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2017年1月12日 (木)

大河ドラマ『おんな城主 直虎』~井伊家の家老・小野政直とは?

 

始まりましたね~大河ドラマ『おんな城主 直虎』・・・

いやはや・・・
それにしても、番組の感想を書く系のネット掲示板がオモシロイの何のってww

昨年の『真田丸』が「オモシロイ」という方からは
「メリハリなくて全然つまらない」
「ダラダラと見る気失せる」

との意見が飛び交い、
昨年の『真田丸』が「ツマラナカッタ」という方からは
「昨年は初回からコントを見せられてウンザリしたけど今年はやっと大河が見られた」
「トンデモな女性ばかりだった昨年から、やっとちゃんとした戦国女性が出て来た」

と、見事に分かれた感想の数々に、
思わずクスリ(*≧m≦*)

そもそも、万人がオモシロイと思うなんて事はあり得ないですから・・・ホント、作り手さんは大変ですね~

私は・・・ハイ、初回を見た限りでは、良かったと思いますよ~

私は、昨年のようなぶっ飛んだ感じも「挑戦しはったな~」てな感じでオモシロイと思いますし、今年のような、しずしずと話が進んで行く感じも好きです。

ちょっと韓流時代劇っぽい雰囲気なのと、三角関係のラブストーリー感は気になりはしますが、何年か前の『姫たちの妄想』のように、「途中で書く人代わった?」って思うほどの変貌ぶりが無い限りは、なかなか期待できると思います。

『寛政重修家譜』にある井伊谷(いいのや)八幡の神主さんが井戸の中から男の子を見つける話や、家老の小野政直(おのまさなお=道高)の讒言で井伊直満(いいなおみつ)が殺されて、息子の亀之丞(かめのじょう)くんピ~ンチ!も出て来ましたしね。

・・・にしても、1回目で、そんなに史実をやっちゃって大丈夫なのか?
残ってる史実は、どんどん少なくなるゾ!
と、ちと心配になってしまいますが、そこは秀逸な創作で埋めていただく事を期待しつつ・・・

ところで、この初回からヒールな香りをプンプン撒き散らしている吹越満さん演じる小野政直って何者?

今年の大河は次郎法師(井伊直虎)が主役なので小野政直さんは、完全なる敵役・・・かくいう私も、未だ大河の主役になるなど、米粒ほども思っていなかった6年前に書かせていただいた【戦国リボンの騎士~女城主・井伊直虎】>>のページでは、やはり、直虎さんが主役なので、小野政直を、駿河(するが=静岡県東部)今川義(いまがわよしもと)に告げ口した「チクリ政直」と呼んでました(*´v゚*)ゞ

とは言え、ドラマでは、あの倍返し半沢さんの大和田常務のように、ヒール役が憎たらしければ憎たらしいほど、物語は面白くなるので、その点では怪しい雰囲気を醸し出す吹越さんの演技に大いに期待ですが、実は、お察しの通り、史実とされる小野政直さんのイメージは、そこまで悪人では無いようです。

もちろん、義元へのチクリから直満が死んで亀之丞が逃げて・・・のくだりは史実のようですが、そもそも、この頃の井伊家は、上り調子真っただ中の今川の傘下という立場ですから・・・

Iinaotorakeizu 井伊直虎の家系図→(クリックで大きく)

もうすでに、大河の予備知識としてご存じの方も多かろうと思いますが、この井伊家が今川の傘下になるにあたっては、ドラマの主人公=次郎法師の曽祖父である井伊直平(なおひら)が、自身の娘を人質として今川に差し出して臣従していて、その娘さんが義元の妹(養妹・義元の側室だったとも)という名目で、今川の家臣である関口義広(せきぐちよしひろ=親永)の奥さんとなり、その二人の間に生まれたのが、後の徳川家康(とくがわいえやす=当時は松平元康)の正室になる築山殿(つきやまどの=瀬名姫)(築山殿については8月29日参照>>)だとされています。

直平が自らの娘を今川への人質として差し出して傘下になったのがいつ頃かは不明ですが、おそらくは家康と同い年くらい、もしくは1~2歳年上だったと思われる築山殿の生まれた年から考えると、だいたい天文六年か七年頃?(1538年頃?)・・・

