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2020年4月20日 (月)

大河ドラマ『麒麟がくる』第14回「聖徳寺の会見」の感想~先週の答えは「信長の前にひれ伏す」でしたの巻

 

今週の大河ドラマ『麒麟がくる』第14回「聖徳寺の会見」の感想です。

期待通り、信長と道三の会見シーンは良かったですね~

先週=第13回「帰蝶のはかりごと」の感想>>で、
果たして道三は、その信長の印象を、
『信長公記』「息子らは(信長の)門前に馬をつなぐ」か、
『老人雑話』「我が国は婿殿の引出物なるであろう」か、
どちらを口にするのか?(詳しくは【正徳寺の会見】>>)
それとも…

てな事を言っておりましたが、上記のどちらでもない
(お前らは)信長の前にひれ伏すであろう」
でしたね~

染谷信長本木道三、ともにけん制しあいの探り合い・・・息を呑むすばらしさで、信長の、これまでとは違う新しい世を造っていきそうな雰囲気出てました。

ただ、会見場で信長が紹介した二人は、なんで、前田利家佐々成政やったんやろ?

確かに利家は信長の小姓やってましたが、このあと事件を起こして、しばらく(数年だと思いますが)織田家を離れますよね?(12月25日参照>>)
佐々成政は、この頃はまだ、守護代家の織田信安(11月1日参照>>)の配下で、信長とは敵対してたんじゃなかったかしら?

気持ち的には、丹羽長秀さんか、利家さんちなら弟の佐脇良之さんあたりを連れ来た方が納得できる気がしないでも無いですが、そこはドラマですから、後々、有名になるメンツを連れて来ないと、見てる側が「誰?」ってなるので、致し方ないって事なんでしょう。

にしても、道三嫁=深芳野さんの、突然の自殺には驚きました。
そんな気配、ありましたっけ?
(確かにお酒は好きそうやったけど…)

海猿義龍がお前呼ばわりで「ずっと放置プレイしてやろ!」と父ちゃんに怒り爆発してましたが、見た目には、けっこうイチャイチャしてラブラブ感出してはった気がするんですが・・・ま、私が見逃してしまってるかも知れないし、アッサリ守護代を息子に渡して出家するための理由付けかも知れないので、ここは納得しときましょう。

一方、納得し難いのは、やはり佐々木蔵之介さんの秀吉・・・

いや、佐々木さんは悪くない!
むしろ、頑張って未熟感&若い感を出してはりますが、いかんせん、年齢が・・・どう頑張っても染谷さんより年下には見えない。

もともと背が高くてカッコ良い俳優さんなので、秀吉のイメージでは無かったですが、それこそ、今回の信長と同様に、これまでに無いシュッとして目から鼻に抜ける聡明さを持った新しい秀吉像を描くために佐々木さんをキャスティングしはったんやと思てましたが、ここまで見た限りでは、これまでの秀吉像のままのような気が・・・いやいや、これからどんどん変化するのかも知れませんから、この先に期待しましょう。

それにしても、相変わらず影が薄い主人公夫婦。。。

主役の特権で、
信長が会見場に来る様子も道三の真横で見、
会見でもえぇ席に座らしてもらい、
大事な「兵を出す出さない」のモメ事の場所でも、あっちこっちから意見を求められるほどの信頼を得ているにも関わらず、結局、普通の事しか言わない・・・

ま、今のところは、歴史上の光秀が「何をした」という記録の無い時代ですので、仕方ないのかも知れないんですが、これが、あと10年くらい続くかと思うと、ちょっとしんどい気もします。

もうしばらく、「主人公が目立った事をしない」という、描き方が難しい時期ではありますが、大河スタッフ様の力量で、これからもオモシロイ展開を期待しております。

ま、今週は村木城(砦)の戦い>>も描いていただけたので満足々々・・・来週は清州城の乗っ取り>>からの織田信光の死>>ですかね?

それとも一気に道三の「美濃を譲る」の遺言状>>からの長良川の戦い>>までいっちゃうのかな?
いずれにしても、楽しみですね~
 .

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コメント

コメントでは初めまして。tonと申します。
Twitterから拝見しております。

昔から、羽柴茶々さんの「創作物の楽しみ方」が好きです。
時代劇などの昔のものは真実はわからない、いろいろな説があるのも(当然?)ご存じ、その上で作られる方はこうやって観客を楽しませようとしている、と解説されている点、浅学の身ですので勉強させていただいています。

こちらのブログで、太閤秀吉亡き後の鎮西代将軍毛利輝元の話を拝見し大変興味深く感じたのを最近のことのように思い出します。

今後も拝見いたします。

投稿: ton | 2020年4月20日 (月) 21時35分

tonさん、はじめまして

うれしいコメントありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。

投稿: 茶々 | 2020年4月21日 (火) 03時17分

こんばんは。

聖徳寺の会見、最高でしたね!
過去にこのシーンを描いた作品はいくつかあったと思いますが、これほど史実(『信長公記』)に忠実に、なおかつ緊張感たっぷりで描いた作品は初めてなのではないでしょうか?

前田利家と佐々成政が同席したのは『信長協奏曲』の影響なのでは?と思っております。

おっしゃる通り、佐脇良之ですとか、あとは長谷川橋介なんかを出した方がリアルなような気がしました。

投稿: 鷲谷 壮介 | 2020年5月17日 (日) 23時13分

鷲谷 壮介さん、こんばんは~

>長谷川橋介なんかを出した方が…

確かに…
橋介さんも小姓あがりで、早いうちから活躍してますからね~なるほど…

やはり、ある程度有名どころでないと掴みがOKとはならないですからね~

投稿: 茶々 | 2020年5月18日 (月) 02時08分

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