日本史の新発見&発掘…歴史のニュース2024年総まとめ
🎍謹んで新春のお慶びを🎍
🎌 申し上げます🎌
皆様、あけましておめでとうございますm(_ _)m
本年も、「今日は何の日?徒然日記」をよろしくお願いします。
・・・てな事で、新年、1発めの今日は、昨年報じられた様々な日本史の発見や発掘のニュースを総まとめにして振り返ってみたいと思います。
ただ、いつものように・・・
ただの歴史好きである茶々の知り得るところのニュースでありますので、あくまで一般に公表&公開された公共性のある物である事、
また、私が関西在住という事もあっての地域性・・・さらにそこに個人的な好みも加わっておりますし、
そもそも上がったニュースを全部知ってるわけではありませんので、少々、内容に片寄りがあるかも知れませんが、
そこのところは、「今日は何の日?徒然日記」独自の注目歴史ニュースという事で、
ご理解くださいませo(_ _)oペコ
1月 | ● | 初代仙台藩主=伊達政宗の新たな文書が兵庫県立歴史博物館(姫路市)で発見されました。 政宗が晩年使っていた花押があることや書状の内容、他の史料の記録から、江戸時代の寛永十二年(1635年)に政宗から旗本の妻木頼利に宛てた書状と推定されるとの事。 |
● | 松江市の松江城下町遺跡で、建物を支える土台となるこれまでで最大級の礎石が見つかりました。 江戸時代にやぐらを備えた商家の重厚な建物があったなどと推定されることから、当時の繁栄を物語るものとして注目されます。 |
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2月 | ● | 織田信長の居城として知られる岐阜城跡(岐阜市)の山上部で、素焼きの皿(かわらけ)の破片や、庭園に用いた可能性がある平たくて丸い石(円礫)が発掘されました。 天守へ向かう通路と考えられてきた場所に、お客をもてなすための建物や庭園があった可能性があり、これまでの岐阜城のイメージが変わる可と注目されます。 |
● | 明智光秀が琵琶湖畔に築いた大津市の坂本城跡で、長さ約30mの石垣や堀が見つかりました。 坂本城は地上の痕跡が残っておらず、絵図もないため「幻の城」とされていた中で、城の実態解明につながる大きな奇跡に近い発見だと評価されています。 |
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● | ![]() 京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区)に寄託された資料の中にあり、書簡の中身は既に知られているものの、その内容を裏付ける貴重な一次史料となります。 |
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● | 創建当初の法隆寺があったとされる若草伽藍跡推定地(奈良県斑鳩町)の南側から、幅約2m、長さ約16mの溝が見つかりました。 若草伽藍の南端を区画した溝の可能性があり、伽藍の規模を知る貴重な手がかりとなるそうです。 |
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3月 | ● | ![]() 施設を区画していた塀の隅の部分とみられ、当時からこの一帯に重要な施設があったことを示す成果だとの事。 |
● | 大津市の個人から滋賀県に寄託を受けた文化財の中から、100年近く所在不明だった西郷隆盛の直筆の書簡が発見されました。 書簡は全長4.75mで西郷の手紙の中では最長級だそうです。 |
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4月 | ● | 日本で自治に初めて成功したとされる山城国一揆>>に関する古文書が大量に見つかりました。 一揆の原動力となった国人らのやり取りが克明に記された新出史料で、専門家からは「将来、教科書の記述が変わる可能性もある」と言われています。 |
● | 京都市で藤原定家の自筆による古今和歌集の注釈書「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」が見つかりました。 顕注密勘は、平安時代末期の僧、顕昭による古今和歌集の注釈に対し、定家が自説の注釈を加えた書物。 写本は確認されていたものの、自筆本の発見は初めてとの事。 |
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5月 | ● | 薩摩焼で知られる鹿児島県日置市東市来町美山の沈寿官窯敷地にあるほこらに記された制作年や人名が、近くの玉山神社の棟札とされる陶板に書かれている年代、人物名と一致していることが分かりました。 文久元年(1861年)、「朴十山」「朴正伯」など陶工の名前が刻まれていて、窯神と神社の関係性が知れるとか。 |