とにもかくにも、もし、ドラマのように、直平と井伊家にとっては、弱小であるが故の不本意かつ悔しさ満載の臣従であったとしても、今川の傘下となった以上は、とりあえず表向きはその指示に従い、協力して行かねばならない立場であったはずですから、そこの家老が今川と仲良くするのは、むしろ自然な事です。

一方、その頃の今川家では、世に河東一乱(かとういちらん)と呼ばれる北条氏との争いが勃発中でした。

ご存じのように、もともとは自らの姉(もしくは妹)が側室となっていた今川義忠(よしただ=義元の祖父)に協力して盛り上げたのは、北条氏の初代となる北条早雲(ほうじょうそうううん=当時は伊勢新九郎)(10月11日参照>>)でしたから、本来、北条と今川の仲は、悪くは無かったはず・・・同盟も組んでましたしね。

しかし、その後、今川氏輝(うじてる=義元の兄)の時代になって、今川家は、両者ともに敵とみなしていた武田信虎(たけだのぶとら=信玄の父)と和睦したばかりか、その息子の義元が信虎の娘=定恵院(じょうけいいん)を正室に迎えて更なる同盟の強化を計った事に怒った北条が、駿河へと侵攻して来たのが河東一乱・・・河東というのは富士川より東の地域という意味です。

ところが、そんな北条氏に井伊が協力していたとおぼしき記録があります。

それは、3月29日付けの北条氏綱(うじつな=早雲の息子)による三河(みかわ=愛知県東部)の国人領主=奥平貞昌(おくだいらさだまさ)宛ての手紙・・・
「遠州本意之上…(略)で始まる手紙には、
「遠江(とおとうみ=静岡県大井川西部)が思い通りになったんで、ご褒美あげるね~なので、今後は井伊と談合して早々に行動を起こす事が大事やで~」
とあります。

当時は、この奥平も今川の傘下でしたから、ともに今川配下の奥平と井伊を寝返らせて、西の彼らと東の北条で今川を挟み、孤立させようという作戦なわけです。

残念ながら、この手紙に年号が書いて無いので、いつの手紙がはっきりしないのですが・・・
この河東一乱が天文五年(1536年)頃と天文十四年(1545年)の2度激しくなる時期がある中で、差出人の氏綱が天文十年(1541年)に亡くなっている事から(奥平貞昌の死亡は不明)、当然、手紙はそれ以前という事になります。

もちろん、この手紙の中の「井伊」が井伊家内の誰なのか?という事は不明ですが、この河東一乱に合わせて、今川ではなく、北条に通じ、北条に味方しようとしていた人物が井伊家内にいた事は確か・・・

そして、今回の大河ドラマの第1回にあった今川義元による直満殺害事件(実際には弟の直義もともに殺害)があったのは天文十三年・・・関連を匂わせる史料は今のところ無いので、あくまで時期だけの推察ですが、

当時の井伊家内には、今川派と北条派がいて、おそらくは、北条側についた者が、この河東一乱の連動して動きを見せた・・・

となると、直満兄弟は、それに関連して義元に殺害された可能性は無きにもあらずで、ならば、ここでの、家老=小野政直の義元への告げ口も、「個人的に嫌いな直満の息子が当主となる事に反対」だけでは無い「井伊家を守る」という意味もあったように思えますね。

ところで、少しネタバレにはなりますが、史実として語られている事なので、今後ドラマで描かれるであろう、ちと先のお話をしますが、今回の第1回で、父の直満を殺され、追われる立場となって逃走する息子の亀之丞くんが、この井伊谷に戻って来れるのは、かの小野政直が死んだ(天文二十三年(1554年)8月27日死去)後の12年後・・・

つまり、家老が当主である井伊直盛(なおもり=直虎の父)を飛び越えて、直接、義元に讒言したうえに、そのせいで、叔父の直満を殺されても、何もできなかった当主=直盛がおり、しかも、その後、身を隠した亀之丞が戻って来れるのは、その家老が死んでから・・・って事になるわけで、どんだけ家老が権力持っとんねん!と思ってしまいますが、

