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2020年5月11日 (月)

斎藤道三が主役だった大河ドラマ『麒麟がくる』第17回「長良川の対決」の感想

 

まさに~第1部の最終回?的な大河ドラマ『麒麟がくる』第17回「長良川の対決」の感想です。

いやぁ、カッコイイ~
とにかく、本木道三が、かっこ良かったです。

実際には、もはやこの時代には、大将同志の一騎撃ちなんてありえないでしょうが、ドラマではアリ・・・どころか、むしろ、そういう場面にこそ、見てる側は手に汗握るというものです。

史実としては、この時、川を渡って敵陣に向かったのは息子=高政勢の方だと思いますが、やはりドラマで描く場合は・・・しかも単身で斬り込んで行くなら、道三の方が川を渡って高政側へ行く方がカッコイイです。

とにもかくにも、
一騎撃ちシーンでは、そこまでのドラマ演出(=フィクション)をしておきながら、
一方で、
『なんだかんだで父親なんだから…
「殺さず、生け捕りにしよう」
と高政側が思案する』
という、史実かも?とされるエピソードを、さりげなく挿入なさるあたりはさすがの大河スタッフ様です。
【長良川の戦い~斎藤道三の最期】のページ参照>>)

同じく史実かも?のエピソードとしては、光秀の脱出場面でもそうでしたね。

死を覚悟した叔父=光安が、
「血筋を残せというのが祖父の遺言だから、何としてでも落ち延びよ」
と光秀を諭し、息子の秀満をつけて送り出すのは、
軍記物ではありますが、『美濃國諸奮記』に残るエピソードです。
【光安自刃で明智城落城】のページ参照>>)

そこに・・・
「後に、会おう」by光安
と、おそらく無理であろう約束をさせる演出は、西村さんの演技も相まって、涙を誘いました~

こういう風に、
「史実」という点と点を、「フィクション」という線で、
見事に結んでいただけると、本当にウレシイv(^o^)v

ただ・・・
もちろん、史実では未だ登場していない光秀ですので、この長良川の戦いに、変に関与する事は避けなければならないので仕方ないのでしょうが、

完全に道三が討ち取られた後に、ヒョッコリ光秀が、しかも単身で伊藤高政の前に現れ、フツーに会話している姿には、ちょっと??な感じがしました。

光秀は道三側についたよね?
先週>>の最後に「敵は高政様!」と宣言してた)

なのに、何のためらいもなく、敵兵たちが止めるでもなく、後ろ側から本陣に現れ、
「今からでも味方になれ」だの、
「まっぴらゴメンでありんす(←コレは m(_ _)mだの、
友達同士のように話しして、
これまた、普通に去っていく・・・って、、、

とは言え、やっぱコレも主人公の特権ならやむを得ず・・・

そんな中で、個人的に気になったのは、合戦中の太鼓。。。
アレって、本来は軍団の統率をとるために鳴らされる太鼓だと思うのですが、今回は、完全に一騎撃ちのBGMとなってましたね。

とてもじゃないが、あの速さのドンドコぶりでは、太鼓に合わせて全軍で動きを合わせるなんて事はできない。
けど、甲冑姿の人らが、明らかに戦場で叩いてるわけで・・・

個人的には、「普通に太鼓BGMを流す感じで良いのでは?」と、すごく不思議でした。

とか何とか言いながらも、先に書いた通り、今年の『麒麟がくる』は、近年稀にみる素晴らしき大河ドラマ!
(↑あくまで個人の感想です)

正式発表ではないものの、聴くところによれば、コロナの影響で、しばらくのお休みの後、残りの回数を減らして撮影を再開されるとか・・・本当に残念!!
こんな良い大河、是非とも万全の態勢で見てみたかったです。

とにもかくにも、
美濃編の最終回が終り、いよいよ来週から越前編・・・

てか、すぐ越前行くのん?
京都とか近江とか放浪せんの?
いや、それこそ、残り回数に限りがあるのですから、ここからは、むしろ高速でお願いしたいところです。

てな事で、
来週の信長さんは。。。
「弟と稲生の戦い>>
「弟を暗殺>>
「柴田勝家、登場か?」
の3本です。。。

楽しみですね~
 .

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コメント

茶々様
こんにちは。
今回の大河ドラマは続けて見ています。これから期待できますね。
ただ、美濃編がちと長いとは感じましたが・・・。

投稿: いんちき | 2020年5月11日 (月) 13時17分

いんちきさん、こんにちは~

もし、ここらあたりで美濃編が終るのが予定通りだったとすれば、ちと長いな~って感じですが、もともと想定外の事がイロイロありましたからね~

そういう意味でも、万全の態勢で見てみたかったです。

投稿: 茶々 | 2020年5月11日 (月) 14時52分

茶々さん、おはようございます。
サザエさんも45年振りに再放送対応になるそうですね。
ホントに今年の大河は愉しめるので、休止になるのは残念で仕方ありません。

さて、本木道三、良かったですねえ!
城内のセットといい、衣装といい、質感のクオリティの高さに本木さんがド嵌りでしたねえ。

これで私も道三ロス…

かと思いきや、
いましたね、次期横綱候補、吉田久秀!
まぁ今後は光秀も史実エピソードに積極的に絡んでくるだろうし「横綱」は無理だろうけど、本木道三とはまた違うタイプの目立ち方、活躍を期待しています。

投稿: とーぱぱ | 2020年5月13日 (水) 05時10分

とーぱぱさん、こんばんは~

>いましたね、次期横綱候補、吉田久秀!

最初の段階でアレだけ推してたんですから期待しちゃいますね~

私としては密かに、向井くんの義輝にも剣豪将軍の壮絶な最期を期待してるんですが…

投稿: 茶々 | 2020年5月14日 (木) 04時06分

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