鎌倉殿の13人…最終回「報いの時」の感想
いやはや…
来年の主役の松潤家康の『吾妻鏡』読書風景から始まった「鎌倉殿の13人」最終回。。。
今年は、多忙により、あまり感想書けませんでしたが、全般的に良かったし、最終回も良かったですね~
最後は、ナレーターの長澤まさみさんが何らかの役で思い出を語ってる感じで登場するのか?と思ってましたが、違ってましたねww
しょっぱなから、戦い方の協議でモメる中、「坂口泰時を大将に、わずが18騎」という、ここは伝えられる通りの描写でしたね(「泰時の出陣」参照>>)。
そんな中、密かに
「(木曽川の手前で?)チャンスがあったら俺は裏切るぜ」
と言ってた山本義村・・・
本来、これは八嶋智人さん演じられた武田信義の息子の武田信光の立ち位置だと思いますが(「木曽川の戦い」参照>>)、今回、息子は出てなさそうだし、出すなら役者さんの準備もいるので、これはこれでOK
放送時間の関係上、「美濃の戦い」>>がカットされて戦いは「瀬田&宇治」>>に行って、負けそうになった後鳥羽松也さんが、
「ぜ~んぶ、配下のヤツのせい…朕は担がれただけ~」
って、事にしちゃいましたが、
これは、以前その「瀬田&宇治」>>のページで書かせていただいたように、そういう事にしないと収まりませんものね~
「島流しなんで嫌じゃぁ」
という後鳥羽松也さん>>のもとへ、とっくに死んだはず(幽霊?)の文覚>>が久々登場するのも、嫌さが伝わって来ますね~
…にしても、
「毒盛った?」
からの
「バレちゃった」
の、小栗義時と菊池のえさんの二人芝居がコワイったりゃありゃしない。。。
小耳に挟んだ話によると、この時代には、まだ即効性の毒はなかったようですので、毎日々々飲んでもらってジワジワ…というのは、アリかも、、、
謎が多い中で、「奥さんの毒殺」という『名月記』のくだり(「北条義時の最期」参照>>)に、ドラマ上はなったわけですが、
とにかく三谷氏は、新説や異説を取り入れて本筋に融合させて描くのがお好きだし、とてもお上手・・・今回も見事でしたね。
秋元巴御前が横田義盛さんとくっつくのもナイスです(「朝比奈義秀」参照>>)。
小池政子さんが、孤児たちに親切にしていたのも、坂口泰時の御成敗式目>>や、後の「いざ鎌倉」の北条時頼>>のやり方に通じるとこがあるし…
大泉頼朝の死後、逝った人が13人という・・・これが「鎌倉殿の13人」というところに結び付けたのもお見事。。。
(私は佐藤上総介も忘れてはいない!キリッ)
個人的には、梶原善児さんや山本トウさん、また大竹歩き巫女さんのような架空の人物が、万能過ぎで無かった事も良かったです。
どこの誰とは言いませんが、架空の人物が難しい人脈を簡単につないだり、厄介な出来事を造作なく片付けちゃったりする時がチョイチョイあるので(笑
ちなみに、小栗義時が最後まで気にしていた仲恭天皇>>は、悲しい運命ながらも、もう10年ほど生きられます。
そして最期は
「ご苦労様…」
ホント良い終わり方でした。
一年間、楽しませていただき、
ありがとうございましたm(_ _)m
★それぞれの出来事のくわしくは
「鎌倉時代の年表」>>からどうぞ
.
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コメント
長沢さんは1回だけ顔出ししています。
「とある侍女の1人」として。
来年は寺島しのぶさんがナレーションをするとのことですが、息子さんがテレビドラマデビューしますね。
「その年の大河ドラマの登場人物が、翌年の作品の1回目にそのままの配役で出た」というのはありました。
「どうする家康」は小説版1巻目が出ているとのことで、大河ドラマの小説版の少ない最近では書籍で残るのはうれしいです。
放送終了後に読み返すこともいいですね。
投稿: えびすこ | 2022年12月20日 (火) 10時45分
えびすこさん、こんばんは~
>長沢さんは1回だけ顔出ししています。
あの時はネットが沸いてましたねww
投稿: 茶々 | 2022年12月21日 (水) 04時15分