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2020年5月18日 (月)

シュッした勝家が初登場した大河ドラマ『麒麟がくる』第18回「越前へ」の感想

 

放送の休止が決定してしまって、ちょっと寂しい大河ドラマ『麒麟がくる』第18回「越前へ」の感想です。

どうせなら、この越前編へ入るタイミングで休止した方が良かったような気もしますが、未だ、撮影再開のメドが立たない状態では、そういうワケにもいかなかったのでしょうね~

ホント、久々の良い大河(←個人の感想です)なので非常に残念ですが、こればかりは仕方ないですね。

ところで・・・
やっとこさ光秀奥さんのセリフが増えて来た~!
と思ったものの、やっぱり今週もの方が目立ってるゾ!

(これまで何度も色んな人に言ってた気がする中)
「命の恩人を探している」と今更ながら話し始めた駒に、

「それは私の旦那様!」光秀ママが感動するものの、
視聴者から見たら、「せやろな」感が拭えない・・・

ほとんどの人、気づいてましたよね?

てか、初回に駒が火事から助けられた話とともに、その恩人が言った麒麟の話をした時、長谷川光秀は、その話を初耳のような感じで聞いてましたが、父は、息子に、その麒麟の話をした事が無かったんかいな?

いや、「父は幼い頃に死んだ」というから、単に覚えて無かったのかも知れないけれど、
それならそれで、さゆりママは、1度もその話を息子にしてないんかいな?

その父は、自分が救った少女の行く末を、何度も京都で確かめようとしていたらしいのに・・・

どうも、今回の光秀パートは、何となくツッコミどころの多い摩訶不思議な回でした。

摩訶不思議と言えば、三河の忍びである菊丸くんは、
三河からず~っと、駒ちゃんのためについて来たにも関わらず、いきなりのサヨナラ・・・

ひょっとして、このままフェードアウトのメンバーになっちゃったのかな?
なんか不思議でしたね。。。

一方、新キャラのユースケ・モーニングストアハウスさんは、なかなかの良い味でした。

つかみどころがなく、それでいて、何かを企んでそうな雰囲気が、見事に醸しだされてましたね~

京都のセレブを招待して歌会などに興じていた事や、せっかく足利義昭を囲ってるのに上洛しなかった事などから、ドラマ等では、戦いが苦手な雅な人に描かれがちな朝倉義景さんですが、

今週ドラマで描かれた頃の2年ほど前には、後見人の朝倉宗滴とともに一向一揆(2008年8月13日参照>>)とも戦ってたし、この後、何度も若狭に出兵してたり(2018年8月13日参照>>)なんぞしている所を見ても、個人的には戦いが苦手だったとは思えないわけで・・・

そんな、程よい「うさん臭さ」が、あの必死のパッチの床磨きに現れていてオモシロかったです。

…にしても、伊呂波大夫にしろ、細川藤孝にしろ、なんで?光秀を、そこまで大物扱いするのかワカラン(><)

なんだかんだで、未だパシリ以外何もしてないし、久しく鉄砲も撃ってないし・・・
ま、「主役に近づいておれば今後の出番が多くなる」って事でヨシとしましょう。

私としては、一乗谷の湯殿(↓)が見事に再現されているところでテンションだだ上がりでしたし・・・

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義景邸・湯殿跡一乗谷朝倉氏遺跡については4月11日のページで>>)


そんな中、
打って変わった後半の信長による、弟=信勝(信行)殺害シーン。。。。

染谷信長の、怖さが際立った演技がお見事でした。

ただ、なんやかんやあって時間調整がうまく行けてないのかもですが、
もう少し、弟さんとの紆余曲折の場面を、これまでにチョイチョイ挟んどいていただきたかったですね。

古くは親父さんの葬式も無かったし、直近の稲生の戦い(8月24日参照>>)も、すっ飛ばされてしまったために、これまでの信勝さんと言えば、囚われの竹千代(後の家康)子役ちゃんと将棋差してるシーンしか思い出せなくて、いきなりの弟=聖水持って参上からの殺害(11月2日参照>>)は、残念ながら、セリフの長さのワリには唐突な気がしてしまいました。

ところで、話変わりますが、
ここまで爽やかでシュッとした柴田勝家は初めてなんじゃ?

これまで、柴田勝家と言えば、譜代の家臣という立場からか?やっぱり「たたき上げの苦労人」的なイメージの役者さんが多かったので、これまた新しいキャラの勝家に期待大です。

来週は、光秀が京都に行って・・・てか、それなら皆で京都に潜伏してた方がよくね?
と思いながらも、久々に松永さんが登場するようですので、なんだかんだで来週も楽しみにしておりますです。

追記:
ん? 来週のタイトルが「信長を暗殺せよ」で主人公が京都訪問・・・て、ひょっとして、あの「尾張統一の後の信長の初上洛」(11月1日参照>>)するのかな?
ドラマではすっ飛ばされがちなエピソードですが、描かれるなら楽しみです!
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コメント

おはようございます!

18回、素晴らしかったですね!

ユースケ・サンタマリア氏の怪しさもよかったです。

ただ、おっしゃる通り駒パートの作り込みはやはり?が浮かびますね 笑

信勝暗殺シーンもよかったです!

コロナで休止してしまいましたが、みんなで応援してなんとか全話放送をしてもらいましょう!

投稿: 鷲谷 壮介 | 2020年6月18日 (木) 08時00分

鷲谷 壮介さん、こんばんは~

噂によれば、年越し覚悟で予定通りの44話を放送するようです。
渋沢さんには申し訳ないですが、戦国好きとしてはウレシイです。

投稿: 茶々 | 2020年6月19日 (金) 02時42分

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