● | 熊本市南区城南町の黒橋貝塚で縄文時代後期(約4000~3500年前)の埋葬人骨が出土しました。 ほぼ全身の骨が残っており、25~40歳くらいの成人女性とみられます。 |
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6月 | ● | 石田三成の腹心だった島左近の墓がある京都市上京区の教法院で発掘調査が行われました。 関ケ原の戦いで討ち死にしたとされる左近>>が、教法院では寛永九年(1632年)没と伝わるなど生存説もあり、調査が歴史研究の手助けになれば…と期待されています。 |
● | かねてより発掘調査されていた大館城跡(秋田県大館市字三ノ丸)で説明会が開かれ、遺構や出土遺物が公開されました。 約500年前の室町時代にあったとみられる竪穴建物の跡や皿の破片などが見つかっており、中世の大館城を知る手掛かりとして注目されています。 |
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7月 | ● | 茨城県常陸太田市の文殊院で室町時代に木版で刷られた全国的にも希少な仏教経典「智感(ちかん)版・大般若経」の断片が、発見されました。 県内では初めての確認事例といい、武家の佐竹氏に従った小野崎氏が寄進したものとみられます。 |
● | 京都市伏見区の桂川西岸の遺跡で、江戸時代前期の木造の川船が出土しました。 この時代の板材を組み合わせた川船が、構造の分かる状態で見つかるのは全国で初めてで、木造の船を造る技術が発達した歴史を解明する上で貴重な発見となります。 |
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● | 奈良県大和郡山市は、明治期の県内公認遊郭4カ所の一つだった同市東岡町に残る象徴的な木造3階建ての建物を、空き家対策特別措置法に基づく「特定空き家」に認定し、年内にも行政代執行で取り壊す方針を決めました。 かつては遊郭として栄えた地域の隆盛をうかがわせる大型建物で、風化して朽ち果てていく様子が時の流れを感じさせる建物でした。 ![]() |
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8月 | ● | 織田信長の後継者争いをめぐって起きた小牧・長久手の戦い>>の際に、豊臣秀吉が弟の秀長に宛てた書状がで確認されました。 兄弟の関係性がうかがえる貴重な資料だとの事です。 |
● | 豊臣秀吉の側近の一人で、関ケ原の戦いに散った大谷吉継>>が秀吉の家臣へ宛てたとみられる書状が新たに発見されました。 末尾には自筆の花押があり、専門家は「偽物も出回っているが、これは自筆で間違いはなく貴重だ」としています。 |
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● | 唐津市教育委員会が、唐津城の築城について、昨年度まで16年間に及ぶ石垣再築整備事業に伴う文化財調査の結果を受けて、従来の定説より10年ほど早い、 天正十九年(1591年)の肥前名護屋城築城と同時期に豊臣政権によって築城が始まったとの新説を発表しました。 |
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9月 | ● | 藤原京跡(奈良県橿原市)から出土したかけ算の九九が書かれた木簡が、役人が徴税の計算などに使った最古級の早見表とみられることが分かりました。 最新の赤外線装置を使い再検討したところ、「九々八十一」の下の2段目は「四九卅(三十)六」と読める可能性があることが分かり、復元すると全体で8段5行あった事がわかりました。 |
● | 天下人になりつつあった豊臣秀吉が、京都支配の拠点として築いた妙顕寺城跡(京都市中京区)で池の遺構が見つかりました。 発掘調査した専門家は「城の遺構が見つかるのは初めて。築城に伴い、池を備えた庭園があったことを確認できた」としています。 |
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● | 奈良市の東大寺大仏殿北側から、室町時代に焼失した僧坊の礎石12基が出土しました。 礎石は大仏殿を中心とする東大寺にふさわしく、多くの僧侶が住んだとされる大規模な僧坊をうかがわせる大きさで、平安と室町時代の3度焼けた痕跡も確認できました。 |
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● | 桓武天皇が造営した長岡京跡>>のすぐ北にある溝路遺跡(京都市南区)で、東西と南北の道路が交わる交差点状の遺構が見つかりました。 長岡京の一部として造られた碁盤目状の区画とみられ、諸説ある京域を考える上で重要な発見とされます。 |
