アンケート企画「歴史人物・胸キュン!ワード選手権」~女性編
さて、本年初のアンケート企画といきましょう!
今回のテーマは・・・
「歴史人物・胸キュン!ワード~こんなん言われたいゾ選手権」(女性編)という事で、アンケート募集したいと思います。
「女性編」とした限りは、いずれ「男性編」もするつもりなのですが・・・(*´v゚*)ゞ
とは言え、今回は、「歴史上の女性が発信した言葉」という事で、その性質上、どうしても、短歌や軍記物のセリフに選択肢が偏ってしまい、かつ、本人の好みもあって、『百人一首』や『万葉集』、『平家物語』などからの出典が多くなってしまいました~スミマセン
ま、お気軽なアンケートという事で、そこンところは、広い心でお許しを…o(_ _)oペコッ
で、男性は素直な気持ちで、女性は男性になったつもりで「こんなん言われたらジビれるわ~」てな感じの胸キュン!ワードを、一つ選んでいただけるとありがたいです・・・もちろんその他のご意見もお待ちしております。
ちなみに、今回、出典史料は『』で、出典史料からの引用部分は【】で、引用の歌は♪~♪で、その意訳は「」で表示しました。
ではでは、選択肢をどうぞ~
- 『古事記』より…垂仁天皇の后である沙本毘売が、天皇への謀反を企む兄から、【孰愛夫與兄歟】=「お前は夫と兄のどっちが好きか?」と聞かれた時の返答
【愛兄】
「サポリン…お兄ちゃんが好き!」
「萌え~」が止まらん(*゚∀゚)…(参照ページ>>) - 『万葉集』より…鏡王女が、恋人の天智天皇に詠んだ歌
♪秋山の 樹(こ)の下隠り逝く水の
われこそ益さめ 御思いよりは♪
「落葉の下の隠れて流れていく水のように表に見えないけど、アナタが思ってる以上に私はアナタの事が好きなのよ」
秘めたる思いはつのるばかり…(参照ページ>>) - 『万葉集』より…額田王が、すでに天智天皇の恋人であったにも関わらず、野原の園遊会で会った元カレの天武天皇に詠んだ歌
♪あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き
野守(のもり)は見ずや 君が袖振る♪
「夕陽に染まる野原を歩いていると、遠くであなたが手を振ってるのが見える…イャン!そんな大胆な事したら、誰かに見られてしまうやんか!」
センテンススプリ~ング!むしろオフィシャルになるだけ…(参照ページ>>) - 『万葉集』より…処刑された弟=大津皇子が二上山に葬られた事を受けて、伊勢から奈良に戻った姉の大伯皇女が詠んだ歌
♪うすそみの 人なる吾や 明日よりは
二上山(ふたかみやま)を兄弟(いろせ)とわが見む♪
「ぬけがらとなった私は、明日から、あの山をあなただと思って見ながら暮らすわ」
実際には姉弟ではありますが、まるで恋人を想うがのごとく…(参照ページ>>) - 『万葉集』より…宮廷官女の狭野茅上娘子が流罪になった恋人=中臣宅守に宛てて詠んだ歌
♪わが背子が 帰り来まさむ 時のため
命残さむ 忘れたまうな ♪
「あなたが帰って来る時のために、私は生きてるんよ…その事、忘れんといてな」
有名な「…天の火もがも」にしようかと思いましたが、コッチの方がグサッと来るので~って重い!重いゾ…(参照ページ>>) - 『後撰和歌集』より…皇后である橘嘉智子が自宅前で待つ嵯峨天皇に詠んだ歌
♪言繁(ことしげ)し しばしは立てれ 宵の間に
おけらむ露は いでてはらはむ ♪
「メッチャ噂になってますから、人目が無くなる時間まで、チョットの間、外で待っててください。 その間についた夜露は、後で私がキレイにしてさしあげますよって…」
毎晩、彼女のもとに通う嵯峨天皇の姿が目に浮かぶ…(参照ページ>>) - 『後撰和歌集』より…小野小町が参詣したお寺でたまたま会った僧に詠んだ歌
♪岩の上に 旅ねをすれば いと寒し
苔の衣を われにかさなむ ♪
「今夜、このまま一人で寝たら寒いやん、あんたンとこで布団貸してくれる?」
そりゃ、あ~た、掛布団でも敷布団でも肉布団でも貸しまっせ~…(参照ページ>>) - 『百人一首』より…病気になった和泉式部が恋人に詠んだ歌
♪あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな♪
「病気でしんどいの~私、もう死んじゃうかも…死ぬ前に、もう一回アナタに会いたいワ」
「か弱い私」を演出する恋のテクニック女王ここにあり…(参照ページ>>) - 『百人一首』より…前夜、意外に早く帰ってしまった藤原行成の、その言い訳を聞いた清少納言がちょっとスネで詠んだ歌
♪夜をこめて 鳥のそら寝は はかるとも
世に逢坂(あふさか)の 関はゆるさじ♪
「(函谷関の関守がニワトリの鳴きマネに騙され、朝だと思って関所を開けてしまったという中国の故事を踏まえて)ニワトリの鳴きマネして門を開けようとしても、私とあなたの逢坂(おうさか)の関は、そう簡単には開かへんからネ」
「なんやかんや理由つけて、ソソクサ帰るなんて、もう会うたれへんからな!」と怒ってみる…(参照ページ>>) - 『百人一首』より…恋を禁じられた斎宮=式子内親王の詠んだ歌
♪玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする ♪
「命の糸なんか、切れるやったら切れたらえぇねん!
