大河ドラマ『麒麟がくる』第13回「帰蝶のはかりごと」の感想~はかりごとは会見準備の巻
「なるほど…そう来たか」と思った大河ドラマ『麒麟がくる』第13回「帰蝶のはかりごと」の感想です。
これまでの進むスピードの遅さとは打って変わって一気に2年近くすっ飛ばしちゃったギアチェンジに驚きつつも、一方で相変わらず、主人公とその奥さんの影が薄い中、
あんなけ出てた信長父ちゃんの葬式(3月3日参照>>)がスルーされ、
あんなけ物々しかった土岐さんとその一派(12月4日参照>>)も鷹の羽の中で終わってしまい、
信長が当主として初めて戦った三の山・赤塚の戦い(4月17日参照>>)もすっ飛ばされ、
平手さんもほぼナレーションで理由もよくわからんまま自刃退場(1月13日参照>>)となったのは、
この次の正徳寺(聖徳寺)の会見(4月20日参照>>)への準備が主軸だったからなのですね。
なるほど・・・
ドラマの放送前の段階で、「今までに無い新しい信長像を描く」的なフレコミがありましたが、確かに、これまでには無い信長・・・
てか、これやと「新しい濃姫(帰蝶)像やがな!」っていうくらい、父・道三との会見に気乗りしない信長を説得したり、何から何まで準備したりの大活躍で、
アノ方が演じるはずだった姉さん女房的な帰蝶ちゃんが、信長を操縦しまくりでしたね。
これまで見ていた感じでは、駄々っ子のような染谷信長さんが、いつか覚醒するんじゃないか?と思ってましたが、まさか、このまま、天下布武のハンコまで帰蝶ちゃんが作って信長君に与える・・・なんて事はないでしょうね。。。
ま、それはそれでオモシロイかも知れませんが、、、
とまぁ、ご存知の通り、
帰蝶ちゃんが会見の準備に走るのは創作ですが、一方で会見に向かう信長さんの様子は、800人ほどのお供衆とその前列の足軽衆・・・と、見事に史実通りに再現されてましたね~(注:着物の柄は史実通りやと放送では流せませんww)
兵の数に驚く道三とともに、主人公の特権で真横で兵を数える光秀・・・ここは見どころでしたね~
確か、1番驚いたのは槍の長さだったような記憶があるのですが、ドラマでは鉄砲に焦点を当てていたよう・・・でも、今回のドラマの中では初回から、何かと鉄砲に焦点が当てられていたので、そこは、このドラマの特徴という事で納得ですね。
ただ、ちょっと今回は帰蝶ちゃんが前へ出過ぎの、主人公の奥さんが後ろに下がり過ぎな感がしないでもないですね。
なんか、ドラマの中では、信長君はすぐ帰蝶ちゃんに相談するし、二人ラブラブな感じで物事に取り組む一方で、光秀は、いっこも奥さんに相談しないし二人の会話も少ないわぁ。。。
ドラマ上の設定では、信長夫婦は政略結婚で、光秀夫婦は恋愛結婚のはずなのに・・・個人的には、あまりのベタベタは勘弁ですが、もうチョイ仲良くしてほしい気がしました。
とは言え、いよいよ来週は道三×信長の会見の後半戦・・・
果たして道三は、その感想として、
『信長公記』の「息子らは(信長の)門前に馬をつなぐ」か、
『老人雑話』の「我が国は婿殿の引出物なるであろう」か、
どちらを口にするのか?
それとも、これまた、今までに無い新しい展開となるのか?
来週も楽しみです。
お~っと、「その頃、今川は…」って話も出てたので、来週は村木砦の戦い(1月24日参照>>)も描かれるのかな?
いや、渋滞避けて高速に乗り、時の流れのギアチェンジしはったみたいなので、一気に清洲城奪取(4月20日参照>>)まで、行っちゃうかも・・・o(^o^o)(o^o^)o ワクワク
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