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10月 | ● | 古墳時代最大の内戦磐井の乱>>の中心人物=筑紫君磐井の墓とされる岩戸山古墳(福岡県八女市)から出土した埴輪の破片が、鎧を付けた馬形埴輪の一部だったことが判明しました。 鎧を付けた馬形埴輪が確認されたのは全国初だとの事。 |
● | 長崎県松浦市の鷹島沖の海底遺跡で昨秋に見つかっていた船の一部とみられる木材が、鎌倉時代の元寇>>で沈没したモンゴル(元)軍の船と確認されました。 同じ場所からは、短刀や陶磁器類も出土したと言います。 |
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● | 帝塚山大(奈良市)の牟田口章人客員教授が、大阪府の阿武山古墳で90年前に撮影されたエックス線写真を新たに解析した結果、金糸の織り方などから藤原鎌足が死の直前に授けられた「大織冠」>>である可能性が高まったと発表しましたた。 | |
11月 | ● | 7世紀半ばに出現し、大化改新の舞台にもなった難波宮跡(大阪市中央区)で新たな発掘調査が行われ、宮殿の新たな広がりが確認できました。 これまでの調査で後期難波宮は前期難波宮の跡地のほぼ真上に建てられ、遺跡が重なっていることが明らかになっていて更なる新発見が期待できます。 ![]() |
● | ヤマト王権と北部九州の関係性を考える上で重要な意味を持つ月岡古墳(福岡県うきは市)から出土した多数の甲冑の一部が、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館(奈良県橿原市)の収蔵品の中で新たに確認されたことが分かりました。 これまで知られていた出土品は一括で重要文化財に指定されており、今回、再確認された物も同様の価値があるとみられています。 博物館は保存処理や必要な調査をした上で地元に返却し、協力しながら研究を進める予定です。 |
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12月 | ● | 1950年代に愛知県豊橋市で発見され、日本最古とされた化石人骨「牛川人」を鑑定したところ、クマの腕と足の骨の一部だったことがわかりました。 東京大学総合研究博物館の諏訪元・特任教授らの研究グループが、日本人類学会の機関誌で明らかに… |
● | 豊臣秀吉の軍師として活躍した竹中半兵衛>>の城として知られる菩提山城跡(岐阜県垂井町)から、半兵衛が暮らしていたとみられる本丸御殿の遺構が見つかりました。 これまで菩提山城は戦の際の詰城と考えられてきましたが、実は半兵衛が住んでいたらしい事が…ワクワクですね。 |
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● | 織田信長が築いた安土城>>(滋賀県近江八幡市、東近江市)で「令和の大調査」をしている県が、天主台の東側にある「本丸取付台」にあった建物の規模が判明した事を発表しました。 天主台に最も近い建物だけに建物の性格などを知る手掛かりとなりそうです |
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● | 小田原市が進めている小田原城址公園(小田原市城内)の発掘調査で、戦国大名の北条氏政が暮らしていたとみられる館跡が発見されたことが分かりました。 戦国大名の館跡は朝倉氏>>のものなどが見つかっていますが、関東一円を治めた小田原北条氏>>のような大大名クラスの館跡の発見は全国的に珍しく、戦国大名の政務の実態や暮らしぶりの解明が期待されています。 |
こうして見ると、昨年も様々な新発見がありましたね~
新しい発見があり、歴史がどんどん更新されていく事はウレシイ事です。
ただ、残念ながら、昨年一番目立ってしまった歴史関係のニュースは、史跡や文化財に対する迷惑行為でしたね~
解ってやっている方もいる一方で、どんな場所なのか?知らない方もおられるようで・・・
とにもかくにも、以前、「丑の刻参りのやり方」>>のところでもお話させていただいたように、
そもそもは、
「境内自由」の看板があったとしても、
神社側が定めた本来の目的以外の理由で境内に入ると「不法侵入」、
無断で境内にある物を傷つけるような行為は「器物破損」、
プラス…去年のニュースで知った「礼拝所不敬罪」なんてのも、、、
なので、本来、エクササイズ目的やダンス目的なら、敷地内に入っただけで罪なんですけどね~~
そもそもお稲荷さんとか、怒らしたらコワイねんけど、
「バチ当たり」とか「七代祟る」とか「親の因果が子に報い」
とかの考えは浮かばへんのやろか?