実は、この直満事件の10日ほど前に、全国を旅して廻っていた連歌師の宗牧(そうぼく)なる人物が、この井伊谷を訪れている事が記録されているのですが、
その『東国紀行』によれば
(略)…抑留に及ばずとて、使僧して樽肴贈らる、
馬上盞の体なり、
初夜の過に和泉守所へ落ち着きたり、 
次郎殿やがて光儀、明日一座の懇望、又
太山にも やどや桜の 雪の山…
(略)
…十四日、引馬まで急いだ、次郎殿自身、
其外同名中、都田といふ所まで送りゆく
、又盃…
(略)

かねてより約束していた事もあって、かなり手前の場所まで井伊家の者が出迎えに来てくれていた中
「そんなに長居はしませんから…と伝えると、使いの僧にお酒や肴を持って来させてくれたんで、馬に乗りながら飲み食いしてるうちに和泉守(いずみのかみ=小野政直の事)の屋敷に到着したんやけど、それから、そこに直盛さんがやって来て、「明日、連歌会を開いてほしいわぁ」と言うので、♪太山にも~…って歌を詠んだんや~(略)
14日
(12月14日)は引馬(ひくま=静岡県浜松市)まで急いだんやけど、直盛さん自らが仲間を連れて都田まで見送りに来てくれて、そこでまた1杯引っかけたわ」
と・・・

これって、客人が滞在するのが家老の屋敷で、帰る客人を見送りに行くのが領主???
何か、逆のような気がしないでもないけど、それだけ小野政直が力を持っていたって事なのか??

実は、江戸時代になって封建制度が確立されるまでは、主従の力関係が微妙な事がよくあったのです。

南北朝時代を描いた『太平記』巻三十七の有名な言葉に
「君は舟、臣は水、水能(よく)浮船、
水又覆船也
(なり)
臣能
(よく)保君、臣又傾君といへり」
というのがあります。

これは
「主君は船で家臣は水…水は、船を浮かべる事もできるが、同時に、船を転覆させる事もできる」
つまり、家臣が主君を倒す事もあるよ!って事ですが、この時代の戦国武将の中には、この一文を引用して、堂々と主君と渡り合った家臣もいました。

そもそも戦国の世という物自体が下剋上ドップリな世界・・・上杉謙信(うえすぎけんしん)の父=長尾為景(ながおためかげ)は、上司であった守護の上杉を倒して(8月7日参照>>)のし上がった、もともとは守護代だったわけですし、あの織田信長(おだのぶなが)の父ちゃん(2014年1月17日参照>>)もそうです。

って事は、井伊家だって、例え今川の傘下にあったとしても、北条と通じてもOK・・・ただし、それを実行する前に、事が露見すれば、そりゃ、ヤラれますわな。。。

おそらくは、小野政直には今川という強い後ろ盾がある事により、当時は主君に匹敵するような力を持っていて、当然、彼は、これからも今川の後押しを以って、未だ弱小の井伊家を維持して行こうと考えていた・・・

しかし一方では、今川とは手を切って、独立したいと思っていた一派もいて、おそらくは、前者も後者も、ともに井伊家の未来の事を考えての立ち位置だったはずで、この段階では、どちらが正義で、どちらが悪かは、わからない状況という事になります。

とは言え、今回の大河の主役である次郎法師=直虎は後者の立場・・・しかも、結果的に井伊家は残り、いや、むしろ大藩として江戸時代を生き抜くのですから、当然、ドラマでは前者の小野政直はヒール役を演じる事になります。

後々、またまた対立する事になるであろう、この小野政直の息子を演じるのが、これまた、悪役もこなせる魅力的な高橋一生さんという役者さんなので、益々楽しみですね。

期待してます!
 .