どうせこのままやったら、あの人との事が隠し通せんようなって、皆に知られて引き離されてしまうだけやもん!」
秘めた恋に身を投じる女性の思い~忍びあう恋、なみだ恋♪…(参照ページ>>) - 『成尋阿闍梨母集』より…大陸に渡った僧=成尋の母が異国にいる息子に詠んだ歌
♪もろこしも 天(あめ)の下にぞ ありと聞く
照る日の本を 忘れざらなん ♪
「そっちも、この国と同じ太陽が照らす空の下にあると聞きました…その同じ太陽が照らすこの国におる私の事、忘れんとってな」
コチラも母子ですが、遠距離恋愛の男女のような切なさを感じます…(参照ページ>>) - 『平家物語』より…平清盛の前で仏御前が初めて披露した今様
♪君をはじめて見る折は
千代も経ぬべし姫小松
御前の池なる亀岡に
鶴こそ群れゐてあそぶめれ ♪
「あなたに初めて会うた時、あまりにもカッコ良くて眩しくて、私なんか1000年長生きするかと思うほどでしたわ」
白拍子として雇うてほしいので、ちょっとベンチャラ入ってます…(参照ページ>>) - 『平家物語』より…平維盛が都落ちする時に別れを惜しむ奥さん=建春門院新大納言局が言ったセリフ
【いづくまでも伴(ともない)奉り、同じ野原の露とも消え、一つ底の水屑(みくず)とならんとこそ契りしに、さればさ夜の寝覚めのむつごとは、皆いつはりになりにけり】
「同じ野原の朝露のように消え、一つの海底のモクズとなるまで一緒にいようと約束してくれはりましたのに、あれはウソやったんですか?」
悲しい別れのシーンです…(参照ページ>>) - 『平家物語』より…小宰相が、一の谷の戦いで戦死した恋人=平通盛を追って入水自殺をする時に言ったセリフ
【…本願誤たず浄土へ導き給いつつ、飽かで別れし妹背(いもせ)の仲らい、必ず一つ蓮(はちす)に迎えたまえ】
「心ならずも別れた二人…どうか、あの世では、同じ一枚のハスの葉の上で過ごさせてください」
ホンマ、切のうて切のうて…(参照ページ>>) - 『義経記』より…吉野にて源義経と別れる事になった静御前が、「この手鏡を僕やと思って大事にしてな」と手渡された時に詠んだ歌
♪見るとても 嬉しくもなし 増鏡
恋しき人の 影を止めねば ♪
「あなたの顔を写さない手鏡なんか…見てもうれしい事ないのに…」
あの「しづやしづ~」と迷いましたが…(参照ページ>>) - 『今物語』より…かつて天皇と一夜を過ごした四天王寺の尼僧が詠んだ歌
♪なかなかに 訪(と)はぬも人の うれしきは
憂き世をいとふ たよりなりけり ♪
「あなたが来てくれへん事が、むしろ良かったかも知れません。
なんでって…それで世を捨てる決心ができましたから」
好きな人を待つのはツライ…もう来ないのなら、いっそ尼になって諦めた方が~いや、現代やったら、完全な皮肉に聞こえるかも…(参照ページ>>) - その他
「やっぱ、アレでしょう」っていう項目がありましたらお知らせください
勝手ながら、このアンケートは2月28日に締め切りとさせていただきました。
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