月22日 (日) 09時49分
えびすこさん、こんばんは~
>振り返ると真田丸は小さいトラブルがいくつかありました…
そうなんですか?
ぜんぜん知りませんでした。
投稿: 茶々 | 2017年1月23日 (月) 03時56分