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コメント

今回の大河で注目度が上がったからか、文献などから「直虎やっぱり男説」もあって、やや斜に構えて観ていたのですが、夜の井戸のシーンなど不覚にも涙してしまいました。
茶々様のおっしゃるとおり、吹越さん、よかったですね。わたしの記憶が正しければ「北条時宗」でもいい感じの悪役だった気がします。高橋一生さんを待たず、楽しみに観れそうです。
悪役では春風亭昇太さんも凄みがあってよかったですね。
でも、今回の大河は個人的には華流ラブ史劇を観るかんじだと思いました。こちらも好物なのですが
とりあえず次回も予約録画いたしました。

投稿: やんたん | 2017年1月12日 (木) 14時12分

明けましたね。
今年も楽しい記事を期待しています。
宜しくお願いします。

投稿: you | 2017年1月12日 (木) 18時04分

こんばんは!
私なんぞはまだまだ
信繁の最期はどうであったか
と、思いをめぐらせている最中ですのに
今年は、新、大河の感想、お早いですねー笑
今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします☆

投稿: 真田丸 | 2017年1月12日 (木) 22時37分

やんたんさん、こんばんは~

子役ちゃんたち、3人とも良かったですね。
特に主役の女の子のたずなさばきには驚いてしまいました。
おのくらいの年齢の子が、一人で、あんなスピードで馬に乗れるんですね~
「落ちはしないか」とヒヤヒヤしました(←テレビなのに…(*゚ー゚*))

投稿: 茶々 | 2017年1月13日 (金) 04時07分

youさん、明けましておめでとうございますm(_ _)m

こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿: 茶々 | 2017年1月13日 (金) 04時08分

真田丸さん、こちらこそ、
今年もよろしくお願いしますo(_ _)oペコッ

投稿: 茶々 | 2017年1月13日 (金) 04時09分

1回目の視聴率は子役トリオの活躍を考慮すると健闘ではないでしょうか?さすがに清史朗与六の頃の様にはなりませんが。
でも子役トリオの好演に対する反響が大きいので、2回目は大きく上がれると思います。
「少年探偵団」みたいなくだりもありましたね。今月中は「子役担当月」だそうです。

願わくばおとわ役の新井美羽ちゃんを信長の娘、亀之丞役の藤本哉汰(ふじもと・かなた)くんを竹千代(徳川信康)役で再登板させてほしいです。
亀之丞と鶴丸の2人は成人後の俳優を小さくさせたような感じで、演者の容姿を考慮した配役ですね。
今作は男の子の子役では配役が適任ですね。中盤で出る寺田心くんの登場も期待したいです。
「大河ドラマで子役が目立つ・活躍する作品は人気が出る」というジンクスがあります。

投稿: えびすこ | 2017年1月13日 (金) 09時20分

えびすこさん、こんばんは~

以前も書きましたが…
「子役が1ヶ月も…」という意見もあるようですが、40過ぎに15歳を、25歳に8歳をやらせるよりは、子役ちゃんの方が私は好きです。

投稿: 茶々 | 2017年1月13日 (金) 18時52分

ところで井伊直親には何人子供がいたんでしょうか?改めてこの記事を読みましたが、上の井伊家・家系図では娘もいたようですね。過去のこのブログ記事などで、直親が死んだ時は井伊家はのち井伊直政となる虎松1人しか男性がいなかった様ですが、もう1人息子がいたとも聞きます。
もう1つ。井伊直政の生母(大河ドラマでの名前は「しの」)はいつあたりまで健在だったんでしょうか?直虎が死去した時はまだ存命だったかどうか。

第1回を見ると当主の直盛が井伊家の嫡流で亀之丞・直親は傍流(分家格)の人のように見えます。おとわの婿になって家督を継いでほしいとの発言がありましたね。図にあるとおり実際には直親は直盛の養子になる予定。
直親や直虎の代に井伊家で生まれた女性もいるとは思いますが、嫁に行った人が大半であるので、未婚成人女性だと必然的に(おそらく)直虎しかいなかった、となりますね。

