枚方~意賀美神社の梅林
京阪沿線の梅の名所=意賀美神社の梅林に行ってきました~
意賀美(おかみ)神社は、京阪電車の枚方市駅と枚方公園駅の間にある、こんもりとした万年寺山に鎮座するお社ですが、もともとは山の麓の、もう少し南側にあったと言われ、その誕生の歴史は開化天皇(かいかてんのう)の(【欠史八代】参照>>)の時代(西暦では紀元前150年頃)とされるくらいメッチャ古いです。
なので、、平安時代頃から近代までは意賀美神社は、この場所にはなく、この万年寺山には須賀神社と麓の村の鎮守であった日吉神社があり、そして同時期、流行していた疫病退散のために建立された万年寺(まんねんじ)というお寺があったのですが、明治の頃の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の嵐によって、万年寺が廃されて、須賀神社と日吉神社が意賀美神社に合祀されて、今に至っているのです。
一方、以前も書かせていただいたように(9月27日参照>>)、ここには、あの豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、自身の側室となった枚方城主の本多政康の娘・乙御前(おとごぜん)のために建築した御茶屋御殿(おちゃやごてん)が建っていた場所でもあります。
梅林越しの御茶屋御殿跡…以前は草ボーボーやったのにキレイになりました
もともとは、眼下に雄大な淀川の流れ望むこの場所に神社やお寺が建立され、360°見渡せる高台に枚方城が構築されて社寺と共存じ、そこに秀吉も魅了された風光明媚な場所だったのです。
もちろん、その頃には、まだ梅林はありませんが・・・
今は七分咲きといったところでしょうか。。。
満開には、もう少し・・・
今週の日曜=3月3日には「梅まつり」が開催される予定ですので、ひょっとしたら、その頃がベストかな?
晴れると良いですね。
●意賀美神社のくわしい場所は、本家ホームページの大阪歴史散歩「枚方宿」のページでご紹介しています>>(別窓で開きます)
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