(触らぬ神に祟りなし…てのも無いんやろなぁ)
とにもかくにも、
日本の八百万(やおよろず)の神様の中には、お釈迦さんもキリストさんも含まれている事をお忘れなきよう。。。
誰も見てない?
いや、神様が見てはる、お天道様が見てはる
お天道様に顔向けできひんような事は、したらアカンのです!
・‥…━━━☆
てな事で、ようやくコロナが落ち着いて来たと思ったら、インフルちゃん大流行の予想が出ておりますので、
皆様も体調管理にお気をつけて
…本年も、我が「今日は何の日?徒然日記」を
よろしくお願いしますm(_ _)m
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コメント
新年あけましておめでとうございます。
今年は大阪万博の年ですね。
記事中にある神社・寺院等への迷惑行為ですが、昨年の年明け早々に私の街の歴史の長い神社でもありました。NHKのニュースでも触れたことなので、もしかしたら聞いた事があるのでは?
それはさておき、5日からの大河ドラマ「べらぼう」で浅草周辺が注目されています。
昨年夏から仲見世の屋根が瓦から銅版に、順次付け替えられております。もうすぐ完了する予定です。
投稿: えびすこ | 2025年1月 2日 (木) 11時11分
えびすこさん、明けましておめでとうございます
今年の大河も楽しみですね!
投稿: 茶々 | 2025年1月 3日 (金) 02時37分
明日から「べらぼう」が始まりますが、まだ蔦屋重三郎個人としての記事がないですね。
「べらぼう」が始まると武士ではない登場人物関連の何かしらの新発見もありそうなので、蔦屋重三郎関連の発見もあるのでは?
投稿: えびすこ | 2025年1月 4日 (土) 10時39分
えびすこさん、こんばんは~
今年の大河は、私としては、ほぼ事前知識が無い方が主役なので楽しみにしています。
投稿: 茶々 | 2025年1月 5日 (日) 03時10分
茶々さん、遅いですが明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。そして、今年もなにか歴史的な発見があるか、大河ドラマも盛り上がりますように。
不謹慎といえば、去年は教会のような場所でバーができたというニュースが流れてました。まあ、信じていない神様の前で永遠の愛を誓ったりと今更という気もしますが。
今年の「べらぼう」と正月で一夜だけ復活した「暴れん坊将軍」はテーマが違うので比較する意味はないですが、暴れん坊将軍は穏やかな泰平の雰囲気だけではなく、チャンバラなど悪を成敗するスカッと感があるから人気を保つことができたのかなあと思ったりもしました。
蔦屋重三郎は一町人で初回からリンチされて喧嘩もからっきしでしたが、戦も子悪党との戦闘にも縁がない主人公をどうやって一年間楽しませてくれるか気になります。
投稿: 禿鼠 | 2025年1月 8日 (水) 13時45分
禿鼠さん、今年もよろしくお願いします
暴れん坊将軍はさすがでしたね~
マツケンさんのチャンバラは相変わらずお見事でしたが、若手の方がなかなか出て来ないのは寂しいですね~このご時世、仕方ないですが
大河は昨年のも斬った張ったがなかったですが、その前のトンデモ斬った張ったよりは全然良かったので、今年も期待しています
投稿: 茶々 | 2025年1月 9日 (木) 02時52分