>(だんだん)残っている史実が少なくなる。
従来の大河作品とは反対の現象になりますね。
通常は主人公が「世に出る前」の時期は創作が多いので。

投稿: えびすこ | 2017年1月15日 (日) 11時03分

えびすこさん、こんばんは~

井伊直政以前の井伊家の記録は、ほとんど残っていないので「よくわかっていない」のが現状だと思いますよ。

大河になるにあたって、直虎の解説をするような書籍がいくつか出版されましたが、どれもが、その時代背景や周囲の出来事、同時代の女性の事とかで、直虎本人に関する事は、ほとんど書いてないです。

歴代の大河主人公たちの中でも極端に史料が無いので、仕方ないですが、今川の記録やら徳川の記録やらをうまくつなぎ合わせながら、彼女の像を作っていく感じになると思います。

投稿: 茶々 | 2017年1月15日 (日) 18時48分

茶々さん、こんばんは。
義元の父親は氏親でなかったではないでしょうか?確か祖母は北山殿と聞きました。氏親の頃だと北条は伊勢と名乗り今川の家臣だったはずです。
氏輝の時に武田、北条と大きな戦争が起こり、駿河東部は地獄だったと聞きます。
義元の提案による三国同盟で今川は東の憂いが無くなったと聞きます。
遠江は今川と斯波が争っていたし、井伊家は南朝なので三つ巴の争いが続いたと聞きます。落ち着いたのは家康が東海一の弓取りになったころではないでしょうか?ところで家康は瀬名と仲が悪かったのでしょうか?もし悪かったら今川が滅んだ時に離縁できたと思います。瀬名が三河は田舎者と揶揄しましたが今川は吉良、畠山と同じ三河出身で尾張にも親戚がいます。瀬名ぐらい義元に近い一族だとそういうのを言いますと馬鹿丸出しですね。
ところで今でも静岡市と浜松市は仲が悪くあまり関係もないのですが、本当に井伊家の人々はのこのこと敵地に入ったのでしょうか?裏切り者の家臣を打ち取らなかったのは何故なのでしょうか?日本史と言うのは世界の常識に当てはまらないのでわかりにくいし、外国人に説明するのも難しいです。

投稿: non | 2017年1月16日 (月) 20時24分

nonさん、こんばんは~

氏輝が亡くなる前年に武田との和睦が成立しているはずだと思いますので、「氏輝の時代になって…」で合ってると思いますよ。
ま、亡くなる前年なので、それまではドンパチ激しかったですが…

ただ、氏輝さんは義元の兄なのに父と書いてしまっていました~
ふりがなとか年号とか、こういうのとかは、頭に手が追いつかなくて、よく書き間違えてしまいます。
そばに校閲ガールがいてくれると助かるんですが…(*´v゚*)ゞ

投稿: 茶々 | 2017年1月17日 (火) 02時45分

茶々さん、こんにちは。
氏親の治世の後半から寿桂尼が亡くなるまで今川の実験を握っていたようですが、と言いますと夫の氏親の病気がちな頃から氏輝、義元、氏真と4代にわたって政務の中枢とはよっぽど手腕があったのだと思いました。結局駿河の最東部は北条になり、三河は家康が信長と手を組んで独立したので氏真の頃には駿河の大部分と遠江になったのですが、でもこの家老一家は今川に味方をしたというのは寿桂尼が有能なので倒れないと思ったのでしょうか?不思議な感じがします。ただ寿桂尼が亡くなるまで駿河遠江を維持したとは今川の勢力は義元の死後も強かったのかなと思いました。

投稿: non | 2017年1月18日 (水) 15時06分

nonさん、こんにちは~

寿桂尼さんについては2013年3月14日>>のページに書いていますが、氏真も、なかなか優秀な武将だったと思いますよ。
ただ、まだまだ若い中で武田と徳川の挟み討ちは、いくら優秀でも厳しいと思いますが、可能性ゼロって事も無かったのではないかと…

