祝!再開…大河ドラマ『麒麟がくる』第22回「京よりの使者」の感想
待ちに待った大河ドラマ『麒麟がくる』第22回「京よりの使者」の感想です。
まずは、予期せぬ事で休止となる中、復活に向けて頑張られた演者&スタッフの皆さま、再開ありがとうございます。
脚本の変更やスケジュールの調整、感染防止の徹底に、ご苦労なさってる事とは存じますが、近年屈指のオモシロイ大河ドラマ…また、毎週見られる事は、一ファンとしてうれしい限りです。
とは言え、一応、ここは歴史ブログ。
今回、いきなりの桶狭間から4年・・・という事なので、まずは、この間に起こった、麒麟関係で避けては通れない出来事は整理しておきましょう。
- 永禄三年(1560年)
5月=桶狭間の戦い (参照>>)
7月=松永久秀の奈良侵攻(井戸城の戦い>>) - 永禄四年(1561年)
5月=十河一存(三好長慶の弟)が死去(参照>>)
5月=信長の美濃攻め(森部の戦い>>)
10日後(美濃十四条の戦い>>)
8月=秀吉結婚(関係ないか?でも参照>>)
11月=三好が六角に敗退(将軍地蔵山>>) - 永禄五年(1562年)
1月=信長と家康が同盟(清須同盟>>)
3月=三好実休(長慶弟)討死(久米田の戦い>>)
11月=信長が尾張統一(参照>>)
(↑ドラマではすでに統一している異説を採用) - 永禄六年(1563年)
3月=細川晴元死去
(国広富之さんの出番は(ToT)>>)
9月=家康危うし三河一向一揆勃発(参照>>) - 永禄七年(1564年)
2月=竹中半兵衛の稲葉山城乗っ取り事件>>
5月=長慶が安宅冬康(弟)謀殺(参照>>)
(↑の2ヶ月後に長慶が亡くなります)
で、この最後の永禄七年(1564年)が桶狭間から4年後の年になるわけですが、今回描かれたのが、この永禄七年のいつ頃かが微妙なのでアレですが、上記の通り、実際には、かなり状況が変化してます。
おそらくは、放送に間が空いたので、その間に4年過ぎた感じにして、途中にあった出来事はおいおい回想みたいな感じで語られるのだと思いますが、ご覧の通り、三好長慶は立て続けに弟を失っていて、晩年は鬱状態になってしまってたので、ドラマで描かれたほどの三好全盛期ではすでになく、もう三好家は衰退の影が見えている状況だったと思われます。
かと言って、将軍の権威が復活する事もなく・・・
なので、あの荒れた感じの何とも悲しい向井将軍の描き方はお見事やと思います。
…にしても、やはり今回も主役の特権で将軍に重用されてましたね~長谷川光秀。。。
フットワークの軽い眞島藤孝さんが、供もつけずに越前までやって来て、
子供に読み書きを教えてるだけのワリには立派になってた光秀宅で気楽に談笑・・・
なるほど~貧乏所帯の中で、奥さんがどこからか調達した酒や食材を友人に振舞うエピソード(10月18日の後半部分参照>>)はここに入れてきはりましたか~\(^▽^@)ノ
けど、尾頭付きがお客さんにだけ・・・てのは、どうなんでしょう?
私なら、、、なんか、自分だけやと気つかうわ~
そこは、軍記物のエピソードのように、あの美しい髪の毛を売って、もう一匹ダンナのぶんもあった方が良かったかも。。。
とは言え、この先を匂わせるお玉ちゃん(光秀の次女)と藤孝さんの赤ちゃん抱っこシーンは、フッと苦笑いしながら見てしまいました。
ただし、お玉ちゃんが藤孝を好きなんじゃなくて、藤孝の息子がお玉ちゃんを好き過ぎて束縛モラハラ夫になるんですけどねww(7月17日参照>>)
ま、それでも光秀さんは主役なので、特権乱用はOKですが、なぜにお駒ちゃんまで・・・ホント、主役並みの特権をお持ちで
今回もまたまた、駒の特権で、関白に会い、次期将軍に会い・・・まさかまさか、あれだけお駒ちゃんのケツを追っかけてた秀吉が、この4年の間にシレッと寿退場した代わりに、関白や次期将軍がお駒ちゃんに惚れ惚れしちゃうってな事は無いでしょうね~←コレは無い事を祈ります。
ところで、その初登場の次期将軍(覚慶・足利義昭)・・・あの慈悲深い姿はポーズなんでしょうかね?
なんせ、演じておられるのが滝籐さんなので、何かウラがありそうでタマラン(><)
に、しても、ユースケアサクラと光秀の関係が、も一つ微妙・・・
浪人て言ってるので、ただの大家と店子なのか?
でも、京都に行くのに許可取らんとアカンの?
「逐一報告せよ」って言ってるワリには間者として雇ってくれたわけでもなし、
「妻子は面倒みる」って言っても、やさしさというよりは人質っぽい感じしたし・・・
なのに、独断で向井将軍に染谷信長を紹介しちゃって大丈夫?
しかも、その向井将軍は長慶の暗殺命令なんか出しちゃって大丈夫?
ま、大丈夫じゃないから来週は「義輝、夏の終わりに」って事になるのでしょうね~
えぇ?(@@;)「夏の終わりに」って何?
義輝さんのアレは5月=夏の初めですよね?
「夏の終わり」は、どちらかと言うと次期将軍=弟の興福寺脱出ですよね?
ま、とにもかくにも、ここまで剣豪っぷりのカケラも無かった向井将軍の壮絶な立ち回りが見られるかも知れない来週に期待大!です。
あぁ、楽しみだわ
たぶん来週、もしくは、これから起きる出来事は…
●【足利義輝の壮絶最期】>>
●【足利義昭の興福寺を脱出】>>
●【信長の美濃侵攻~堂洞合戦】>>
●【信長の美濃侵攻~関城の戦い】>>
●【義昭が謙信に上洛要請】>>
でどうぞ
(ネタバレになるかもですが…m(_ _)m)
.
「大河ドラマ・時代劇」カテゴリの記事
- 大河ドラマ「光る君へ」の最終回の感想(2024.12.17)
- 大河ドラマ「光る君へ」第1回~5回の感想(2024.02.05)
- 年始のごあいさつ~今年は『光る君へ』ですね!(2024.01.01)
- 大河ドラマ「どうする家康」最終回を見ての感想まとめ(2023.12.18)
- 大河ドラマ「どうする家康」の3~6回の感想(2023.02.13)
コメント
こんばんは。
いろんな記事に現れてすみません 笑
今回はたまや近衛前久など、後々の伏線の多い回でしたね。
僕がうれしかったのは、今までのような「特に何も落ち度のない将軍義輝が、三好三人衆らによって暗殺されてかわいそう」という文脈を取らなかったことですね。
あとは今後の展開として、今まで無能将軍として描かれることの多かった義昭が「もしかして有能な人物として描かれるのでは?」という匂いがしていますね。
楽しみです!
投稿: 鷲谷 壮介 | 2020年9月22日 (火) 01時14分
鷲谷 壮介さん、こんばんは~
義昭さんのイメージが、これまでの時代劇とはちょっと違いますね。
このままなのか?
化けるのか?
化けるならどんな風に?
楽しみですね。
投稿: 茶々 | 2020年9月22日 (火) 03時22分