2022年1月 1日 (土)
2020年1月 1日 (水)
新年のごあいさつ…そして今年は「麒麟がくる」
新年 明けましておめでとうございます
今年も、歴史のあんな事、こんな事、
色々と楽しんでいきましょう!
ところで…
今年の大河ドラマ「麒麟がくる」
私も、かなり昔からの大河ドラマファンですが、やはり大好きな戦国時代の一年だとウレシさ倍増です。
題名にある「麒麟」は、ご存知のように動物園にいるあのキリンではなく、中国の神話に登場する想像上の生き物・・・いわゆる霊獣(れいじゅう)とされる麒麟(きりん)ですね。
霊獣は瑞獣(ずいじゅう)とも言われ、この世に存在するありとあらゆる動物たちのご先祖、あるいは、その種の根源であり長であるとされ、瑞兆(ずいちょう=良い事が起こる前兆・吉兆)=つまり、良い事が起こる時に姿を現すとされています。
霊獣の中でも、四霊(しれい=あるいは四神)に含まれる4種の瑞獣は特別視されていて、麒麟は、その4種の中に入っています。
4種の中で、最もよく知られているのが龍(りゅう=応竜)・・・日本でも多くの伝説や昔話に登場し、竜神伝説など恵みの雨をもたらす神獣としても知られていますが、中国では徳のある皇帝のシンボルとされ、建物や絵画等にも多く用いられています。
一方、徳のある皇后のシンボルに用いられるのが鳳凰(ほうおう)・・・クジャクのような鳥の姿で、雄が「鳳(ほう)」、雌が「凰(おう)」なので、つまりは鳳凰と言えば雄雌一対の事を指しますので「皇帝の龍に対する皇后の鳳凰」とされる一方で、鳳凰だけでも徳の高い王者の出現を指す場合もあるようです。
次に霊亀(れいき)・・・字でお察しの通り、霊的な亀の事で、仙人が住むとされる蓬莱山(ほうらいざん)を背負う姿である事から、長寿を表すとともに、治水に長けた帝王の出現を現しているとされます。
そして麒麟・・・あらゆる獣の長であり、仁の心を持つ君主が出現する時に姿を現すとされ、一方で、殺生を嫌いどんな生命も傷つけない。。。移動する時には小さなアリも避けて通るのだとか・・・
大河ドラマの麒麟は、この「仁の心を持つ君主」と「殺生を嫌う」あたりから発展した「麒麟がくる」なのでしょうね。
瑞獣には、四霊のほかにも、
平安な世に現れる霊鳥=鸞(らん)、
善悪を冷静に判断できる優れた審判者が現れる前兆で羊に似た一角獣の獬豸(かいち)、
王の守り神でありながら、その王に徳が無いと見るや革命を起こすという九尾の狐(きゅうびのきつね)、
などがあります。
・・・で、ここまで書いててお察しの通り、私個人的に抱く明智光秀(あけちみつひで)という人のイメージは、麒麟というよりは九尾の狐のなのですが、「九尾の狐がくる」では、リズムが合わないし、なんか化けて騙されそうでコワイww
ただ、公式サイトによると麒麟出現の対象者が光秀とは決まってない(←メイン画面の長谷川博巳さんの後ろに麒麟おるけどね)みたいですが、なんだかんだで主役なんですから、主役の特権を満載しつつ、「仁の心を持つ」と「殺生を嫌う」のイメージで、ダイナミックに麒麟がやって来る所を描いていただきたと思っています。
またもや信長さんが殺生しまくりの悪人に描かれそうですが、そこンとこはドラマなので「是非に及ばず」。。。ホント楽しみにしてます。
ちなみに、おそらくは序盤あたりで放送されるであろう明智城(あけちじょう=岐阜県可児市)の落城については【光安の自刃で明智城落城~明智光秀は脱出?】>>で、
それ以外の明智光秀の関連ページは、
●将軍・足利義昭擁立で初登場!謎の明智光秀
●信長上洛後…本圀寺の変と桂川の戦い
●明智光秀の丹波攻略・前半戦~籾井城の戦い
●織田信長軍による福知山攻略戦
●八上城攻防戦は光秀の謀反のきっかけとなったか?
●「丹波の赤鬼」赤井直正と明智光秀の黒井城・攻略
●明智光秀の丹波攻略~和藤合戦と山家城の戦い
●明智光秀と丹波・福知山の明智藪
●愛宕山での連歌会の句は本能寺の意思表明か?
●天正十年6月1日~本能寺・前夜
●本能寺の変~『信長公記』より
●本能寺~その日の安土城と留守役・蒲生賢秀
●本能寺の変~数時間のタイム・ラグを埋める物は?
●本能寺の変~家康、暗殺計画説
●明智光秀と細川幽斎~二人の別れ道
●洞ヶ峠を決め込んだのは明智光秀
●古文書の虚偽と真実~これぞ歴史の醍醐味!
●明智光秀と斉藤利三と長宗我部元親と…
●天下分け目の天王山!山崎の合戦
●黒衣の宰相・天海=明智光秀説
●光秀の手紙の原本発見(2017年ニュース)
●本能寺へのルート?明智越(史跡巡り)
●戦国・安土の年表
などからご覧いただければ幸いです。
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文末になりましたが、
昨年同様、本年もよろしくお願い致します。
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2019年1月 2日 (水)
新年のごあいさつ&猪と摩利支天の話
新年 明けましておめでとうございます
平成最後のお正月となった今年はイノシシ年・・・という事で、古い川柳に
♪猪を 踏台にする 摩利支天 ♪
と謳われた摩利支天(まりしてん)のイラストを描いてみました。
(今年の大河ドラマは「いだてん(韋駄天)」ですがww)
摩利支天は勝利の神とされる事から、日本でも古くから武士の守り本尊として信仰を集めています。
梵名=マリーチ(Marich)と呼ばれていた音訳から、日本でも摩利支天と呼ばれるようになりますが、もともとのマリーチとは威光とか陽炎(かげろう)とかって意味だそうで、その光群を神格化した物で、日天の前で常に疾走していて阿修羅(あしゅら=一般的に悪鬼神や悪者の転生とされる)の軍をやっつけてくれているのだそう・・・まるでSPですな(だから武士の守り神なのね)
そして
「日は彼を見ざるも彼よく日を見る」
つまり、目の前で防御してもらってる日天でさえ摩利支天は見えないのに、摩利支天は日天を見つつ常に働いている・・・と、なんかカッコイイ~~(*゚▽゚)ノ
もちろん、日天だけではなく、私たちをも人知れず守ってくれているわけですが・・・
で、なぜ見えないか?というと、先に紹介したように「常に疾走している」=つまり、その動きが速すぎて見えないという事・・・
そのスピードの速さから、猪突猛進のイメージのある猪に「乗っている」あるいは「踏台にしている」という発想から、イノシシとともに描かれている事が多いのです。
仏画としては天女のように描かれたり、片手に弓を持っている姿が多い(手が8本ある場合もあり)のですが、「掌中に天扇を持つ」という事でイラストでも、そんな感じで描かせていただきました。
さぁ、今年は摩利支天の如く、イノシシ(年)をステップに、大きくジャンプできる年にしようではありませんか!
本年も
「今日は何の日?徒然日記」
をよろしくお願いします。。。。m(_ _)m
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2008年7月 1日 (火)
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