投稿: 茶々 | 2017年1月18日 (水) 17時58分

茶々さん、読みました。
読んでいて思ったのはカトリーヌドメディチ、アンヌ王妃もお嬢様で結婚したては駄目なのに夫の死後とか病気がち以降は何故か嫁いだ家のために尽くし、やり手の政治家になっています。これは何故か東西に昔から多いです。妻になったときと母になったときでは変わるのでしょうか?結婚したことが無いし男なので理解しがたいのですが・・・
氏真は徳川家康を読んだり、見て以来嫌いな人物の一人です。親の義元も家の先祖の信行の父の信秀の敵対者なので色眼鏡で見てしまいます。すみませんでも一応家の先祖の敵なのでどうしてもです。しかしながら今度の大河でよく見て判断してみたいです。ただ今川家の基礎があって徳川家の静岡支配ができたのですごかったなと思いました。でも今川も井伊も女の人が支配していたとは当時の女性は強いですね。

投稿: non | 2017年1月18日 (水) 20時09分

nonさん、こんばんは~

いや、井伊から見ても今川は敵ですから、今回の大河でも義元さんは悪役として描かれるでしょう。
ホント、お気の毒です。
スゴイ武将なのに…

投稿: 茶々 | 2017年1月19日 (木) 03時34分

最近朝は調子が悪いです。今日も気分が悪くなりました。
ところで茶々さん、遠江は徳川政権まで安定しませんでしたが何が原因なのでしょうか?駿河は今川、尾張は斯波後に織田、三河は細川の後混乱したが徳川と安定政権ができたのにです。今川義忠も遠江で戦死したぐらいなので安定性に欠くなと思いました。
駿河よりも平野が多いし、敵も一気に攻めてきていないので?です。ただ井伊は南朝だったので三河の細川、駿河の今川、甲斐の武田と言う源氏から嫌われていただろうなと思います。
最後に今川は畠山の分家の分家、本家が畠山、その分家の吉良、そのまた分家の今川なのですがなぜか本家たちよりも格が上になりました。何が原因でしょうか?やはり寿桂尼のおかげでしょうか?

投稿: non | 2017年1月19日 (木) 10時44分

nonさん、こんばんは~

戦国時代はどこも安定してないと思いますが…
下剋上の時代ですからね。
取って代わるには多種多様の要因があると思います。

調子が悪い時はネットしないで、しっかり休養した方がよろしいですよ。
お大事になさって下さい。

投稿: 茶々 | 2017年1月20日 (金) 04時05分

横から失礼しますが 遠江が安定しなかったのは、ご指摘の通り織田本家や斯波家から権力をうまくスライドさせた信長、一色・吉良家等から大義名分を上手く拝借した家康と異なり、リーダー的な武将が中々現れなかったのが理由だと思います。
大河ドラマ中なので余り大きな声では言えませんが、井伊家が今川家の意向を半ば無視した独自の動きを見せたことも、この混乱をひどくした一因に思えます。
個人的な意見ですが、小野政直・政次らはこれに反し今川集権に賛成だったように感じています

投稿: ほよよんほよよん | 2017年1月21日 (土) 15時00分

ほよよんほよよんさん、こんばんは~

傘下に入っても、もともとの領地をそのまま治めさせてくれているので、今川さんはイイ人だったんじゃないかな?とも思います。
井伊家にとっては不満だったのかも知れませんが…

投稿: 茶々 | 2017年1月22日 (日) 04時09分

内容とは直接関係ないですが、一部芸能記事で「大河で最初の1か月目を丸々(主人公役を)子役が担当するのは史上初」とあります。これは「女性が主人公の大河作品では、最初の1か月目を丸々子役が担当するのは初めて」か、「21世紀の大河作品では最初の1か月目を丸々子役が担当するのは今作が初めて」のどちらかのことを言っていると思います。
昔の大河で男性が主人公の作品では最初の1か月目、あるいは2か月目も丸々子役が担当したことがあります。
恐らくこの記事を書いた記者は、昔の大河ドラマの事をあまり知らない若い人か?
今回は子役が重宝されていますね。

>今川さんはイイ人

今年は井伊家がメインであるだけに韻を踏んでいてナイス ( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿: えびすこ | 2017年1月23日 (月) 10時23分

えびすこさん、こんばんは~

今回の子役ちゃんたちは頑張ってはると思いますよ。
一部には、「あまりにも大人びた物言いをし、大人の会話に聞き耳たてたりする事に違和感」なんて意見もあるようですが、主人公を演じている子役ちゃんは、現在10歳だとか…

あの「姫たちの戦国」では、3月に入ってから放送された第10回で賤ヶ岳をやっていたので、主人公の「江」は、その時点でも、ほぼ10歳くらい…
あのドラマでは、最初から上野樹里さんが演じていたので、多くの視聴者の方は違和感無かったのかも知れませんが、私個人としては、そっちの方が違和感アリアリでした。
(本能寺の時なんか、明智光秀に直接会いに行って「なぜ謀反を起こした?」なんて聞いてましたww)

子供の頃をじっくりやるなら、子役ちゃんが長くて良いと思いますし、主人公が長命で演じる役者さんの年齢がある程度高ければ、10代半ばの中学生&高校生くらいの頃の訳者さんの中継ぎもアリだと思います。

投稿: 茶々 | 2017年1月24日 (火) 02時55分

真田丸と良い対比になっていて楽しめました。
井伊(おとわ)と小野(正次)の頭脳バトル、良い築山殿、強くて怖い今川家、そして戦国のシンデレラ(男だけど)・直政の登場を楽しみに見ようと思っています。

投稿: ななし | 2017年1月25日 (水) 16時54分

ななしさん、こんばんは~

今川さんは敵対するし、ヤラれ役なので仕方ないとしても、良い築山殿は見てみたいですね~
でも家康ageのためには、やっぱりダメなのかなぁ(^-^;
ちょっと心配…

投稿: 茶々 | 2017年1月26日 (木) 02時41分

茶々さん今晩は。昇太君の義元さん、怖いですね~。悪役っぽくなってますね。ただ地元の私としては毎回なかなか辛いものがあります。どこの首長でも、自分の国、民が一番大事で守っていくのにそれこそ命懸け、一所懸命ですから。例えとしては間違っているかもしれないけれど、吉良上野介の関係者の皆様、毎年忠臣蔵のシーズンは複雑ではないですか?地元では随分とりっぱな領主様だと聞きますが。やはり歴史って真っ正面からだけでなく、裏から、斜めからのぞくと深くて面白いですね。

投稿: Clef | 2017年1月27日 (金) 20時48分

Clefさん、こんばんは~

おっしゃる通り…私も色々な角度から見てみたい派なんですが…

小耳に挟んだ噂では、ドラマの場合はイメージ通りに描かないと視聴者からのクレームがスゴイらしいです。
特に、坂本龍馬なんかは、あの司馬遼太郎氏が描いた龍馬のイメージでないと怒られるとか…

龍馬の場合は、いつも中岡慎太郎ファンが複雑な思いをしておられるようです。
悪く描かれるわけでは無いですが、手柄が全部龍馬の物になっちゃうんで…

大勢の人が見るドラマですから、作る側にも、なかなか難しい部分があるのだと思います。

投稿: 茶々 | 2017年1月28日 (土) 03時47分

直虎が家中を取り仕切る頃の井伊家家臣団は世代交代すると思いますが、この時期の家臣たちが直政時代に向けて重要な役目を担いますね。

「春馬推し」である私は「直親ロス」になりそうで、政次をもいなくなると顔ぶれが寂しくなりそうです。
そうなると気がかりなのは菅田くんふんする直政登場前の中盤の井伊家家臣団。直虎時代に新しく家臣となる次世代の井伊家家臣を演じる俳優が、序盤の「鶴亀亥トリオ」に匹敵するほどのキャストでないと。

最後に一言。もし直親が直虎と夫婦になっても井伊家の家系は実際とは大差ないと思います。「ドラえもんの理屈」で言うと東京から大阪まで行くのに、いろいろなルートがあるため工程が違っても支障がないことと同じ(たとえある人の妻が違っても何代か後の子孫はかわらない、はず)。

※鶴亀亥トリオ=直親(亀之丞)・政次(鶴丸)・玄蕃(亥之助)。

投稿: えびすこ | 2017年3月18日 (土) 10時54分

えびすこさん、こんにちは~

ドラマの予告の感じだと、直親さんままもなくですね。

投稿: 茶々 | 2017年3月18日 (土) 11時08分

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